前回に続き,
前編の補足
前編である第631回の補足事項が2つあります。
まずはチップセットというかマザーボードの選択で、
前編ではグラフィックが正しく認識されないということでMainline Kernelの5.
CPUベンチマーク
その1:LibreOfficeビルド編
では実際にベンチマーク結果を見ていきましょう。まずは
Ubuntu 20.
今回はわかりやすくLibreOffice Calcで作成したグラフにしてみました。図1です。
Ryzen 5 3400Gはコア数・
Ryzen 7 PRO 4750Gは遅すぎではないかと思ってCPUファンを交換してみましたが,
その2:Phoronix Test Suite編
次に実行したのはPhoronix Test Suiteで,
Phoronix Test Suiteにはカーネルのビルド時間を計測するベンチマークがあります。まずはこれを見ていきましょう。
図2のとおり,
もうひとつマルチスレッドの結果であるXZの圧縮は図3です。
これもほぼ同じ傾向で,
ではシングルスレッドの性能はどうでしょう。Coremarkの結果がわかりやすいので,
図4 Coremarkのベンチマーク

純粋なシングルスレッド性能は,
あとマルチスレッドでの性能差を説明できそうなこととしては,
残念ながらベンチマークからL3キャッシュの差が明確にわかるものはありませんが,
Ryzen 7 PRO 4750G,
一般的な用途
7-Zipでの圧縮が図7のとおりです。
パスワードクラックツールであるJohn The Ripperの結果が図8のとおりです。
7-ZipとJohn The Ripperの傾向はよく似ています。LibreOfficeとのビルド時間の傾向とも似ているため,