Fedoraプロジェクトは9月28日(米国時間)、10月末にリリース予定の「Fedora 35」のベータ版「Fedora 35 Beta」を公開した。Linuxカーネルは最新のLinux 5.14、デフォルトデスクトップ環境は9月23日にリリースされた「GNOME 41」を採用している。
- Fedora Linux 35 Beta Release Announcement -Fedora Mailing-Lists
Fedora 35 BetaにはGNOME版のほか、KDE Plasmaを採用したイミュータブルデスクトップ「KDE Kinoite」が含まれている。また、Fedora 34ではマルチメディアフレームワークがPulseAudioからPipeWireにリプレースされたが、Fedora 35ではPipeWireのデフォルトセッションマネージャにWirePlumberが採用されることになっており、今回のベータ版にも反映されている。
用意されているエディションはデスクトップ版の「Fedora 35 Beta Workstation」、サーバ版の「Fedora 35 Beta Server」、IoT版の「Fedora 35 Beta IoT」の3種類で、このほかにKDE PlasmaやXfceなどGNOME以外のデスクトップに対応した「Fedora 35 Beta Spins」、天文学やデザイン、セキュリティなど目的別に特化した「Fedora 35 Beta Labs」、ARMデバイスに最適化された「Fedora 35 Beta ARM」もダウンロード可能になっている。