FreeBSD Daily Topics

2008年10月29日論理パーティション(/, /var, /tmp)空き容量を定期的にチェック、NVIDIAドライバ 173.14.xx系port登場、Opera 9.61登場

how to

check /, /tmp/ and /var/

FreeBSDはsysinstall(8)からデフォルトでインストールした場合、次の論理パーティションを作成します。サーバを運用する場合、/var/の領域は十分に確保する必要があります。溜まりつづけるログがディスク容量を消費するからです。

  • /(/dev/*s?a)
  • swap(/dev/*s?b)
  • /var(/dev/*s?d)
  • /tmp(/dev/*s?e)
  • /usr(/dev/*s?f)

デスクトップで活用する場合でも、/var/と/tmp/の領域は時々チェックしてください。/var/にはシステムがクラッシュした際のダンプデータが書き込まれるため、一気に保存容量が減ることがあります。システムが不用意にクラッシュした場合などは再起動したあとで/var/のサイズをチェックしたほうがいいでしょう。

また/tmp/も時々チェックするようにしてください。Adobe Readerなど/tmp/にデータを保持するものがあり、使いつづけるにつれて/tmp/の容量をジワジワと消費するためです。sysinstall(8)がデフォルトで確保する/tmp/のサイズは現在のデスクトップの用途に比べると少なめです。セキュリティアップデートを実施したあとなど、なんらかのタイミングでチェックするようにしたほうがいいでしょう。

rootで直接ログインしてX.Orgを使っている場合など、アプリケーションがクラッシュした際のコアデータが/root/に出力されるため"/"論理パーティションの容量が一気に減ることもあります。適宜サイズをチェックして、おかしなキャパシティになってないかチェックするようにしてください。

ディスクの消費情報はdf(1)コマンドが、ファイルやディレクトリの総容量を調べるにはdu(1)コマンドが便利です。スワップが足りなくなることはあまりないと思いますが、swapinfo(8)コマンドでチェックできます。

ports

x11/nvidia-driver-173

NVIDIAドライバのport(x11/nvidia-driver)177.80へアップグレードしたのにともなって、1つ前のバージョンである173.14.xxでサポートされていたGPUのいくつかはサポート対象からはずれました。これを受けて新しく173.14.xx系をインストールするためのport(x11/nvidia-driver-173)が追加されました。最新のNVIDIAドライバにアップグレードして動作しなくなった場合には、このport(x11/nvidia-driver-173)を試してみてください。

www/opera
www/opera-linuxplugins

Operaのportがセキュリティ対策の実施された9.61へアップグレードされました。Operaを使っている場合には迅速にアップデートを実施してください。

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