イラストでわかる! Blenderの基礎知識 ~モデリング編~

Blenderの機能「細分化」「チェッカー選択解除」見てみよう

本連載は、Blenderの基本的な知識、機能についてイラストを交えながら紹介しています。第16回目は、前回のモデリングで使った新しい機能「細分化」「チェッカー選択解除」について説明します。

今回取り上げる「細分化」はモデリングでもよく使う機能で、⁠チェッカー選択解除」は知っておくと便利な機能になります。

細分化

細分化は名前からもわかるとおり、ポリゴンを分割することです。細分化は、⁠編集モード」でオブジェクトを選択し、右クリックして表示されたメニューから「細分化」を選択すると、ポリゴンが細分化されます。

細分化を行うと、画面左下に細分化のオプションが表示され、そこから細分化する数や、細分化したポリゴンを曲げて全体的に丸みを持たせるかなどの設定を行うことができます。

例として以下のような設定が行えます。

分割数

「分割数」では、ポリゴンをどれだけ分割するかの数を設定します。数は大きくなればなるほど、ポリゴンの分割される数は大きくなります。

スムーズ

スムーズとは、分割したポリゴンをどれだけ曲げるかを設定します。⁠0⁠⁠~⁠1」の値を設定でき、値が大きいほど曲げる強さが大きくなります。

フラクタル

フラクタルとは、細分化した頂点をランダムに動かす設定を行えます。値を大きくするほど、頂点の動く大きさが大きくなります。

チェッカー選択解除

チェッカー選択解除とは、頂点や辺、面を1個飛ばしで選択できる機能です。頂点をまとめて選択し、画面上部にある[選択]から[チェッカー選択解除]を選択すると、まとめて選択した頂点が1個飛ばしで選択が解除されます。

例えば円があって、全頂点を選択したあと、1個飛ばしで選択解除をします。その状態で頂点を縮小するとギザギザの円を作ったりできるわけですね。

チェッカー選択解除を行うと、画面左下にオプションメニューが表示されます。それぞれの意味を見ていきましょう。

選択解除

選択解除では、頂点を何個飛ばしで選択解除するかを設定します。

選択

選択では、選択状態にしたままの頂点を何個にするかを設定します。⁠選択解除」の反対ですね。

オフセット

オフセットでは、選択解除した頂点の位置をいくつずらすかを設定します。

今回は、⁠細分化」「チェッカー選択解除」について見てきました。次回は、モディファイアの1種「ソリッドモディファイア」などを見ていく予定です。

次回もよろしくお願いします!

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