Anthropic⁠エージェントスキルをオープンスタンダードとして公開

Anthropicは2025年12月19日、AIエージェントに効率よく専門知識を提供する「エージェントスキル(Agent Skills⁠⁠」をオープンスタンダードとして公開したことを発表した。これによりスキルがさまざまなAIプラットフォームで動作し、連携できるようになる。

エージェントスキルはAIエージェントに特定のタスク実行を効率的に行わせるよう指示できるファイルセット。エージェントがより正確かつ効率的に作業を実行できる指示、スクリプト、リソースのフォルダから成り、エージェントはこれらを動的に読み取りながら動作する。2025年10月にプレビューとして公開された

Agent Skills
URL:https://agentskills.io/home

エージェントスキルがオープン化されたことで、今後スキルはMCPのようにツールやプラットフォーム間で移植可能となっていくことが期待されている。

スキルの作成もさらに簡単になった。希望することを記述するだけでClaudeがスキル作成をサポートしたり、指示を直接記述することができる。複雑なワークフローの場合は、スキルフォルダを作成してアップロードするか、skill-creatorというツールを利用することもでき、既存スキルの編集もサポート。Claudeではスキル設定画面の新しいプレビューでスキルのコンテンツ全体が表示されるようになり、スキルを有効にする前にその機能を正確に把握できる。

またエージェントスキルは、Claude/Claude Codeをはじめ、GitHub Copilotなど、いくつかのAI開発ツールでのサポートが始まっている。Anthropicパートナーが作成したスキルのコレクションは、claude.com/connectorsで随時公開される予定。

さらに、Claudeのチームプランとエンタープライズプランでは、管理者設定からスキルを一元的に有効化したり割り当てできるようになった。ユーザーは必要に応じて個々のスキルをオフにすることも可能。

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