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2021年3月8日 CentOS 8がダメでもCentOS 7があるじゃない ―あるLinuxオタクによるCentOS 7モダナイゼーションへのチャレンジ

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2021年末でサポート終了(EOL)となる「CentOS 8」をめぐっては,現在も多くのCentOSユーザが強く反発しているが,ひとつ前のメインリリースである「CentOS 7」は2014年6月にリリースされた「Red Hat Enterprise Linux 7」のライフサイクルポリシー(10年サポート)に従うため,2024年6月30日までサポート継続が見込まれている

CentOS 8が使えないなら,せめてCentOS 7でEOLまでの期間を快適に過ごすことはできないものか― Linux/オープンソース関連の著書を数多く執筆し,"Linuxナード(nerd:オタク)"を自称するIgor Ljubuncicが,自身のテックサイト「Dedoimedo」でCentOS 7をアップデートした記録を公開している。

CentOS 7 - Ah ah ah stayin' alive (in 2021) -Dedoimedo

他の多くのCentOSユーザと同様,LjubuncicもCentOSのサポート終了のニュースに肩を落としたひとりだが,同時にCentOS 8だけでなくCentOS 7をインストール済みのテストマシン(Intel Core i3/Intel Haswell Mobile/メモリ7.7GB/ディスク103.3GB)の存在を思い出し,デスクトップユースの可能性を探り始めたとしている。ELRepo(RHEL向けに新しいカーネルやドライバを提供するリポジトリ)から「Linux 5.10 LTS」⁠2020年12月リリース)を取得し,3000以上のパッケージをyumでアップデート,さらにデスクトップ環境(GNOME)や主要なアプリケーションを最新版に整えた結果,高速でエレガントなCentOS 7デスクトップができあがったことを報告した。⁠CentOSが堅牢であることは知っていたし,⁠今回のアップデートが)面倒なことになるとも思っていなかった。だが,この結果は私の期待以上のものだった」⁠Ljubuncic)

LjubuncicはモダンなデスクトップとしてよみがえったCentOSを"FrankenOS(フランケンシュタインのようなOS)"と表現している。⁠今回の結果により)CentOS 8の終了にともなう悲しみが,ほんの少しだけ癒やされる」というLjubuncicの言葉通り,2021年末を過ぎても若干のあいだは,少なくともデスクトップユースとしてCentOSを楽しむことは可能のようだ。

著者プロフィール

階戸アキラ(かいとあきら)

起きてからまず海外ニュースサイトのハシゴをしないと1日を始められない海外ニュースウォッチャー。英語は英検準一級の資格を持ち,日本人と話すより英語圏の人のほうがウマが合う。