OSSデータベース取り取り時報

第123回企画セミナー「データ活用の現状と近未来」開催報告⁠MySQL 9.5.0のリリースとMySQL AIの登場⁠オラクルが運営するPostgreSQLサービス!?

この連載はOSSコンソーシアム データベース部会のメンバーがオープンソースデータベースの毎月の出来事をお伝えしています。

連載10周年企画セミナー「データ活用の現状と近未来 —⁠— データベースからデータスペースへ」を開催

この「OSSデータベース取り取り時報」の連載10周年とデータベース部会発足10周年を記念して、オープンソースカンファレンス2025 Online/Fallの中で企画イベントを開催しました。この企画の概要は前回にも説明しましたが、少し補足しておきます。

今回の目玉は、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)の協力を得て、これからのデータ活用の形を考えるために、データスペースとその技術コンセプトである「Open Data Spaces」⁠ODS)について解説いただき、OSSコンソーシアムのメンバと共にディスカッションする機会を実現できたことです。データ活用の新しい流れを知り、レガシーシステムを含むITの現状や、これまで蓄積してきた有益なデータの活用も含めて考える場となりました。

ここでは、この企画で講演いただいた方の発表内容と、パネルディスカッションの概要を紹介します。発表で使用したスライド資料や動画は、すべてではありませんが準備ができたものからOSSコンソーシアムのWebサイトで公開します。

この10年のDBMSの流れを俯瞰して — 2015年-2025年

発表者は、この連載の執筆者である梶山 隆輔(日本オラクル株式会社 / OSSコンソーシアム データベース部会)です。2015年9月18日にこの連載が開始し、同時期にOSSコンソーシアムのデータベース部会も活動を開始。連載と活動を10年間続けてきた振り返りをしました。

詳細は割愛しますが、ここまで10年間のOSSデータベースは次の3つにまとめられそうです。①これまでのDBのコア機能強化への注力から新たな方向へ向かいつつあること。②クラウドとオープンソースの関係性(メリットもデメリットも⁠⁠。③AIによりデータ管理の重要性が再認識されつつあること。最後の点は、今回のセミナーの後続の講演やパネルディスカッションでも話題になった点です。

レガシー刷新とデータ活用 — OSSで始めるCOBOL基幹のモダン化

発表者は、井坂 徳恭さん(東京システムハウス株式会社 / OSSコンソーシアム オープンCOBOLソリューション部会)です。COBOL言語やCOBOLで開発されたシステムが「ラスボス」とか「無くすべきもの」の様に扱われている昨今です。でも本当にCOBOLが悪いのだろうかという疑問が提示されました。使っているプログラミング言語よりも、長い年月やその他のさまざまな要因からIT資産の健全性が失われていることが問題の本質でしょう。

データ活用の観点からは、レガシーシステムには活用できるはずのデータがたくさん蓄積されているはずですが、外部システムとの連携のしにくさなどもあり、活用されていない現状があることも示されました。

ノーコードOSSで無理なくはじめるデータ活用

発表者は、内田 太志さん(株式会社インプリム / OSSコンソーシアム データベース部会)です。ノーコードツールを使うことでデータ活用の民主化を実現している事例がいくつか紹介されました。埼玉県の医療機器メーカーでは、コスト面の課題をOSSのノーコードツールを活用することで乗り越えつつ、従来は倉庫保管していた書類が電子化されてPCで検索できる様になる効果も得られました。北海道の市立病院の事例として、従来は電子カルテまでは予算が付くが、それ以外のデジタル化は予算確保がたいへんだったという話が紹介されました。

また、本セミナーのオンラインの参加者からMS Accessからの移行について質問がありました。これには移行支援ツールを用意しているパートナー企業もあり、エコシステムが広がりつつあることが紹介されました。

Tsurugi+MCP説明

発表者は、神林 飛志さん(株式会社ノーチラス・テクノロジーズ)です。国産の超高速RDBMSであるTsurugi(劔)についてはこの連載でも随時お知らせしてきています。今回の発表では、Tsurugiの超低遅延な特徴に目を向けた、従来のRDBMSでは出番が無かった領域へのユースケースがいくつか紹介されました。

たとえばフォーミュラーカーの本番レース中に集まってくる大量のセンサーデータをリアルタイムでTsurugiが格納して、AI推論処理を行うことが可能になりました。そして、この低遅延処理は、製造業でOT(Operational Technology)とITをつなげる分野でも活用され始めています。ここにMCP(Model Context Protocol)をつなげようとしているなど、興味深い話が他にもいろいろ紹介されました。

〔特別付録〕OSS鳥瞰図の紹介

発表者は、榎 真治さん(日本OSS推進フォーラム/LibreOffice日本語チーム)です。OSSコンソーシアムではAI IoT Robotics Automotive部会(AIR部会)を中心に、別団体である日本OSS推進フォーラムの鳥瞰図WGに参加して、⁠OSS鳥瞰図」の推進にも協力しています。OSS鳥瞰図はさまざまな分野の有益なOSSを一覧にしてまとめてあるものです。データ活用に関係する分類では、データベースはもちろん、ビッグデータやAIといったカテゴリが設けられています。

【特別講演】デジタル⁠エコシステム実現に向けた取組みについて

今回の企画の目玉です。スペシャルゲストとして、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)デジタルアーキテクチャ・デザインセンター(DADC)でウラノス・エコシステムチームのメンバである上野 裕季さんに講演いただきました。

まずはデータスペースとはどういうものかの説明から入り、従来型データベースでは実現できなかった課題や、どんな分野でデータスペースのニーズがあるのかなどを、丁寧に説明いただきました。

また、IPAでは経済産業省と共に「ウラノス・エコシステム」というイニシャチブによって活動をしてきました。さらに仲間を増やしオープンな活動にしていくため、⁠Open Data Spaces(ODS⁠⁠」という名称で、よりオープンにデータスペースの普及や発展を推進していくことが、このセミナーの直前にIPAから発表されました

IPA上野さんの講演のZoom画面:ODSのリファレンスアーキテクチャが想定するサービスモデルの説明
ODSのリファレンスアーキテクチャが想定するサービスモデルの説明

ここではアウトラインの紹介のみになってしまいましたが、IPAのDX SQUAREには、データスペースの解説やウラノス・エコシステムの説明が掲載されていますので、そちらもご参照ください。

〔パネルディスカッション〕これまでのデータベース⁠これからのデータスペース

講演の部で発表いただいた、梶山さん、井坂さん、内田さん、IPAの上野さんにパネリストになっていただき、溝口 則行(TIS株式会社/IPA/OSSコンソーシアム)がモデレータとなりました。

このパネルディスカッションの趣旨はこの企画セミナー全体の趣旨と同一です。IPAで将来を見据えた活動をしているメンバと、どちらかと言えば現在提供出来る技術やソリューションに軸足のあるOSSコンソーシアム各部会のメンバが一緒に討論できることが、最大の注目点です。

モデレータからパネリストに問い掛けた論点は3つです。

  1. こんなことが実現できるの知ってた? …みたいな話が何かあるか?
  2. データ処理・管理ツールに期待することは?(やりたいことはあるけど実現できないんだけど…という要望がきっとあるはずで無茶振りもOK)
  3. データを活用することで得られる価値は何か?そして、社会・仕事・生活は変わるか?

これらの論点について、どんな意見や、それら意見に対する感想が出たのかを簡潔に報告するのはなかなか困難です。簡潔にまとめにくい話題だからこそパネルディスカッションとして取り上げています。会話のニュアンスも含めてご理解いただくには、生のパネル討論の話を聞いていただくのがありがたいと思います。OSSコンソーシアムのWebサイトからアーカイブ録画にリンクを掲載する予定ですので、ご覧いただければと思います。

パネルディスカッションのZoom画面
パネルディスカッションのZoom画面

[MySQL]2025年10月の主な出来事

10月は、MySQLのイノベーション・リリースであるMySQL 9.5.0が公開されました。またMySQL 8.4 LTSとMySQL 8.0の各マイナーバージョン、および各クライアント・プログラムがリリースされました。

なお、接続部品のConnectorのバージョン9.5.0からは、サポート中のすべてのMySQLサーバーのバージョンに接続可能になっています。そのため8.4.xや8.0.xはリリースされていません。

クラウド版MySQLであるMySQL HeatWave 9.5.0もリリースされました。

Oracle AI World 2025でのMySQLおよびMySQL HeatWave関連の発表事項

オラクルの年次イベントであるOracle AI World 2025が、10月13日から16日に米国ラスベガスで開催されました。昨年までのOracle CloudWorldという名称から、よりAIにフォーカスしたイベントということで名称が変更されています。

MySQLをテーマにしたセッションも複数あり、AI関連での重要な発表が行われています。ここ数年はクラウド版のMySQLであるMySQL HeatWaveの話題に偏っていましたが、今年はソフトウェア版のMySQLサーバの新機能として、MySQL AIが発表されました。このMySQL AIでもMySQL HeatWaveでも利用可能な新機能としては、自然言語からMySQLのSQL構文を学習して最適化されたLLMによってSQL文を生成して、さらにそのSQL文を実行できるNL2SQL(Natural Language to SQL)も発表されています。

そのほかの発表事項を含めた最新情報は以下の3つのイベントでもご紹介予定です。

11月6日のイベントでは、国内最大級のオンライン・チケット販売の「イープラス」でのMySQL HeatWaveおよびOCI導入事例を初公開予定です。

LLMと機械学習を内包したMySQLの新エディション MySQL AI

MySQL HeatWaveが持つ生成AI機能や機械学習機能を、ソフトウェア版のMySQLサーバでも利用できるような拡張が行われ、MySQL AIとしての提供が開始されています。

MySQL AIには以下の機能が含まれています。

  • 生成AI: データベース組み込みのLLMとベクトル・ストア
  • 機械学習:自動化された訓練、推論、説明
  • ベクトル処理:非構造データからのベクトル埋め込みの作成とセマンティック検索
  • NL2SQL:自然言語からSQL文を生成して実行
  • MySQL Studio:NL2SQLを使ったチャットやSQLの実行が可能なGUI
MySQL Studioでの自然言語からSQL文の生成
MySQL Studioでの自然言語からSQL文の生成

MySQL AIに同梱されるLLMはCPU上での動作に最適化されたモデルとなっています。リソースを多く使うため、最小構成はCPU:32仮想CPUコア、メモリ:128GB、ストレージ:512GBとなっています。一方でGPUは必要ではありません。現時点での対応OSは、Oracle Linux 8およびRed Hat Enterprise Linux 8のみです。

なおMySQL AIはMySQL Enterprise Editionのオプションとしての位置づけとなっています。そのためMySQL Enterprise Editionのサブスクリプションに加えて、MySQL AI用のオプション費用が別途発生します。

MySQL 9.5.0イノベーション⁠リリースでの新機能や変更点

MySQL 9.5.0ではデフォルト値の変更が多く行われました。特に影響の大きなものは、グローバル・トランザクション・ID(GTID)が有効になった点です。該当するシステム変数はgtid_modeと enforce_gtid_consistencyで、どちらもデフォルト値がこれまでのOFFからONに変更されています。

またSQL文の実行計画を表示するEXPLAIN文の出力形式が、従来の表形式(explain_format=TRADITIONAL)からツリー形式(explain_format=TREE)に変更されています。JSOIN形式に指定(explain_format=JSON)した場合のデフォルト出力形式が、アクセスパスをベースとしたバージョン2がデフォルトとなっています。

また、バッファプールにないセカンダリ・インデックスのページへの変更をキャッシュする変更バッファ(Change Buffer)にバッファする対象を設定するシステム変数innodb_change_bufferingのデフォルト値がallに変更されています。このシステム変数のデフォルト値は、MySQL 8.4でMySQL 8.0までのallから変更バッファを使用しないnoneに変更されていました、再度allに戻された形となります。

レプリケーションおよびグループ・レプリケーションの全ての通信で暗号化がデフォルトとなり、関連するシステム変数のデフォルト値も変更されています。

InnoDBのREDOログへの書き込みを行う専用スレッド(log writer threads)に関するシステム変数のデフォルト値は、MySQL 9.4では「仮想CPUが32より多ければON」というシンプルなルールになっていましたが、MySQL 9.5では「バイナリログが有効かつ仮想CPUが32より多ければON」または「バイナリログが無効かつ仮想CPUが4より多ければON」と複雑化しています。リリースノートではこの説明をIF文で掲載していました。

[PostgreSQL]2025年10月の主な出来事

10月4日に第54回 PostgreSQLアンカンファレンス@東京が開催されました。PostgreSQLアンカンファレンスは特定のテーマに絞らず、PostgreSQLに関連する話題であれば何でもOKという形式です。今回は約1年ぶりに株式会社アシストのセミナールームでのオフラインでの開催となりました。

オラクルが運営するPostgreSQLのマネージド⁠サービスとは

オラクルといえば商用データベースの代表格であるOracle Databaseの開発元として知られています。またサン・マイクロシステムズの買収を通じてMySQLの開発元にもなっています。そのオラクルがPostgreSQLのマネージド・サービスを提供していると言うと、違和感を持たれる方もいらっしゃるかもしれません。この数年オラクルのクラウドサービスOracle Cloud Infrastructure(OCI)は、AIを中心として急速に成長しているとも報道されています。このOCIのサービスのラインナップとして、PostgreSQLのマネージド・サービスであるOCI Database with PostgreSQLを提供中です。

OCI Database with PostgreSQL (OCI PostgreSQL)の概要

OCI PostgreSQLは、オープンソースのPostgreSQLの高度な機能と、OCIの堅牢なパフォーマンスおよび信頼性を組み合わせた、オラクルが提供するフルマネージドのデータベース・サービスです。バックアップやパッチ適用は自動化され、小規模なシステムから業務システムまでの多様なニーズを満たすよう設計されており、可用性と拡張性のための特徴的なアーキテクチャにより、安全かつコストパフォーマンス良く運用できるサービスとなっています。

2025年10月末現在では、PostgreSQL 17が最新のバージョンとなっています。9月にリリースされたPostgreSQL 18の提供準備中のため、利用を希望する方は問い合わせてほしいとのことです。

OCI PostgreSQLのアーキテクチャ

アーキテクチャの特徴は、コンピュートとストレージを分離にあります。データベースに最適化した新しいDatabase Optimized Storageの共有ファイル・システムを利用し、ネットワークで接続されたストレージ上でデータを管理します。

OCI PostgreSQLのアーキテクチャ概要
OCI PostgreSQLのアーキテクチャ概要

このストレージは、あらかじめ領域を確保する必要はなく、データ量に応じて動的に容量が拡張または縮小されます。データとメタデータの変更は両方とも、ログ・シーケンス番号 ⁠LSN⁠⁠ でタグ付けされ、個々のデータベースブロックの LSN を追跡できるようになっています。

参照処理の負荷分散や高可用性のためにレプリケーション構成を構築する際にも、この共有ストレージを利用して1ノードからの書き込まれたデータやWALを複数のノードで参照できるようになっています。ノード間ではメタデータのみが複製され、データそのものやWALは複製されないため、ノードの追加やフェイルオーバーも短時間で可能となっています。

OCI PostgreSQLで利用できる拡張機能

PostgreSQLの特徴でもある拡張機能はOCI PostgreSQLでも利用できます。利用可能な拡張機能は以下の通りです。

デフォルトで有効 「構成」での選択が必要
btree_gin pg_trgm address_standardizer pgaudit
btree_gist pgcrypto address_standardizer_data_us pglogical
citext plpgsql amcheck pgrowlocks
cube seg anon pgstattuple
dict_int* tablefunc* dblink pgvector
fuzzystrmatch tcn pg_buffercache postgis
hstore tsm_system_rows pg_cron postgis_raster
intarray tsm_system_time pg_partman postgis_tiger_geocoder
isn unaccent* pg_repack postgis_topology
lo uuid-ossp pg_squeeze postgres_fdw
ltree pg_stat_statements
*の付いている拡張機能は一部機能制限があります。
OCI PostgreSQLでは、設定パラメタや利用する拡張機能をまとめて設定する「構成」という仕組みがあり、デフォルトでは利用できるようになっていない拡張機能は、この「構成」であらかじめ追加しておく形となります。
ベクトル・ストアやセマンティック検索に必要となるpgvectorや、図形や空間の情報管理の定番であるPostGISも利用可能となっています。また10月に開催されたOracle AI World 2025のOCI PostgreSQLセッションでは、OllamaやOpenAIなどの各種のLLMと連携してRAGや生成AIアプリケーションをPostgreSQLで実現するためのpgai for PostgreSQLをサポートする方向であることも発表されていました。

国内でも学校教育市場に特化したICT専業メーカであるチエル株式会社での導入や、株式会社アバップでの社内DX基盤での採用事例が公開されています。大規模な導入事例としては、営業活動を支援するSaaSであるSeismic社での利用が公開されており、ここでは360以上のOCI PostgreSQLが稼働するという規模になっています。なお、Seismicの顧客事例としてはオラクル社が紹介されていたりもします。

OCI PostgreSQLは2023年11月にサービス提供が開始された比較的新しいサービスですが、ハイペースで機能強化や拡張機能の追加が行われています。OCI PostgreSQLはOCIの30日間無料トライアルでも利用できるため、まずは実際に触ってお試しください。

2025年11月以降開催予定のセミナーやイベント、ユーザ会の活動

イベントごとに利便性のあるオンライン開催や、従来通りのオンサイト(会場)開催、またはハイブリットが混在するようになっています。興味を持たれて参加したいイベントの開催形態にご注意ください。

オープンソースカンファレンス(OSC)〔11月〜2026年1月開催分〕

日程 Fukuoka〕2025年11月22日(土)10:00~18:00
Yamaguchi〕2025年11月23日(日)10:30~17:00
Okinawa〕2025年11月29日(土)13:00~18:00
Hiroshima〕2025年12月13日(土)10:00~18:00
2026 Osaka〕2026年1月31日(土)10:00~17:45
場所 Fukuoka九州産業大学 12号館 2F
Yamaguchi常盤工業会館
Okinawa〕SAKURA innobase Okinawa
Hiroshimaサテライトキャンパスひろしま
2026 Osaka大阪産業創造館 3F-4F
内容 オープンソースカンファレンス(OSC)は、オープンソースの今を伝えるイベントです。東京だけでなく、北は北海道、南は沖縄まで、年間を通じて全国各地で開催しています。オープンソース関連のコミュニティや協賛企業・後援団体による、セミナーやプロダクトの展示などを入場・参加料が無料でご覧いただけるイベントです。現在は開催地域によってオンラインとオフラインで開催しております。
Fukuoka〕オラクルのMySQLコミュニティチームおよび日本PostgreSQLユーザ会の講演やブース出展が予定されています。
Yamaguchi〕OSC山口 4回目です。オンラインとのハイブリッド開催です。
Okinawa〕OSC沖縄20周年記念企画です。セミナー発表者、ブース出展申し込みを募集中です。11月10日締切です。
Hiroshima〕セミナー発表者、ブース出展申し込みを募集中です。11月4日締切です。
2026 Osaka〕出展者(団体)の申込は11月上旬からを予定。
それぞれの開催回でのOSSデータベース関連の発表については、公開されるプログラム詳細をご参照ください。
主催 オープンソースカンファレンス実行委員会

Oracle HeatWave Meet in Tokyo - シンプルな構成でデータを資産に変える -

日程 2025年11月6日(木)15:00〜19:00
場所 ANAインターコンチネンタルホテル東京
内容 本セミナーではITとビジネス双方の視点から、この課題に対するソリューションや実際のお客様事例をお伝えいたします。ご紹介するのは、使い慣れたMySQLを基盤に、DB内のデータからオブジェクトストレージ上のファイルまでを統合的に分析できる、革新的なクラウドネイティブサービス「MySQL HeatWave」とそのユーザ様の事例です。シンプルな構成でビジネス要求に俊敏に応える。経営とITの双方にメリットをもたらす次世代のデータ戦略を、最新の導入事例と共に解説します。
業界最大級のチケット販売サイトを運営されている「イープラス様」とMySQL HeatWaveを運用しゲームのリアルタイム分析を実現されている「ジニアス・ソノリティ様」をお招きして実施するパネルディスカッションを実施予定です。また2025年10月に開催の⁠Oracle AI World⁠の最新発表内容を踏まえ、MySQL HeatWaveの製品戦略をご紹介します。
主催 日本オラクル セミナー事務局

Hybrid/オンプレミスで実現するセキュアなDelta Lake基盤構築とデータ活用戦略 〜クラウドDB環境依存からの脱却〜

日程 2025年11月6日(木)11:00〜11:30
場所 オンライン開催
内容 ベンダー各社のクラウドサービスを利用したデータ分析基盤の導入が進む一方で、⁠セキュリティ・コンプライアンス上の制約」⁠コスト増大」⁠ベンダーロックイン」への懸念から、導入や継続利用に踏み切れない企業が増加しています。
これらの課題を解決するため、EDB Postgres AI Analyticsを活用し、ハイブリッドやオンプレミス環境でセキュアなDelta Lake基盤を実現するアプローチを紹介します。クラウドに依存せず、自社の管理下で健全なデータレイクを構築し、機密データを最大限に活用するための具体的な移行・導入のロードマップを解説します。
主催 エンタープライズDB株式会社

次世代RDB劔"Tsurugi"のJDBC(を作った話)(JJUG CCC 2025 Fallにて)

日程 2025年11月15日(土)11:00~11:45
場所 ベルサール新宿グランド コンファレンスセンター(東京都新宿区西新宿)
内容 これは、例年2回開催する日本最大のJavaコミュニティイベントであるJJUG GCCでの1セッションです。
Tsurugiは2023年10月にOSSとしてリリースされた新しいRDBMSです。TsurugiにJavaでアクセスするライブラリーとしてTsubakuro・Iceaxeがありますが、これらはJDBCではありません。JDBCを使いたい場合は、PostgreSQLのFDWの機能を利用してPostgreSQLのJDBCドライバーを使う方法があります。
今回、PostgreSQLを使わずにTsurugiにアクセスするJDBCドライバーを開発しましたので、それを紹介します。
主催 日本Javaユーザーグループ(JJUG)

PostgreSQL Conference Japan 2025

日程 2025年11月21日(金)10:00~18:10
場所 AP日本橋(東京都)6F(東京駅より徒歩5分)
内容 日本PostgreSQLユーザ会(JPUG)主催のPostgreSQL Conference JapanはPostgreSQLの主要なイベントの一つで毎年秋〜冬に開催されています。午前に2講演、午後は4トラックで多数の講演が行われます。プログラム内容はすべて確定しています。
参加にはチケットの購入が必要です。チュートリアルトラック聴講を含むチケットは、例年売り切れになる事がありますので早めのし込みをおすすめします。
主催 日本PostgreSQLユーザ会

MySQL Technology Cafe リターンズ「MySQL AIとMySQL Studioを使ってみよう」

日程 2025年11月26日(水)19:00〜21:30
場所 オンライン
内容 MySQLの技術ネタをあれこれご紹介するMySQL Technology Caféが帰ってきました。今回は、MySQL Enterprise Editionに搭載された新機能「MySQL AI」のベクトル検索、AutoML、自然言語→SQL(NL2SQL)といった機能を中心に、既存のMySQL開発環境に⁠データ移動ゼロ⁠で統合する方法を、開発者視点で解説します。
さらに、新たな開発/運用ツールとして登場した「MySQL Studio」を通じて、SQLワークシート、AIチャット、Pythonノートブックなどが統合された操作体験もご紹介。AI機能をデータベース内で完結させる設計思想と活用シーンを、デモと共にお伝えします。開催はオンラインのみの予定です。
主催 Oracle Code Night

db tech showcase 2025 Tokyo(アーカイブ配信)

日程 2025年8月21日から当面の間
場所 オンライン配信
内容 国内で開催されるデータベース関連の主要なカンファレンスのひとつです。OSSデータベース専門のセミナーではありませんが、MySQLやPostgreSQLをはじめさまざまなOSSデータベースについての多数のセッションが毎年設けられています。
主催 株式会社インサイトテクノロジー

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