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新型スマートリングOURA Ring 4レビュー(前編)

スマートリング、OURA Ringの4世代目となる「OURA Ring 4」が到着したのでレビューをします。

OURA Ringは、初代をKickstarterでバックして以来愛用しており、OURA Ring 2, 3とアップデートを続けて、OURA Ring 4も発売を知ってから迷いなくアップデートを決断して、公式サイトで予約をして購入しました。10月15日から発送となっていましたが、筆者分は10月25日の発送で28日に到着しました。

選んだ仕上げはブラックです。仕上げの違いで349~449USドルまでの価格幅がありますが、選んだブラックは349USドルです。

フォームファクタが指輪なので、新型になっても見た目の変化はありませんが、前作となるOURA Ring 3と使い勝手を比較しながら、OURA Ring 4で進化したポイントをご紹介します。

軽やかな付け心地になった

まずは、付け心地です。

ガジェットなので機能ではないのか?とツッコミが入りそうですが、四六時中身に付けるものは、ストレスを感じないことが重要で、わずかなストレスであっても装着していると負担に感じます。

OURA Ring 3は、指輪の内側にセンサの突起が3つありました。これが指を押して長時間着けていると痛いとまではいきませんが、ときどき指輪を外して指をマッサージしていることがありました。

OURA Ring 4では、センサの突起がなくなり指輪の内側に収まるようになりました。

これのおかげで、いわゆる指輪と変わらない付け心地です。OURA Ring 3を使っていたときは、内側の突起は仕方ないと理解していたのですが、OURA Ring 4を使ってみると、あたりまえですが突起がないのは「もう戻れない」と感じるほど快適です。

指輪の幅は変わらずで、厚みは0.1ミリほど増えていますが、センサの突起がなくなった分だけ薄くなったと感じます。重さは、フルチタンになった成果か0.7gほど軽くなりました。これは、数字で見れば誤差レベルですが、付けてみると軽くなったことが実感できます。人の感覚とは凄いものです。

指輪内側のセンサ突起がなくなり軽くなったおかげで、一段上の軽やかな付け心地となり他のスマートリングの追従を許しません。また、機能偏重ではなく、付け心地を改善へのアプローチをするところなど、末永く使うパートナーとしてどうあるべきか、世代を重ねているOURA Ringであるからこそできたこととも言えます。

手前がOURA Ring 3で奥がOURA Ring 4。手前の指輪にはセンサーの突起がある
手前がOURA Ring 3で奥がOURA Ring 4。手前の指輪にはセンサーの突起がある

リング形状は1種類⁠サイズバリエーションが増加

リング形状は、OURA Ring 3では指輪の上面がカットされている「Heritage⁠⁠、指輪らしい円形の「Horizon」の2種類でした。しかし、OURA Ring 4では「Horizon」の1種類です。

OURA Ringは、指の腹部にセンサーがくるように装着しないと、健康データを正確に計測できないので装着時の向きは重要です。

OURA Ring 3ではHeritageを使っていたので、上面のカットされた部分を目印にして、これが上にくるように装着し、間違っていれば手探りで向きを変えていました。

OURA Ring 4のHorizonでは、指輪下面に小さな窪みがあり、これが下になるように装着します。ただ、不慣れのせいもあってか、天地を間違えて着けることがあります。理由は、窪みが小さくてわかりやすい目印とならないためです。

また、位置を直すときも、手探りでは難しく、窪みを目で確認して向きを変えているので煩わしく感じます。将来は、向きを気にすることなく装着できるようになるよう願うばかりです。

OURA Ring 4では、サイズバリエーションが増えてUSサイズで4から15まで選択できます(これまでは6から13でした⁠⁠。

手前がOURA Ring 4で奥がOURA Ring 4。手前には小さな窪み、奥は指輪の形状が違う
手前がOURA Ring 4で奥がOURA Ring 4。手前には小さな窪み、奥は指輪の形状が違う

充電器が新型に

大型化された新充電器は、新しくする理由が分からなかったのですが、使ってみて理由がわかりました。

OURA Ring 3の充電器は、充電中を確認できるLEDがあるものの、色は白の1種類、点灯のパターンは、充電を示す点滅か満充電を示す常時点灯のみです。LEDの位置が充電器の側面にありました。

OURA Ring 4の充電器にもLEDがありますが、位置が充電器の上面になり見やすくなりました。点灯のパターンは変わらないものの、色が充電中が白、満充電で緑に変わり、充電中の状態がひと目で判断しやすくなるように改良されています。

4世代目で充電器まで気配りされているので、ハードウェア面では完成に近い域に達した感があります。

左が新型、奥が旧型。新型はLEDの位置が違う
左が新型、奥が旧型。新型はLEDの位置が違う

今週は、このあたりで、また来週。

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