2019年のUbuntu
2018年のUbuntuは,
2019年はUbuntuとしては20.
今回は,
- 注1
- LTS前の駆け込み新機能投入による混乱
(と, 新機能投入のスリップによる平穏なリリース) はUbuntuにとっては定例行事的だ, という考え方もあります。
Ubuntuそのものの変化・ 32bit (i686) との決別
2019年に予想されるUbuntuのもっとも大きな変化は,
現実問題として,
Ubuntuとして考える場合は
少なくとも2021~2023年まではi386環境の利用は可能であることから,
- 注2
- 比較的マイナーなVIA製CPUやその後継にあたるZhaoxin製CPUも現状では64bit対応を果たしており,
「対応しないCPU」 は現行ラインからは消滅していることになります。 - 注3
- 現行のLinux環境では64bit非対応のソフトウェアは消滅しつつありますが,
「バイナリだけが存在する」 タイプのソフトウェア (特に過去のソフトウェア資産) を利用しようとすると, 32bitバイナリとの併用が必要になる場合があります。 - 注4
- LTSリリースのLubuntuは3年サポートです。
- 注5
- 中古等を含めて考えても,
現在入手/利用可能な32bitサポートのみのCPUはCore Duo (Core 2 Duoではなく無印の方) や古いAtomで, これが2021年まで実用か, と考えると妥当な判断と言えます。
Snapパッケージの進展
2019年のUbuntu Desktopにおける変化を予想するのであれば,
現時点のUbuntuのパッケージングポリシーの限界として,
今後,
DockerとSnap・ juju・ LXD
Snapやjuju,
現在のサーバー環境において,
Snapは技術的な詳細はかなり異なるものの,
こうした状況から,
逆に,
- 注6
- ただし,
LXDにもgVisor, Firecracker, Kata Containerといった実質的なライバルは存在しており, 戦国時代の中を生きているプロダクトです。