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2020年3月26日Fedoraプロジェクト、新ビジョンステートメントを公開

FedoraプロジェクトリーダーのMatthew Millerは3月25日(米国時間⁠⁠、プロジェクトの新たなビジョンを示したステートメントを公開した。ステートメントの内容は「Fedoraプロジェクトは、包摂的で友好的でかつオープンマインドなコミュニティによって作られたフリーソフトウェア/オープンソースソフトウェアによる恩恵を、すべての人が受けることができる世界を目指していく(The Fedora Project envisions a world where everyone benefits from free and open source software built by inclusive, welcoming, and open-minded communities.⁠⁠」というもので、2月に発表したドラフトと同じ一文となっている。

On being part of the Fedora community - Matthew Miller

MillerはFedoraのCode of Conduct(行動規範)である「Fedoraコミュニティのメンバーは、Fedoraコミュニティ外の人々、あるいはFedoraユーザに対するときと同じように、ほかのコントリビュータに対して敬意を払うべき」についても触れており、Fedoraコミュニティという場所が包摂的で友好的(inclusive and welcoming)であること、メンバーどうしが互いに敬意をもってコミュニケーションを図ることの重要性をあらためてビジョンに込めていることがわかる。

Millerは最後に、現在世界中で猛威をふるう新型コロナウイルスについて「こういう不安定な時代だからこそ、互いを思いやり、いたわることが重要」とコメントしており、今後も新ビジョンに沿ったアプローチをプロジェクトリーダーとして取り続けていく姿勢を見せている。

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