かんたん図解シリーズかんたん図解
Excel 計算と集計のテクニック
[Excel2003/2002/2000対応]

[表紙]かんたん図解 Excel 計算と集計のテクニック [Excel2003/2002/2000対応]

紙版発売

B5変形判/384ページ

定価2,068円(本体1,880円+税10%)

ISBN 4-7741-1879-6

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書籍の概要

この本の概要

実務に必要な計算や集計のテクニックを厳選し,わかりやすく簡潔にまとめた1冊です。例題を提示して計算式や集計の方法を説明しているので,自分の計算表にもスムーズに対応できます。また,注意すべき点や応用する場合のポイントなども詳しく説明しています。

こんな方におすすめ

  • Excelを仕事に使っている人
  • Excelで計算や集計を行いたい人

目次

第1章 計算と編集の基礎テクニック

  • 1-1 計算式の基礎知識
    • 1.いろいろな演算子と優先順位
    • 2.カッコで計算順序を変える
    • 3.ほかのセルの値をそのまま転記して表示する
    • 4.「関数」の基礎知識
    • 5.Excelの基本的な仕様
  • 1-2 セル座標・セル範囲の活用テクニック
    • 1.セル座標の基礎知識
    • 2.計算式は複写で変化する(相対座標)
    • 3.複写で変化しないセル座標の書き方(絶対座標)
    • 4.「部分的な絶対座標」のテクニック
    • 5.ブック内のほかのシートのセルを参照する
    • 6.ほかのブック(ファイル)のセルを参照する
    • 7.1行や1列全体を表すセル座標の書き方
    • 8.複数範囲の選択方法
  • 1-3 入力や作表が楽になるテクニック
    • 1.現在の日時をワンタッチ入力
    • 2.セル範囲全体に同じ値をワンタッチ入力
    • 3.コピー機能で一連番号を入力する4つの方法
    • 4.意外に便利な「ひとつ上のセルをコピー」
    • 5.入力済みのデータ一覧から選んで入力
    • 6.計算式入力中にセル座標を自動取り込み
    • 7.複数ページに同じ計算表を作る
    • 8.列幅まで含めて表を複写する
    • 9.分数データや%データの入力
  • 1-4 セルに表示されるエラーの原因と対策
    • 1.######
    • 2.#DIV/0!
    • 3.#NAME?
    • 4.#VALUE!
    • 5.#REF!
  • 1-5 数値の精度や誤差に関する注意
    • 1.原理的な誤差(2進化誤差)の問題
    • 2.特定の値について生じてしまう誤差もある
    • 3.MOD( )関数に小数データを使った場合の誤差
    • 4.端数処理との組み合わせで誤差の危険性増大!
    • 5.IF( )関数の条件に小数値を使うのは危険

第2章 実務に欠かせない計算テクニック

  • 2-1 端数処理
    • 1.端数の切り捨て
    • 2.端数の四捨五入と切り上げ
    • 3.偶数/奇数への切り上げ
    • 4.基本数の倍数に切り捨て/切り上げ/四捨五入
    • 5.「3捨4入」や「5捨6入」の計算
    • 6.円とドルの端数処理
    • 7.コンピュータが計算を間違えたように見える例
    • 8.端数処理に伴う誤差の繰り入れ
  • 2-2 早見表のテクニック
    • 1.△列目○行目のデータを引用
    • 2.「××〜○○の間」という区分で引用する早見表
    • 3.完全一致で参照する早見表
    • 4.複数の早見表を切り替えて使う
    • 5.×番目に大きい/小さいデータを引用
    • 6.指定したデータが表の何番にあるか知りたい
    • 7.順位や順番を表示する
    • 8.条件が2つある早見表
  • 2-3 IF( )関数の活用術
    • 1.基礎的な使い方と条件式
    • 2.IF( )関数の省略形
    • 3.条件式の「正体」を見る
    • 4.条件式の組み合わせ
    • 5.3通り以上に分かれる判断
    • 6.結果に応じて表示をゼロや空白にする
    • 7.エラーを条件にする
    • 8.チェックサイン表示
  • 2-4 日付や日数の計算
    • 1.日付データの「正体」
    • 2.基本的な日付の計算
    • 3.土日祝日を除外した日付計算
    • 4.月単位の計算
    • 5.基本的な経過日数計算
    • 6.土日祝日を除外した日数計算
    • 7.今年の第何週か?
    • 8.年や月単位で経過期間を計算する
    • 9.表示形式を利用して曜日を表示する
    • 10.数値や文字として曜日を得る
  • 2-5 時間の計算
    • 1.時間データの「正体」
    • 2.「秒」以下を表示する表示形式
    • 3.時間計算の基礎
    • 4.マイナスの経過時間を処理する
    • 5.時間集計はSUM( )関数だけでOK
    • 6.「時」「分」「秒」を別々の値として取り出す
    • 7.「時:分 → 総分数」といった換算
    • 8.結果が24時間や60分を超える時間集計
    • 9.半端な時間数を処理して揃えた集計

第3章 より実践的な計算テクニック

  • 3-1 入力データのチェック
    • 1.表示データが「空白」かどうかチェックする
    • 2.表示データが「数値」かどうかチェックする
    • 3.表示データが「文字」かどうかチェックする
    • 4.IS系関数のいろいろ
    • 5.範囲チェックに便利なCOUNT系関数
    • 6.特定のデータが入力されたときだけ計算する
  • 3-2 条件集計/分類集計/シート間集計のテクニック
    • 1.データベース関数の基本的な使い方
    • 2.バージョンによる「先頭一致」と「完全一致」の違いに注意
    • 3.条件の組み合わせ
    • 4.条件付き集計のできるSUM()関数とCOUNT()関数?
    • 5.SUMIF( )関数による分類集計
    • 6.SUM( )関数とIF( )関数を使った2つの分類キーによる分類集計
    • 7.チェックマークを付けた欄だけ集計する
    • 8.範囲外のデータを除外した集計(1)
    • 9.範囲外のデータを除外した集計(2)
    • 10.データベース機能と連動した活用術
    • 11.重複データのチェック
    • 12.SUM( )関数による複数シートの串刺し集計
  • 3-3 配列演算機能の活用術
    • 1.配列演算機能の基礎知識(積和の計算の例)
    • 2.配列演算式内での範囲の扱い(偏差平方和の例)
    • 3.仮計算の列をなくす(個々に端数処理して集計する例)
    • 4.普通のSUM( )関数で条件に合ったデータだけを集計
    • 5.配列演算の関数
  • 3-4 定型的な計算表のテクニック
    • 1.データのない行に残高を表示させない方法
    • 2.データがないときの#DIV/0!エラーを防ぐ
    • 3.切り捨て日数を考慮した勤続年数計算
    • 4.分割払いの端数の繰り入れ
    • 5.金種計算
    • 6.構成比と累積%の計算
    • 7.連立1次方程式の行列解法
  • 3-5 その他のテクニック
    • 1.n乗根の計算も簡単
    • 2.定数に名前を付けて登録する
    • 3.計算結果をテキストボックスに表示する
    • 4.数値を漢数字やローマ字で表示する
    • 5.数値データを文字のようにつなげる
    • 6.セルの日本語データから「ふりがな」を取り出す
    • 7.計算対象セルの間接指定
    • 8.計算対象セル/セル範囲を計算式中で切り替える
    • 9.小数部の切り出し
    • 10.途中n桁の切り出し
    • 11.数値の桁数を求める
    • 12.範囲外の数値を強制的に範囲の上限か下限に揃える
    • 13.必ず大きい値から小さい値を引く(割る)ようにする
    • 14.万能換算関数

第4章 メニューなどにある計算関連機能を活用する

  • 4-1 簡単な集計表示や計算式のチェック機能
    • 1.合計を見る
    • 2.平均などを計算させたい場合
    • 3.平均などの関数を●●[オートSUM]ボタンで簡単に入力する
    • 4.式を編集状態にすると参照先セルがわかる
    • 5.式にエラーがあった場合の表示
  • 4-2 表示形式のテクニック
    • 1.ユーザー表示形式の基礎知識
    • 2.ユーザー定義表示形式の作り方と使い方
    • 3.最初から用意されている表示形式の設定文字列
    • 4.数字を全角文字や漢数字で表示する
    • 5.単位などの添え字を付けて表示する
    • 6.小数点位置揃え表示
    • 7.ゼロを表示したくない
    • 8.セルの表示を隠す
    • 9.「百万単位」の表示形式
    • 10.数値の後ろにスペースを付ける
    • 11.計算式をまったく使わない「西暦」←→「和暦」換算
    • 12.「条件付きの表示形式」と「条件付き書式」の使い分け
  • 4-3 分類集計(1) 表の途中に小計行を挿入する:[データ(D)]−[集計(B)]
    • 1.まずデータを整列させておく
    • 2.小計行を挿入して分類集計を行う
    • 3.自動設定されるアウトライン
    • 4.分類集計結果のバリエーション
    • 5.集計結果のクリア
  • 4-4 分類集計(2) 別表に集計する:[データ(D)]−[統合(N)]
    • 1.こんな形で分類集計してみる
    • 2.分類集計の手順
    • 3.品名の並び順を指定した分類集計
    • 4.特定の品目だけ指定した集計
  • 4-5 分類集計(3) 複数シートを集計する:[データ(D)]−[統合(N)]
    • 1.こんな形で複数表を集計してみよう
    • 2.集計の手順
    • 3.単純な「串刺し集計」もできる
  • 4-6 分類集計(4) ピボットテーブルを利用した分類集計
    • 1.集計の概要
    • 2.分類集計を行う
    • 3.指定した品名だけの集計表にする
    • 4.品名ごとの明細を出す
    • 5.1品名だけ抜き出して別に明細表を作る
    • 6.平均などの分析も簡単
    • 7.グラフ化はワンタッチ
  • 4-7 知っていると役に立つその他のテクニック
    • 1.オートフィルは高度な回帰分析機能
    • 2.オートフィルによる回帰分析の注意
    • 3.罫線を壊さずに計算式を複写する
    • 4.ゴールシークで高次方程式を解く
    • 5.分析ツールの活用例(基本統計量)
  • 4-8 自分専用の関数を作る
    • 1.Excelにない関数を作ってみよう
    • 2.作った関数を使う
    • 3.マクロとセキュリティ設定の問題
    • 4.Excelのワークシート関数を利用する
    • 5.基本から一歩進んだユーザー定義関数

著者プロフィール

飯島弘文(いいじまひろふみ)

1956年山梨県生まれ。現在,パソコン関係のコンサルティングおよび教育を主業務とする株式会社オーアンドケイにおいて,代表取締役社長を務める。

日本で初めて表計算ソフトの活用法を紹介した『ビジカルク活用法』をはじめ,『Lotus 1-2-3 実践テクニック入門』『かんたん図解NEO Word+Excel 基本操作』『かんたん「通勤快読」【組み合わせ式】Excel マクロ&ユーザーフォーム 部品集』など,160冊を越える共著書がある。