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2009年11月13日FreeBSD 8.0-RC3登場 - ファイナルRCリリース

heads-up

FreeBSD 8.0-RC3

release - Ken Smith氏は2009年11月13日、次期メジャーリリースへ向けた最終のRC版となるFreeBSD 8.0-RC3を発表しました。なにか壊滅的な問題が発見されない限り、これが最後のRCとなり、数日以内に最終リリースへ向けたビルドが開始されるとみられます。このままいけば来週末か、さらに遅れたとしても月末にはリリースされる見通しです。

RC3の既知のバグとしてigb(4)ドライバに問題があることが発表されています。すでに9-CURRENTには修正するパッチがr199192として取り込まれています。この修正を8.0-RELEASEの一部として取り込むべきか、リリース後に不具合修正として対処すべきかは今後の報告次第で決めるといった模様です。

提供されるアーキテクチャは次のとおりです。CDROM/DVDイメージが提供されているほか、i386とamd64にはメモリスティックからインストールするためのイメージも提供されています。

amd64およびi386を使っており、7.0-RELEASE, 7.1-RELEASE, 7.2-RELEASE, 8.0-BETA1, 8.0-BETA2, 8.0-BETA3, 8.0-BETA4, 8.0-RC1、8.0-RC2のどれかを使っている場合にはFreeBSD Updateを使ってのバイナリアップデートが可能です。アップデート作業はFreeBSD 8.0-BETA3のときと同じです。BETA3からアップグレードするときは、アップグレードのダウンロード中に「INDEX-OLD.all: Invalid arguments」のようなエラーメッセージが出力されますが、これは無視できるメッセージなので飛ばしてそのまま作業を進められるという説明があります。BETA4ではこのバグは修正されています。アップデート作業の詳しい内容はFreeBSD Update to 8.0-BETA1で説明されています。

2009年7月19日の時点で共有ライブラリバージョンが更新されています。このため、それ以前のブランチからアップグレードした場合には、インストールされているすべてのアプリケーションを再構築する必要があります。バイナリのみが提供されているアプリケーションは動作しなくなるものがあります(Diablo JDK16、Operaなど⁠⁠。その場合は7互換ライブラリ(misc/compat7x)をインストールしてください。

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