よくわかるディジタルIC回路の基礎
1999年7月9日紙版発売
松田勲,伊原充博 著
B5変形判/304ページ
定価2,178円(本体1,980円+税10%)
ISBN 4-7741-0804-9
書籍の概要
この本の概要
本書は,ディジタル回路をこれから学ぶ人のための入門書です. 基本回路,ブール代数,主なディジタルICの種類と特徴などを豊富な図を使ってやさしく丁寧に解説しています.この本を読めば,コンピュータのしくみの基礎がわかるようになります.
こんな方におすすめ
- 電子・電気科の学生
- 初級エンジニアの方
目次
第1章 ディジタル回路の基本
- 1.1 ディジタルとアナログ
- 1.2 AND回路
- 1.3 OR回路
- 1.4 インバータ(NOT回路)
- 1.5 NAND回路とNOR回路
- 1.6 ExclusiveORとExclusiveNOR
- 1.7 よく使うゲートIC
第2章 ディジタル回路に関する基礎理論
- 2.1 ブール代数と論理式
- 2.2 カルノー図による論理式の簡単化
- 2.3 ド・モルガンの定理
第3章 MIL記法による論理回路設計
- 3.1 MIL記法
- 3.2 回路設計法
- 3.3 ANDとORの相互変換
- 3.4 論理回路の描き方
第4章 作りたい機能を論理回路化する方法
- 4.1 真理値表から論理式へ
- 4.2 論理式から論理回路へ
- 4.3 論理回路上での変形
- 4.4 論理回路から論理式へ
- 4.5 実際に論理回路化してみる
第5章 ディジタルICの種類と動作原理
- 5.1 ディジタルICの種類
- 5.2 ICパッケージ
- 5.3 TTL
- 5.4 CMOS
- 5.5 BiCMOS
- 5.6 ASIC
第6章 ディジタルICの特性とインタフェース
- 6.1 基本特性
- 6.2 TTLの特性
- 6.3 CMOS ICの特性
- 6.4 特別な入出力特性をもつIC
- 6.5 TTLとCMOSのインタフェース
第7章 複合ゲート
- 7.1 AND-OR-INVERTERゲート
- 7.2 エンコーダとデコーダ
- 7.3 マルチプレクサとデマルチプレクサ
第8章 フリップフロップ
- 8.1 RSフリップフロップ
- 8.2 Dフリップフロップ
- 8.3 Tフリップフロップ
- 8.4 JKフリップフロップ
- 8.5 フリップフロップIC
第9章 カウンタ
- 9.1 純2進非同期式カウンタ
- 9.2 純2進同期式カウンタ
- 9.3 n進同期式カウンタ
- 9.4 シフトレジスタ
- 9.5 リングカウンタ
- 9.6 ジョンソンカウンタ
- 9.7 カウンタIC
第10章 メモリ
- 10.1 RAMとROM
- 10.2 RAMの動作
- 10.3 ROMの動作
- 10.4 メモリIC
第11章 演算回路
- 11.1 数の取り扱い
- 11.2 負数の表現
- 11.3 2進加算
- 11.4 加算器
- 11.5 2進減算
- 11.6 減算器
- 11.7 ALU
- 11.8 演算関連回路
第12章 表示回路
- 12.1 LED数字表示素子
- 12.2 スタティック表示回路
- 12.3 CMOS表示回路
- 12.4 ダイナミック表示回路
- 12.5 表示回路の応用
- 参考文献
- 索引