先日リリースされたUbuntu 18.
本記事の続編として次の記事が公開されています。
システムコンテナの管理ツールであるLXD
LXDはCanonical主導のもと開発されているシステムコンテナの管理ツールです。
コンテナ型の仮想環境と言えばDockerが有名ですが,
- ※1
- もっとも重要な名前空間やcgroupなどは,
「LXCで学ぶコンテナ入門 -軽量仮想化環境を実現する技術」 がとても参考になります。
LXDは一度インスタンスを構築しログインしたあとは,
つまりLXDはコンテナ技術を利用した,
Ubuntu 18.
- LXD 2.
0.x: 2018年4月以前のLTSブランチ - LXD 2.
x: 2018年4月以前のフィーチャーブランチ - LXD 3.
0.x: 最新のLTSブランチ - LXD 3.
x: 現在のフィーチャーブランチ
16.
LXD 3.
いくつかの改善ポイントをあげてみましょう
- ※2
- 筆者の個人的な趣味に基づいてピックアップしています。変更点一覧はLXDサイトのニュースページを参照してください。
- ホストとコンテナ間でのGPUパススルーやSR-IOVなどの設定が簡単に
- storage/
networkの設定UIの拡充 - UID/
GIDマッピングをコンテナごとに設定できるように - 事前設定ファイルを用いた
lxd init
の自動化 - EC2ライクな
「インスタンスタイプ」 によるリソース制限設定 - Dockerライクな
「ストレージボリューム」 機能 lxc console
によるコンソールへのアタッチ- 複数のマシン間のLXDのクラスタリング
- ホスト上のキャラクターデバイス・
ブロックデバイスのホットプラグ (コンテナへの自動追加) のサポート - ホスト・
コンテナ間のネットワーク転送を簡単に実現できるproxyデバイスの追加
なお,
LXDのインストール方法
Ubuntu 18.
$ sudo apt install lxd btrfs-progs
btrfs-progsパッケージは,
Ubuntu 16.
(Ubuntu 16.04 LTSで2.0系よりあとのリリースをインストールする方法) $ sudo apt -t xenial-backports install lxd
18.
snap版はchannelを利用してリリースブランチを指定可能です。
- latest: 現在のフィーチャーブランチ
- 2.
0: 一つ前のLTSブランチ - 3.
0: 最新のLTSブランチ
$ sudo snap install lxd ←常に最新のフィーチャーリリースに更新される $ sudo snap install lxd --channel=2.0 ←2.0系の最新LTS版を使用する $ sudo snap install lxd --channel=3.0 ←3.0系の最新LTS版を使用する
ちなみにLXDの管理コマンドであるlxc
コマンドを管理者権限なしに実行したい場合は,
Ubuntuサーバーをインストールした場合は,
上記に該当しないユーザーを管理者権限なしにLXDの操作をしたい場合は,