今回はOpenStack installerを使って,
OpenStackをインストールするということ
「OpenStack」
そんな
ただソフトウェアのインストールと設定が複雑というだけでなく,
そんな中,
- 仮想化支援機能がついた8コアのCPU
- 12GバイトのRAM
- 20Gバイト程度のHDD
NICは1枚でかまいません。いくつかのサービスをKVM上で動かすために,
設定の柔軟性もほとんどありませんので,
- なんでもいいからとりあえず動くOpenStack環境が欲しい
- 一般的なご家庭なのでPCなんてメインの1台しかない
- ハイスペックな1台をイベント会場に持ち込んでデモしたい
- 注1)
- 平たく言うとPackstackのUbuntu版です。
- 注2)
- 今回紹介するシングルインストールの他に,
MAASを使ったマルチインストールモードもあります。マルチインストールモードのときは, 必要なPCの台数が増えるかわりに, 個々のスペックはもう少しおさえられます。
マシンを用意する
実際にUbuntu OpenStack installerを使って,
OpenStack installerはKVMを利用します
今回はConoHaの
- 注3)
- Orange Boxが転がっているご家庭なら存在するようですが,
内蔵NUCのスペックだとシングルインストールは厳しく, むしろマルチインストール向けでしょう。 - 注4)
- LXCの上にKVMで環境を構築し,
そのKVMの上にLXCで複数の環境を共存させています。 - 注5)
- VPSのサービスによってはクーポンなどもついているのでそれを使うと良いでしょう。
インストールしてみる
OSとしてあらかじめUbuntu 14.
まずはOpenStack installerのPPAを追加し,
$ sudo apt-add-repository ppa:cloud-installer/ppa $ sudo apt update $ sudo apt install cloud-installer
追記(2015/11/14)
現在はPPAの構成が変わっているため上記の方法ではインストールできません。次の手順を試してみてください。
$ sudo apt-add-repository ppa:cloud-installer/stable $ sudo apt update $ sudo apt install openstack
また,
次にcloud-installコマンドでOpenStackのインストールを開始します。ただしその前に,
$ sudo editor /usr/share/cloud-installer/cloud-install (ファイルの最後のほうにあるmax_triesの数を50から任意の値に増やす) wait_for_running() max_tries = 500 while not cloud_init_finished() and max_tries != 0: print("* Waiting for container to finalize, please wait ...") max_tries = max_tries - 1 time.sleep(1)
あとはcloud-installコマンドを実行するだけです。
$ sudo cloud-install
そのまま数分待つと,
「Single system」
- 注6)
- 具体的には
「sudo: /usr/ share/ cloud-installer/ bin/ cloud-install-bootstrapped: command not found」 のようなエラーメッセージが表示されるはずです。
環境のアンインストール
OpenStack installerはまずその環境にLXCでOpenStack用のコンテナー
$ sudo cloud-install -u
もし,
状態表示とマシンの管理を行うcloud-statusコマンド
OpenStackのインストールジョブ投入が一通り終わると,
もし数十分待ってもcloud-statusが上記のような画面にならない場合は,
$ sudo lxc-attach -n uoi-bootstrap -- cloud-status