OpenRDのリリース
以前に本連載の姉妹連載である、
SheevaPlugと同じように、
OpenRDには2種類の構成があり、
主な仕様は、
- OpenRD-Base
- "Marvell Sheeva"(88F6281) 1.
2GHz - 512MB RAM, 512MB NAND Storage
- GbE(1), USB2.
0(1) - SATA(eSATA)
- PCIe x1
- UART/
RS-232C, JTAG - SD Card Slot
- 12V ACアダプタで動作
- "Marvell Sheeva"(88F6281) 1.
- OpenRD-Client
- "Marvell Sheeva"(88F6281) 1.
2GHz - 512MB RAM, 512MB NAND Storage
- GbE(2), USB2.
0(7) [3] - SATA(内蔵SATA + eSATA各1系統)
- Audio(Analog, S/
PDIF{In/ Out}) - 2D Graphics Acceralator with D-SUB 15 up to 1280x1024@60Hz
- UART/
RS-232C, JTAG - RS485
- SD Card Slot
- I2C/
SMBUS - アルミ製エンクロージャ
(別売,$50、 注4) - 12V ACアダプタで動作
- "Marvell Sheeva"(88F6281) 1.
なお、
DisplayLinkのUSBビデオアダプタ
USB接続のディスプレイやUSBビデオアダプタを利用したいと考えているユーザーにとって、
Ubuntu Weekly Newsletter #142
Ubuntu Weekly Newsletterの#142がリリースされています。日本語版も翻訳予定です。
その他のニュース
- Landscape 1.
3がリリース され、Amazon EC2で動作するUbuntuをサポートするようになりました。より詳しい内容や、 スクリーンショットはLandscape Blogを見てください。 - Sketch
(現Skencil) からブランチしたドローツール (IllustratorやCorel Drawなどに相当するもの)、 sK1のベータリリースが行われています。Ubuntu 9. 04などで動作するパッケージも用意されています [7]。 - Compizと合流してプロジェクトを閉じたBerylが、
復活しました。 - VMwareからQEMU-KVMへマイグレーションする方法。
- Ubuntu Netbook Remixのディスクイメージを、
VBoxManageコマンドを用いて仮想マシンイメージに変換する方法。
今週のセキュリティアップデート
今週リリースされたアップデータはNTPに関するものだけです。基本的にはどちらもデフォルト設定では問題がない
- usn-777-1:NTPのセキュリティアップデート
- https://
lists. ubuntu. com/ archives/ ubuntu-security-announce/ 2009-May/ 000905. html - 現在サポートされている全てのUbuntu
(6. 06 LTS・ 8. 04 LTS・ 8. 10・ 9. 04) 用のアップデータがリリースされています。CVE-2009-0159, CVE-2009-1252を修正します。 - CVE-2009-0159は、
ntpqコマンドがNTPdの動作状況を表示する際の問題で、 悪意あるサーバーに接続している場合、 2byteのバッファオーバーフローを発生させることが可能です。悪意あるコードを実行できる可能性は極めて低いものですが、 ntpqがクラッシュします。 - CVE-2009-1252は、
NTPdの暗号処理ルーチンの問題で、 悪意ある細工の施されたパケットを受け取った場合に、 NTPdのクラッシュ、 または任意のコードを実行される可能性があるものです。この問題は、 autokeyによる暗号化通信を行っている場合のみ影響します。autokeyを有効にしている場合、 /etc/ ntp. conf内の 「server」 などの各設定行に必ず 「autokey」 という単語が含まれています。また、 一般的な設定では 「crypto pw (パスフレーズ)」という形で、 autokey認証に用いる秘密鍵ファイルのパスフレーズを指定していることがほとんどです。これらの行をコメントアウトし、 ntpdを再起動することで暗号化を停止し、 影響を受けない状態にすることが可能です。 - 対処方法:通常の場合、
アップデータを適用することで問題を解決できます。
- https://