AWS、Microsoft、Google、Huawei、Mozillaなどが支援する独立した非営利組織「Rust Foundation」が2月8日にその設立を表明した。組織の暫定的な代表(Interim Executive Director)には、RustコアチームのメンバーでMozilla出身のAshley Williamsが就任する。
- Rust Foundation -Hello World!
RustはもともとMozillaにより開発がスタートしたオープンソースのプログラミング言語で、パフォーマンスの高さやメモリ操作の安全性から近年、急激に人気が高まっている。MozillaはすでにRustの商標や関連する資産をすべてRust Foundationに譲渡済みで、今後は同ファウンデーションのプラチナスポンサーの1社として、Rustの開発と普及に関わっていくとしている。なおMozillaは2020年11月、同社が開発をすすめていたRustベースのWebエンジン「Servo」プロジェクトをLinux Foundationに寄贈している。
- Mozilla Welcomes the Rust Foundation -The Mozilla Blog
Rust Foundationは今後、Rustプロジェクトが掲げるスローガン「A language empowering everyone to build reliable and efficient software(信頼性と効率性を備えたソフトウェアをビルドするすべての人々のパワーとなる言語)」のもと、パッケージメンテナーや開発者をサポートすることに注力し、Rustエコシステムをさらに拡大していくことを目指す。