NotebookLM⁠レポート作成に「ブログ投稿形式」などをAIが提案する機能が登場⁠フラッシュカードやテストなど学習支援機能も拡充

Googleは2025年9月8日、同社が提供するAIノートサービス「NotebookLM」で多彩なレポート生成やテスト作成などユーザの学習を支援する新機能をリリースした。

アップデートされたNotebookLMのツールメニュー
アップデートされたNotebookLMのツールメニュー

NotebookLMの主な新機能は以下の通り。

さまざまな形式でのレポート生成機能

取り込んだソースのデータを元に、ブリーフィングドキュメントやスタディガイドなどを生成できるレポートの機能に、ブログ投稿など、さらに多くの形式での出力がサポートされた。ソースに記述されているテーマやトピック、あるいはジャンル等にもとづいて、動的に新たな形式のレポートの提案もなされる。構造、スタイル、トーンなどを指定することも可能。

レポートツールのメニュー、新たな形式のレポートも提案されている
レポートツールのメニュー
「ブログ投稿」でレポートを生成した例、短いソースなら数分で生成可能
ブログ投稿」でレポートを生成した例

フラッシュカード⁠テストの生成機能

ソースから重要な用語や日付、主要な概念などを自動で取り出し、質問の形で表示できる。フラッシュカードは簡単なカード形式の質問と回答のペアで内容を簡単に確認でき、回答カードの「説明」をクリックするとさらに紹介な解説が得られる。

フラッシュカード、クリックすると回答カードが表示される
フラッシュカード
フラッシュカードの設定メニュー
フラッシュカードの設定メニュー

またテストはクイズ形式で、いくつかの選択肢を選んで回答する形。こちらも自動で生成される。

テスト、回答を選ぶと正解でも間違いでも簡単な解説が表示される
テスト
テストの設定メニュー
テストの設定メニュー

どちらも内容や難易度をある程度設定で変更することが可能。またグループや組織内で共有することができ、学習教材として使用する際に使い勝手が良い。


また、無料の査読済み教科書を提供する大手プロバイダーOpenStaxと提携し、人気のある学術コンテンツをインタラクティブなノートブックに変換し、提供を開始した。提供されるのは、生物学生物学(AP科目)[1]ビジネス入門化学心理学経営の原則

OpenStaxの心理学コンテンツのノートブック
OpenStaxの心理学コンテンツのノートブック

このほか、新たに「学習ガイド」オプションが導入される。掘り下げた自由回答形式の質問で、単に答えを提供するだけでなく、問題を段階的に分解し、ニーズに合わせて説明を調整することで、学習対象への理解を深めることができるという。⁠学習ガイド」は来週からすべてのユーザーが利用可能となる。

そして、先に発表のあった音声解説(Audio Overview)での新たな出力形式のサポートについても、すべてのユーザに向けた提供が開始された,

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