イラスト・図解シリーズはじめての行列とベクトル
2000年12月15日紙版発売
長谷川勝也 著
四六判/384ページ
定価1,738円(本体1,580円+税10%)
ISBN 4-7741-1127-9
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書籍の概要
この本の概要
行列とベクトルを基礎から学びたい中・高・大学生のみならず,統計資料を読んだり作成したりする企画マンや,数字に強くなりたいビジネスマンまで,表データや数値を扱う人にとって,最適な入門書です。行列とベクトルで困っている人にも,ぜひ読んでほしい本です。
こんな方におすすめ
- ベクトル・行列を初めて学ぶ学生
- ベクトル・行列を使うことになった社会人の方
目次
第1章 連立1次方程式と行基本変形
- 1・1 1次方程式を理解しよう
- ・1次方程式の解とグラフ
- ・方程式と恒等式
- ・1次方程式
- ・1次方程式a1x1+a2x2+…+anxn=bの解
- ・1次方程式の一般解の表し方
- ・平面におけるx=aの一般解とグラフ(変数がひとつ)
- ・平面におけるy=bの一般解とグラフ(変数がひとつ)
- ・空間における1次方程式のグラフ(変数がひとつ)
- ・x+y+z=1の一般解
- ・空間における2x+3y=6のグラフ
- 1・2 連立1次方程式
- ・連立1次方程式の解の状態
- ・連立1次方程式の従来の解き方
- ・行列を利用する方法
- 1・3 行列の行基本変形
- ・行列の定義
- ・ガウス行列と規約ガウス行列
- ・行列の行基本変形
- ・行基本変形1(2つの行を交換する)
- ・行基本変形2(0でない実数をかける)
- ・行基本変形3(他の行を実数倍したものを加える)
- ・混合変形(0でない実数をかけ,他の行を実数倍したものを加える)
- ・行基本形の実際
- ・行基本形に関する留意点
- 1・4 行基本形による連立1次方程式の解法
- ・拡大係数行列>ガウス行列>規約ガウス行列
- ・解が1つだけ存在する場合
- ・解が無数存在する場合
- ・解が存在しない場合
第2章 行列
- 2・1 行列のもつ性質を知ろう
- 2・2 行列の種類と行列の転置
- ・さまざまな行列
- ・行列の転置
- 2・3 行列の演算
- ・行列の和
- ・行列と実数との積
- ・行列と行列の積
- ・複数の行列の積
- ・単位行列との積
- ・ABの転置
- ・連立1次方程式の行列表現
- 2・4 行列の階数
- ・行列の階数
- ・連立1次方程式と階数
- ・階数に関する定理
- 2・5 逆行列
- ・逆行列の定義
- ・「可逆である」という表現
- ・逆行列に関する定理
- ・AX=Bを解く
- 2・6 基本行列
- ・基本行列
- ・行基本変形1回分のAとBの関係
- 2・7 行同値
- ・Aに行基本変形を行ってBが得られることを示す数式
- ・A>BならB>A
- 2・8 逆行列の求め方の原理
- ・AとIが行同値
- ・逆行列を導く
- 2・9 線形代数の基本定理1
- ・正方行列Aをいろいろな角度から検討する
第3章 行列式
- 3・1 順列と行列式の定義
- ・順列と行列式の定義
- ・逆置
- ・偶順列と奇順列
- ・行列の要素積
- ・行列式の定義
- ・2次の正方行列の行列式
- 3・2 行列式の諸性質
- ・行列式の定理1
- ・行列式の定理2
- ・行列式の定理3
- ・行列式の定理4
- ・行列式の定理5
- ・行列式の定理6
- ・行列式の定理7
- ・行列式の定理8
- ・まとめ
- ・行列式の定理9
- 3・3 行基本形による行列式の値の求め方
- ・行列式の性質と行基本形の関係
- ・行列式の値を求める手順
- 3・4 線形代数の基本定理2
- 3・5 余因子展開
- ・行列式の値を求めるもう1つの方法
- ・余因子展開の定理
- ・逆行列の求め方2
- ・逆行列の解法
第4章 ベクトル
- 4・1 ベクトルの基礎
- ・行ベクトルと列ベクトル
- ・n次元ユークリッド展開
- ・ベクトルの図示
- ・Rnの要素(a1,a2,……an)の2つの見方
- 4・2 ベクトルの演算
- ・ベクトルの和
- ・実数との積
- ・ベクトルの逆元
- ・ゼロベクトル
- ・ベクトルの和と実数との積の図示
- 4・3 Rnで定義される諸概念
- ・ベクトル間の距離
- ・ベクトルのノルム(ベクトルの矢の長さ)
- ・距離とノルムの関係
- ・ベクトルの内積
- ・ノルムと内積の関係
- ・ベクトルの直交
第5章 ベクトルの性質
- 5・1 「空間を張る」という概念
- ・張るということ
- ・R2のひとつのベクトル
- ・2つのベクトルがR2を張る場合(図で示す)
- ・2つのベクトルがR2を張る場合(計算で示す)
- ・2つのベクトルがR2を張らない場合(図で示す)
- ・2つのベクトルがR2を張らない場合(計算で示す)
- 5・2 R3のベクトルの場合
- ・R3の1つのベクトル
- ・R3の2つのベクトル
- ・R3の3つのベクトル
- ・行基本形と空間
- ・ベクトルがある空間に含まれるかどうかの判定法
- 5・3 平面の方程式
- ・考え方(その1)
- ・考え方(その2)
- 5・4 1次独立と1次従属
- ・ベクトルの組としてもつ性質の違い
- ・1次独立,1次従属に関する性質
- 5・5 1次独立か1次従属化の判定法
- 5・6 1次独立,1次従属のもう1つの定義
- 5・7 線形代数の基本定理3
第6章 固有値
- 6・1 固有値,固有ベクトルの考え方
- 6・2 固有値の定義と求めかた
- ・固有値の求め方
- ・固有値と固有ベクトルを求めてみよう
- ・3次の正方行列の場合
- 6・3 固有値のいくつかの基本的な性質
- ・線形代数の基本定理4
- 6・4 対象行列の固有値,固有ベクトル
- ・例1(重複解がない場合)
- ・例2(重複解がある場合)
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