Ubuntuはマルチユーザーに対応したシステムです。つまりシステムを使用する際は,
一般的なログイン方法
おそらくUbuntuを日常的に使っている人で,
- ※1
- 恐るべきことに
「Ubuntuをインストールしてみたけれども, 設定したパスワードがわからなくなったため, 初回起動でUbuntuの利用を諦めた」 というケースを聞いたことがありますので, 初心者を含めるとゼロではないようです。
歴史的経緯から,/etc/
ファイルに記載されてはいるものの,/etc/
以外にもさまざまな
- ※2
- 全容を把握しようとすると,
よくわからない過去の遺産・ 古いスタイルのコード・ 唐突に行われた仕様変更の跡・ いきなり現れた 「これまでの古いシステムを一掃し, 置き換え可能であるスマートでモダンなやり方」 と自称するソフトウェア・ 心ないマサカリなどによって, どんどんライフが削られていきます。
ただし出来合いのものをそのまま使うのであればそこまで難しくはありません。特にデスクトップ版のUbuntuであれば,
ログインに成功したらそのユーザーの
Ubuntuサーバーであっても,
$ ssh ubuntu@nuc.local Welcome to Ubuntu 20.04.1 LTS (GNU/Linux 5.4.0-48-generic x86_64) * Documentation: https://help.ubuntu.com * Management: https://landscape.canonical.com * Support: https://ubuntu.com/advantage 0 updates can be installed immediately. 0 of these updates are security updates. The programs included with the Ubuntu system are free software; the exact distribution terms for each program are described in the individual files in /usr/share/doc/*/copyright. Ubuntu comes with ABSOLUTELY NO WARRANTY, to the extent permitted by applicable law. To run a command as administrator (user "root"), use "sudo <command>". See "man sudo_root" for details.
SSHにおけるパスワード認証と公開鍵認証
sshログインする場合,ssh-import-id
」
(リモートマシン上)$ ssh-import-id lp:(LaunchpadのID) 2017-11-16 21:38:48,042 INFO Authorized key ['2048', 'SHA256:hthMPCKLGShIxYq57pxS/PXXJyRFGwmh4kdRtSDnr5c', 'shibata', '(RSA)'] 2017-11-16 21:38:48,044 INFO Authorized key ['2048', 'SHA256:ZtuahRXGnK6gHb2/bwBoTM2bLERVpJs8dczzeY/qpdo', 'shibata@shibata-desktop', '(RSA)'] 2017-11-16 21:38:48,047 INFO Authorized key ['2048', 'SHA256:C8EoTol3lbkWtXe8Q38GGRpPZQ6HBS/LDIZfghlzP9I', 'shibata@pomera', '(RSA)'] 2017-11-16 21:38:48,048 INFO [3] SSH keys [Authorized]
引数はssh-copy-id
」
(ローカルマシン上)$ ssh-copy-id (リモートマシンのアドレス)
公開鍵認証が使えるようになれば,
Ubuntuサーバーであれば,
$ grep PasswordAuth /etc/ssh/sshd_config #PasswordAuthentication yes # PasswordAuthentication. Depending on your PAM configuration, # PAM authentication, then enable this but set PasswordAuthentication
重要なのは最初の行です。先頭の#
」
パスワード認証を無効化するには,
$ sudo sshd -t /etc/ssh/sshd_config: line 124: Bad configuration option: BadConfigurationLine /etc/ssh/sshd_config: terminating, 1 bad configuration options
上記のようにエラーメッセージが表示される場合は,
$ sudo systemctl reload sshd.servie
ちなみにUbuntuのSSHサーバー向けのサービスファイルには,sshd -t
」
なお,
- ※3
- プランBの候補は環境により大きく異なります。商用のリモートサーバーであれば,
シリアルコンソール接続をサポートしていることが一般的です。IPMI/ BMCなどのリモート管理システムが搭載されている物理サーバーならipmitoolなどのコマンドを使うという手もあるでしょう。クラウドサービスなら, インスタンスを作り直して設定を再度流し込むのが一番の近道になりそうです。