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- BSD licensed pathc(1)
FreeBSD 10-CURRENTにBSDライセンス版のpatch(1)が追加されました。FreeBSDはこれまでGNU patch(1)のかなり初期のバージョンであるGNU patch versio 2.
1を採用してきました。このバージョンのGNU patch(1)にFreeBSD向けのいくつかの機能を追加したものが使われています。 今回10-CURRENTにマージされたpatchはbsdpatch(1)としてインストールされます。-lと-Sのオプションを除いてすべてGNU patch(1)と互換性があり、
FreeBSD 10. 0-CURRENTではこれがデフォルトになる予定です。 システムをビルドする段階でWITH_
BSD_ PATCHを指定しておくと、 BSD patchがデフォルトのpatch(1)としてインストールされるようになります。その場合、 GNU patchはgnupatch(1)としてインストールされます。 こうしたBSD patch(1)に関する変遷がメーリングリストにおいて簡単に紹介されました。
- FreeBSDはGNU patch(1) version 2.
1を採用し、 いくつかの機能を追加したものをデフォルトとして扱ってきた。このバージョンは構成ファイルのうち2つだけがGPLのもとで提供されている - OpenBSDプロジェクトで、
GNU patch 2. 0をベースに、 GPLファイルをパブリックドメインのコードや制限のないライセンスのコードに置き換えたバージョンが開発される - DragonFly BSDへOpenBSD patch(1)が移植され、
機能拡張などが実施される - NetBSDへDragonFly BSD patch(1)が移植される
- FreeBSDへDragonFly BSD patch(1)が移植される。GNU patch(1)に適用したのと同様の機能拡張を実施し、
10-CURRENTへマージを実施
BSD patch(1)をデフォルトのpatch(1)にしたいと説明があり、
多くの開発者へ試験の実施と問題の指摘、 パッチの提供などが呼びかけられています。 FreeBSDプロジェクトはベースのユーザランドにインストールされるツールやコマンドのうち、
GPLのもとで提供されているものをBSDライセンス版のコマンドやツールへ置き換える取り組みを進めています。10. 0-RELEASEはそうした取り組みの最初のマイルストーン的なリリースになるとみられており、 完全に実現されるかどうかはまだわかりませんが、 従来よりもBSDライセンスベースのコマンドがツールが多いリリースになるものとみられます。 - FreeBSDはGNU patch(1) version 2.