稼げるSEになるための仕様書・提案書作成入門[Word活用編]
- 門脇香奈子 著
- 定価
- 1,738円(本体1,580円+税10%)
- 発売日
- 2004.7.6[在庫なし]
- 判型
- A5
- 頁数
- 240ページ
- ISBN
- 4-7741-2071-5
サポート情報
概要
システム開発に従事する技術者は、専門分野のソフトウェアには詳しいが、意外なことにWordを使いこなし、提出する相手にインパクトを与える書類を作成する方法を知らないことが多い。本書は仕様書・提案書を作成する際に、知っておくと得をする、Wordの厳選テクニックを解説。
こんな方にオススメ
- SE、プログラマー
- ソフトウェア業界に所属している営業マン
目次
Chapter1 SEが作る仕様書の意味を理解する
- 1-1 システムが生み出されてから廃棄されるまで
- 1-2 SEは何をする人?
- 1-3 SEに求められるスキル
- 1-4 要求を聞き取るためのテクニック
- 1-5 ドキュメントの重要性
- 1-6 読み手は誰だ?
- 1-7 ドキュメント作成のプロセス
- 1-8 ドキュメントを作成するときの効率性を求めて
Chapter2 仕様書の構成を考える
- 001 後からレイアウトを変えるとバランスが崩れるので、レイアウトは最初に決めておく
- 002 文書の骨格は見出しで作れ! 見出しを使うとこんなにいいことがある
- 003 見出しの適用はあとでまとめてではなく、文書編集中から設定する
- 004 組み込みの見出しをそのまま受け入れる必要はない!
- 005 自分のルールに基づいて、書式を使い分けられるようにしておく
- 006 ごちゃごちゃさせない! 余計なスタイルは消す
- 007 表示モードは1つじゃない。構成を練るときはそれなりの表示モードに切り換えると効率的
- 008 印刷レイアウトモードで構成を確認するときには、見出しマップを利用すると便利
Chapter3 仕様書の作成に余計な時間をかけない
- 009 小さな親切大きなお世話。おせっかいな機能はオフにしておく
- 010 お決まりの文書やよく使う図は定型句として登録しておく
- 011 検索できるのは、なにも文字だけじゃない! データの整理にも役立つ検索・置換機能
- 012 間違えたときは自力で修正せず「元に戻す」ボタンを使う。かなり前の状態までは戻すことができる
- 013 箇条書きの記号や段落番号は自動的に表示させたほうが楽!
- 014 波線のマークからは、目をそらさずに向き合おう!
- 015 めんどうな目次や索引はWordに作ってもらうことにしよう
- 016 表紙にはページ番号を入れたくない。そんな場合はどうするか?
- 017 補足情報や特記事項は、脚注として入れるのがスマート
- 018 重要な項目には、ブックマークという秘密の付箋紙を貼っておく
- 019 見出しやページ番号など、参照先はわざわざ入力しないこと
- 020 図表番号を利用し、本文と図表が連動するような仕組みを作る
- 021 フィールドを利用すれば、ユーザー名やファイル名をわざわざ入力する必要はない
- 022 「今日は何日だ?」迷うことがないように作成日は自動的に入力しておくとよい
- 023 URLやメールアドレスのリンク機能が煩わしいなら解除が鉄則
- 024 見たいところまでは、最短操作で移動する!
- 025 区切りのよいところで心機一転、ページを改める
Chapter4 見やすい文書に書式は不可欠
- 026 「なんで、ここ空いてるの?」編集指示を表す記号は表示しておく
- 027 文字単位にはどんな書式が設定できるのか? 意識しながら書式を設定する
- 028 「書式のコピー/貼り付け」ボタンを利用すれば書式だけをコピーして使いまわせる
- 029 相手に読ませる文書である以上、読めない漢字にはふりがなを付けておくのが親切というものだ
- 030 文字の間隔とページ設定に深い関係がある
- 031 段落単位にどんな書式が設定できるのかを理解すれば、文書のバランスを自在に調整できる
- 032 行間とページ設定にも深い関係がある
- 033 改行したいけど、段落は区切りたくない
- そんなジレンマはs+vキーで解決
- 034 Wordの細かい配慮に期待! 意図しないところでの改ページを避けるテクニック
- 035 字下げをするためにスペースを使うのは御法度である
- 036 文字の入力位置をタブで揃えるだけで、情報が整理されてぐっと見やすくなる
- 037 セクションの概念を理解すれば、文書を柔軟にレイアウトすることができるようになる
- 038 セクションには自動で区切りは設定されない。必要ならば自分で区切りを設定する
- 039 ヘッダーとフッターは、セクションごとに使い分けることもできる
- 040 文書の背面に透かし文字を挿入するヘッダー・フッターの意外な機能
Chapter5 図表を入れてわかりやすい仕様書を作る
- 041 図解表現のメリット。内容を素早く正確に把握してもらうためにビジュアル化は必須
- 042 白黒、グレースケール、ウォッシュアウト。図はボタン1つでイメージチェンジする
- 043 図の不要なところは隠す! 必要なところだけを見せるのが効果的
- 044 図が思い通りに配置できずに苦労していないか? そんなときは「テキストの折り返し」を疑え!
- 045 イラストを探すときはWebに接続した状態が理想 イラストを使うときはタッチまで気を配るのが理想
- 046 Excelの表をWordで使う コピー&ペースト? 形式を選択して貼り付け?その後の編集力に差があります
- 047 描画キャンバスを嫌うのではなく、好意的に見てはどうだろう
- 048 図形の意味を補足するなら、図の中に文字を入力し、一体化させておく
- 049 コネクタを使って描いた線は、自動的に伸び縮みしてくれるってホント?
- 050 図形の書式を変えるだけでも、図形同士の関係や重要箇所を表現できる!
- 051 自分が決めたルールをオートシェイプの既定値とすることで作業効率を上げる
- 052 図解についての補足説明ならテキストボックスを利用する 好きな位置に文字を表示できる
- 053 複数の図形の重なりや、位置調整のテクニック。もうイライラさせません
- 054 図形を組み合わせて完成した図形。すかさずまとめておくのが身のためだ
Chapter6 表を使って情報を整理する
- 055 細かい情報は、項目ごとに整理して、表にまとめてしまう
- 056 列の数はなるべく変更がないように気を配る
- 057 行の高さと列の幅は、自在に調整することができる
- 058 表の案内役である項目にはデータ部分とは区別できるような書式を設定する
- 059 もっとイージーに。鉛筆と消しゴムで表が書ける!
- 060 表の書式は統一したい。よく使う表のスタイルはキープしておくと効率的
- 061 表がページ幅より大きくなってしまったら、マウスではなく数値で指定する
- 062 表の中の文字の配置は、縦横真ん中自由自在! バランスを考えて調整する
Chapter7 文書を整理するためのテクニック
- 063 文書のレビューは、「どこがどう変わったか?」「誰がチェックしたのか?」がわかるように進める
- 064 指摘された箇所「受け入れるべきか」「却下するべきか」それとも「無視するべきか」
- 065 文書を直接編集されたらかなわない。変更履歴しか残せないようにしてからレビューをお願いする
- 066 同じような2つの文書、目を剥いて見比べるよりは自動的に比較すべし!
- 067 度重なる改版でも問題なし! 同じ文書の中には、複数の版を残しておくことができる
- 068 よく使う文書のひな形は、テンプレートとして保存すべし
- 069 「名前を付けて保存」をするとき、うっかり上書き保存をして、固まってしまった経験はないだろうか?
- 070 情報管理は危機管理 見られてはまずい文書にはパスワードを!
Appendix Wordの基本操作〜これだけは知っておこう〜
- 001 画面構成を知る
- 002 文字の入力はクリック&タイプ
- 003 文字や段落の選択
- 004 印刷イメージと印刷
プロフィール
門脇香奈子
東京都生まれ、神奈川県在住。企業向けのパソコン研修の講師などを経験後、マイクロソフトで企業向けのサポート業務に従事。現在は、「チーム・モーション」でテクニカルライターとして活動中。また、都内の大学で情報処理関連の非常勤講師を担当。
チーム・モーション:http://www.team-motion.com