イラストでわかる! Blenderの基礎知識

Blenderで知っておくと便利なアクション機能について見ていこう

本連載は、Blenderの基本的な知識、機能についてイラストを交えながら紹介しています。

前回は、グラフエディターを使って、作成したアニメーションに緩急をつける方法を見ていきました。今回は、アクション機能というものを使って、このアニメーションを管理する方法について見ていきましょう。

アクションとは

アクションとは、作成したアニメーションの動きを一つにまとめる機能のことです。

例えば、⁠歩く」動きを作成した場合、ボーン1つ1つに動きをつけていきます。それらの動きを「walk」という名前でアクションとして登録できます。

アクションとして登録したあと、⁠ストリップ化」という操作を行うことで、ストリップ化したほかのアクションと組み合わせて動きをつけたり、アクションを繰り返して動きをつけたり、といったことが可能になります。

ストリップ化とは、⁠ノンリニアアニメーションエディター」内で、作成したアクションを帯状に表示することです。次回、ストリップ化について詳しく見ていきます。

アクションの登録方法

アクションを登録するには、⁠アクションエディター」から操作を行います。まず、画面下にある「タイムライン」「ドープシート」に切り替えます。すると、ドープシート内左上に、モードを選択できる箇所があるので、そこから「アクション」を選びましょう。

すると、アクションエディターが開かれます。アクションエディターが開かれたら、エディター右上にある「新規」をクリックし、任意の名前をつけましょう。これで、アクションを登録する準備ができました。

準備が整ったら、通常のアニメーションを作成するときと同じように、オブジェクトに動きをつけていきます。

アニメーションが作成できたら、かならず画面右上にある盾のマークにチェックを入れておきましょう。というのもBlenderでは通常、作成したアクションなどのうち、利用していないデータを再起動時に削除してしまいます。この盾マークにチェックを入れることで「このアクションは利用されているよ!」という状態にでき、Blenderが勝手に削除してしまうことはなくなるわけです。


今回は、アクション機能について見ていきました。次回は、このアクション機能をより便利に使いこなす「ストリップ化」について見ていきます。次回も読んでくださると嬉しいです!

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