連載
LXCで学ぶコンテナ入門 -軽量仮想化環境を実現する技術
Linuxにおける最近のホットな話題のひとつに「仮想化」があります。仮想化技術はVPSやIaaSの基礎として,現在,急速に利用範囲を広げています。本連載では,この仮想化技術の中でも最近注目を集めている軽量な仮想化を実現する「コンテナ」と,その実装のひとつであるLXCを取り上げ,その使い方や開発の現状を紹介していきます。
- 第49回 cgroup v2のリソース分配の方法とインターフェースファイルの操作
- cgroupとcgroup内ファイルの命名規則
- コントローラがリソース分配を行う方法
- インターフェースファイル内のフォーマット
- デフォルト値の変更
- まとめ
2022年3月24日
- 第48回 cgroup v2から使うコントローラとmiscコントローラ
- cgroup v2で使えるコントローラ
- miscコントローラ
- まとめ
2021年12月21日
- 第47回 非特権コンテナの可能性を広げるseccomp notify機能
- 非特権コンテナが行う操作
- システムコール
- seccomp
- seccomp notify
- LXDでのseccomp notify機能の実装
- まとめ
2020年12月15日
- 第46回 Linuxカーネルのコンテナ機能 ― cgroupの改良版cgroup v2[7]
- スレッド化サブツリーの操作
- `cgroup.threads`ファイルへのタスクの登録権限
- root cgroupの扱い
- まとめ
2020年9月23日
- 第45回 Linuxカーネルのコンテナ機能 ― cgroupの改良版cgroup v2[6]
- cgroup v2とCPUコントローラ
- スレッドモード
- まとめ
2020年7月28日
- 第44回 Linuxカーネルのケーパビリティ[3]
- コンテナとファイルケーパビリティ
- まとめ
2019年12月10日
- 第43回 Linuxカーネルのケーパビリティ[2]
- プログラム実行時のケーパビリティ
- Ambientケーパビリティ
- バウンディングセット
- まとめ
2019年11月26日
- 第42回 Linuxカーネルのケーパビリティ[1]
- setuid
- ケーパビリティ
- プロセスのケーパビリティ
- ファイルケーパビリティ
- まとめ
2019年11月19日
- 第41回 Linuxカーネルのコンテナ機能 ― cgroupの改良版cgroup v2[5]
- nsdelegate オプション
- cgroup v2コアで使用する4.14カーネルで追加されたファイル
- まとめ
2018年12月14日
- 第40回 Linuxカーネルのコンテナ機能 ― cgroupの改良版cgroup v2[4]
- 非特権ユーザに対する権限委譲
- まとめ
2018年8月22日
- 第39回 Linuxカーネルのコンテナ機能 ― cgroupの改良版cgroup v2[3]
- 子cgroupを持つ場合の制約
- cgroup状態通知
- cgroup v1での状態通知
- cgroup v2
- まとめ
2018年4月10日
- 第38回 Linuxカーネルのコンテナ機能 ― cgroupの改良版cgroup v2 [2]
- cgroup v2のマウント
- cgroup v2コアで使用するファイル
- cgroupの作成
- cgroupの削除
- cgroupへのプロセスの追加,削除,確認
- プロセスが所属するcgroupの確認
- サブシステム(コントローラ)の制御
- まとめ
2017年12月19日
- 第37回 Linuxカーネルのコンテナ機能 ― cgroupの改良版cgroup v2[1]
- cgroup v1の特徴のおさらい
- cgroup v1の問題点
- cgroup v2の開発
- cgroup v2の特徴
- 規約の整備
- まとめ
2017年12月5日
- 第36回 コンテナのネスト[2]
- pam_cgfs
- 非特権コンテナのネスト
- まとめ
2017年10月11日
- 第35回 コンテナのネスト[1]
- 親コンテナの作成と起動
- 子コンテナの作成と起動
- 孫コンテナの作成と起動
- cgroupの確認
- LXCコンテナ内でのDocker
- まとめ
- 第11回 コンテナ型仮想化の情報交換会@大阪
2017年7月18日
- 第34回 Linuxカーネルに実装されたcgroup名前空間 ─ コンテナ内のcgroup管理[2]
- /proc/[PID]/nsディレクトリ
- cgroup名前空間
- まとめ
2016年12月13日
- 第33回 cgmanagerとLXCFS ─ コンテナ内のcgroup管理[1]
- cgmanager
- LXCFS
- まとめ
- 第10回 コンテナ型仮想化の情報交換会@東京
2016年11月29日
- 第32回 コンテナのチェックポイント・リストア
- チェックポイント・リストアとCRIU
- CRIUが動作する環境
- CRIUの用途
- CRIUコマンド
- CRIUを使ったプロセスのチェックポイントとリストア
- 異なるホスト間でのチェックポイント・リストア
- lxc-checkpointコマンド
- まとめ
2016年6月21日
- 第31回 LXC 1.1[2]
- ディレクトリのinclude
- コンテナがinitとして実行するプログラム
- 柔軟なlxc.cap.keepの設定
- コンテナのinitへ渡す環境変数
- lxc.pivotdirの無効化
- lxc.autodev処理の変更
- lxc.kmsgのデフォルト値の変更
- lxc.mount.auto の sys の変更
- まとめ
2016年2月16日
- 第30回 Linuxカーネルのコンテナ機能[8]― cgroupのpidsサブシステム
- cgroup
- cgroupによるプロセス数の制限
- pidsサブシステムを有効にしたカーネルの作成
- マウントとグループの作成
- pidsサブシステム用ファイル
- 制限を追加する
- 階層構造
- pidsサブシステムのカーネルの実装
- 制限以上のプロセスをグループに追加する
- プロセスが登録された状態でグループの制限値を変更する
- まとめ
2015年12月15日