Adobe、200億ドルでコラボレーションデザインツールFigmaを買収――共同制作と創造の新しい時代が到来

さまざまなクリエイティブツールを開発・提供するAdobeは2022年9月15日(米国時間⁠⁠、コラボレーションデザインツールを提供するFigmaを約200億ドルで買収する意向を表明した

ブラウザベースで共同デザインが可能なFigma

Figmaの一番の特徴は、Webブラウザ上でデザインを行える点で、専門的なデザインツールと比較して利用者に求めるスキルが低いため、さまざまな職域のメンバーが、気軽に共同デザインに参加できる。

2022年3月の発表時点では、80%以上が米国外在住者、また、約3分の2のユーザが非デザイナーとなっていることからも、専門的なコラボレーションデザインツールに比べても、敷居の低さと利用者属性の幅の広さがわかる。

2022年3月には、アジア初となる拠点として、日本法人を設立している。

各種Adobeツールとのシナジー、新たなデザイン体験の創出に期待

今回の買収により、デジタルデザインを支える各種ツール、それらがもたらすデザイン体験を提供するAdobeが、視覚的なコラボレーションデザイン機能を持つFigmaを買収することにより、今まで以上に、数多くのクリエイター同士でのユニークかつ新たなクリエイティブデザインの創出が期待される。

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