レポート

みんなでバリバリチューニング!第2回チューニンガソン開催

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ある秋の穏やかな昼下がり,渋谷の道玄坂を登り切った真新しいオフィスビルに,腕に覚えのあるインフラエンジニアたちが続々と集結しつつありました。10月1日。奇しくもこの日社名変更となったVOYAGE GROUP(旧社名,ECナビ)オフィス内の「パンゲア」ミーティングルームにて,第2回チューニンガソンが開催されたのです。

会場は,10月1日に社名変更したVOYAGE GROUPの会議スペース「パンゲア」にて

会場は,10月1日に社名変更したVOYAGE GROUPの会議スペース「パンゲア」にて

会場は,10月1日に社名変更したVOYAGE GROUPの会議スペース「パンゲア」にて

チューニンガソンとは

チューニンガソン(Tuningathon)とは,システムのチューニングとマラソンをかけ合わせた造語です。たとえばハッカソン(Hackathon)といえば,プログラマーが一カ所に集まり期間を限って集中的にハックするイベントですが,そのシステムチューニング版と考えればよいでしょう。

チューニンガソンでは,Webアプリケーションのパフォーマンスを向上させることを目的とします。ただし,アプリケーションプログラムそのものには手を入れることなく,下回りとなるWebサーバやDBサーバをチューニングしたり,そのほかシステム構成に手を加えることでどれだけ性能を発揮できるかを競います。

縁の下の力持ちになりがちなインフラ技術にスポットを当てるとともに,エンジニア間で知識や技能を共有するため,ゼロスタートの山崎徳之氏の呼びかけで7月9日に第1回が開催されました。今回はその第2回目です。39人,35組(ペア4組含む)のエンジニアが集合しましたが,無断欠席者なしという高い参加率にもその意気込みが表れています。

呼びかけ人の山崎氏。gihyo.jpの連載達人が語る,インフラエンジニアの心得でもお馴染みです

呼びかけ人の山崎氏。gihyo.jpの連載「達人が語る,インフラエンジニアの心得」でもお馴染みです

今回の競技ルールなど

チューニンガソンでは本番までお題が公表されません。当日明らかにされたチューニングターゲットは,「MediaWikiで構築されたWikipediaミラーサーバの読み込み速度」の向上です。前回がWordpressだったため,2回続けてPHPアプリケーションが選ばれたことになります。

参加チームにはAmazon EC2のミディアムインスタンスが2個ずつ割り当てられ,Amazon Linux 2011-02上のLAMP環境にMediaWikiがインストールされています。Wikipediaからダウンロードされた約150万項目がデータベースに登録されており,初期状態でWikipediaのミラーサーバとして動作するよう設定されています。なお,EC2のインスタンスはクラウドスポンサーであるAmazon Web Services LLCの提供です。

Amazon Web Services
http://aws.amazon.com/jp/

とはいえ,デフォルトでは毎秒0.8リクエスト程度のパフォーマンス。スコアは,秒間に処理できるリクエスト数をhttp_loadで計測します(条件は同一ゾーン内から4並列で100個のURLにアクセス)。コンテンツの読み込みのみで,更新処理はありません。チューニングにかけられる時間は前回の2時間半から2倍の5時間に増えたとはいえ,2.0リクエスト/秒がひとつの目安になるだろうと当初は予想されました。

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