Ubuntu Weekly Recipe

第661回 リモートデスクトップビューアー,Remminaを使用する

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今回はリモートデスクトップビューアーでありながら多機能なRemminaを,第638回よりも詳細に紹介します。

Remminaとは

RemminaはあらかじめUbuntuにインストールされているリモートデスクトップビューアーです。Ubuntuにインストールされるようになったのは12.04 LTSからで,長く安定して開発が進められていることがわかります※1⁠。

※1
余談ですが,Ubuntu 8.04 LTSから11.10までデフォルトのリモートデスクトップビューアーだったVinagreは現在も開発が継続しており,シンプルなVNC/RDPビューアーを使用したい場合にはこちらを選択するのもいいでしょう。

ここではRemminaを便宜上「リモートデスクトップビューアー」と呼んでいますが,SSHやSFTPクライアントとしても使用できます。すなわちサーバー(ヘッドレス)で運用している場合でもクライアントとして使用できます。

このようにRemminaは多機能ですが,今となっては使いどころがなくなった機能,使い方がよくわからない機能が残っていたりします。充分なドキュメントもないため,どういった機能なのかを追跡するのが困難です。本記事も可能な限り正確になるように努めましたが,誤りが含まれる可能性があることはご承知おきください。

使用するRemmina

前述のとおりRemminaはUbuntuにインストールされていますが※2⁠,Snapパッケージでも提供されています。Remminaはこまめにバージョンアップが行われているため,より最新版が使用できるSnapパッケージのほうがいいでしょう。

※2
ただしインストール時に「最小インストール」オプションを選択した場合は別途インストールが必要です。

Ubuntu Softwareを起動し,⁠remmina」で検索して「ソース」「ubuntu-groovy-main」⁠Ubuntu 20.10の場合)のRemmiaを削除し図1⁠,⁠ソース」「latest/stable」のRemminaをインストールします図2⁠。

図1 今回はインストールされているDebパッケージ版は削除する

図1

図2 今回はSnapパッケージを使用する

図2

「Permission」を開き,権限を有効にしてください図3⁠。

図3 権限(conferment)を有効にする

図3

またこれだけではmDNS(Avahi)での名前解決ができないため,nscdパッケージをインストールしてsnapdを再起動してください。端末で実行する場合は次のとおりです。

$ sudo apt install nscd
$ sudo systemctl restart snapd.service

Snapパッケージではホームフォルダーを個別に作成するため,.sshフォルダーとその以下にあるファイルの扱いには注意が必要です。

著者プロフィール

あわしろいくや

Ubuntu Japanese Teamのメンバー。VirtualBoxなどの翻訳を手がける。技術同人サークルteam zpn主宰。ほか原稿執筆を少々。