イラストでわかる! Blenderの基礎知識 ~モデリング編~

Blenderの構成画面を実際に見てみよう

本連載はBlenderの基本的な知識、機能についてイラストを交えながら紹介していくものです。第2回目は、Blenderの画面構成について説明していきます。

前回はBlenderでできることについて、代表的なものをいくつか紹介しました。そして今回は、さっそくモデリングの機能について紹介!……ではなくて、Blenderの画面構成について取り上げたいと思います。というのも、Blenderの画面構成はちょっと独特なのです。そのため、モデリングの機能の前に知っておいたほうがいい知識として紹介していきます。

実際の画面構成を見てみよう!

Blenderでは複数のパネルから1つの画面が作られています。6つのパネルに分類できるので、1つ1つがどのような役割なのかを見ていきましょう。

① ヘッダーメニュー

画面左上の「ヘッダーメニュー⁠⁠。ファイルを保存したりヘルプを見たりするためパネルです。他のアプリでもこのようなメニューを見たことある人は多いはずです。

② ワークスペース

ヘッダーメニュ―の隣にある「ワークスペース⁠⁠。Blenderにはモデルを作ったり、アニメを作ったり様々な機能がありますが、各作業ごとに適したワークスペースが用意されています。それを選択できるのがこの「ワークスペース」になります。

③ 3Dビューポート

画面を1番占めている中央の「3Dビューポート⁠⁠。Blenderを操作する上でメインとなる画面です。モデルを作るのに使う画面と覚えてくといいでしょう。

④ アウトライナー

画面右上にある「アウトライナー⁠⁠。ここには、今どんなオブジェクトがあるかを一覧で表示します。オブジェクトを非表示にしたり、選択できないようにしたりといった設定も可能です。

⑤ プロパティ

アウトライナーの下にある「プロパティ⁠⁠。その名のとおり、オブジェクトのいろいろなプロパティを表示するパネルです。たとえば、⁠オブジェクトの色を設定したい!」といったときに使ったりします。

⑥ タイムライン

画面1番下にある「タイムライン⁠⁠。アニメーションを作るときに、主に使うエリアです。アニメーションをつけていなくても、スペースキーを押すとアニメーション再生の動作が行われます。もう一度スペースキーを押すことで、再生を止められます。

パネルのカスタマイズ

Blenderの画面構成は前項で説明したとおりです。操作していくうちに、各パネルの役割について徐々に理解できていきますので、今は「へーこんな感じなのかー」くらいで特に問題ありません。

ただし、この画面構成ははあくまでデフォルトの場合であって、そこからさらにパネルのサイズを変更したり、分割したり、統合したり……といったことも可能です。

パネルのサイズを変更する

パネルのサイズを変更するには、最初にサイズを変更したいパネルの境目にカーソルを持っていきます。すると、カーソルの形が両端とも矢印のものに変わります。そのときに、サイズを変更したい方向へマウスを左クリックしながらドラッグすることで、パネルのサイズを変更できます。

パネルを分割する

パネルを分割するには、分割させたいパネルの四隅へカーソルを持ってきます。すると、カーソルの形が十字マークに変わります。そのときに分割したい方向へマウスをドラッグさせることで、パネルを分割できます。

パネルを結合する

パネルの統合は、分割したパネルを元に戻したいときなどにする操作です。操作方法は、パネルを分割したときとほぼ同じ。まずは統合させたいパネルの四隅へカーソルを持っていきます。そして、十字マークへカーソルが切り替わったら統合させたい方向へカーソルをドラッグさせます。すると、カーソルが矢印の形へと変わります。これは矢印を向いている方向のパネルが統合されるよということを表しています。矢印の向きを確認して、ドラッグをやめれば統合できます。

まとめ

今回は、Blenderの画面構成について説明していきました。Blenderを操作する上で基本的な知識となるため、少しでも理解が進む手助けとなれば嬉しいです。

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