benchmarks
- Benchmark of AHCI to CAM
current - ATAとネイティブコマンドキューイングが有効になったAHCI to CAMでディスクIOやシステムパフォーマンスどういった違いが現れるかをunixbench 4.
1およびbonnie++ 1. 96で計測しました。結果をATAに対する変化比率でまとめたグラフを次に示します。 unixbenchはオプションをつけずにそのまま実行、
bonnie++はrootアカウントでZFS上のディレクトリを指定して実行しています。 図1 ATAを基準とした場合のunixbench 4. 1インデックスの変化割合 (%) 図2 ATAを基準とした場合のbonnie++ 1.96 操作データ量の変化割合(%) 図3 ATAを基準とした場合のbonnie++ 1. 96 CPU利用率の変化割合 (%) unixbenchの結果では、
性能が向上する項目と劣化する項目の双方が見られ、 総合スコアとしては1%ほど性能が向上していました。bonnie++の結果も性能の上下が見られます。パフォーマンスチューニングはCAMへのマイグレーションが終わったあとで本格的に取り組まれることになると見られます。この結果は今後大きくかわる可能性があります。 以前、
Phoronixのベンチマーク結果でFreeBSDよりもUbuntuやFedoraの方がおおむね優れた結果を出していることに関して、 ディスクドライバやネイティブコマンドキューイングの差がでているのではないかという指摘がありました。 たしかに、
Phoronixで実施されているベンチマークはネイティブコマンドキューイングをサポートしているかどうか、 レイヤやドライバのパフォーマンスチューニングが徹底されているかどうかがひとつの要因になっているようです。