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2017年11月17日号DellのUbuntu搭載PCのリフレッシュ・Ubuntu Enterprise Summit

DellのUbuntu搭載PCのリフレッシュ

Dell製のワークステーション/ハイエンドPCシリーズ、Precisionブランド製品のリフレッシュがCanonicalのプレスリリースで触れられています。DellとUbuntuはかなり長期の関係に渡っており、Project Sputnikのような「開発者向け」モデルも含め、一定の数のプリインストールモデルがリリースされ続けています。

今回のリフレッシュでもPrecisionの各モデルでUbuntuをプレインストールOSとして選択することができ、各マシンがHardware Certificationを取得している状態となっています。現時点では日本国内モデルには反映されていないものの[1]、「手軽にUbuntuを利用したい」場合に最適な選択肢のひとつと言えるでしょう[2]

その他のニュース

今週のセキュリティアップデート

usn-3473-1:OpenJDK 8 のセキュリティアップデート
usn-3346-3:Bind のセキュリティアップデート
  • https://lists.ubuntu.com/archives/ubuntu-security-announce/2017-November/004132.html
  • Ubuntu 12.04 ESM用のアップデータがリリースされています。CVE-2017-3142, CVE-2017-3143を修正します。
  • usn-3346-1/usn-3346-2の12.04 ESM用パッケージです。
  • 対処方法:アップデータを適用の上、Bindを再起動してください。
usn-3476-1:postgresql-common のセキュリティアップデート
  • https://lists.ubuntu.com/archives/ubuntu-security-announce/2017-November/004133.html
  • Ubuntu 17.10・17.04・16.04 LTS・14.04 LTS用のアップデータがリリースされています。CVE-2016-1255, CVE-2017-8806を修正します。
  • 古典的symlink攻撃を行えるケースがありました。
  • 対処方法:通常の場合、アップデータを適用することで問題を解決できます。
usn-3478-1:Perl のセキュリティアップデート
  • https://lists.ubuntu.com/archives/ubuntu-security-announce/2017-November/004134.html
  • https://lists.ubuntu.com/archives/ubuntu-security-announce/2017-November/004135.html
  • Ubuntu 17.04・16.04 LTS・14.04 LTS・12.04 ESM用のアップデータがリリースされています。CVE-2017-12837, CVE-2017-12883を修正します。
  • 特定の正規表現の処理において、メモリ破壊を伴うクラッシュが生じることがありました。任意のコードの実行が可能な疑いがあります。
  • 対処方法:通常の場合、アップデータを適用することで問題を解決できます。

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