Excel+Oracle[2000/2002/2003+9i/10g]データベース完全活用ガイド
2004年11月9日紙版発売
谷尻かおり 著
B5変形判/256ページ
定価2,838円(本体2,580円+税10%)
ISBN 4-7741-2174-6
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書籍の概要
この本の概要
データベース分野で最も大きいシェアを占めるのはOracleです。ということは,Oracle環境の仕事場は,日本には多数あることになります。一方,日頃使われる頻度の最も高いソフトはExcelです。社内データベースなどに蓄積されているデータを手許のExcelで自分なりに加工したりして活用したいと考える人は少なくありません。しかし,その方法を示すような本は,残念ながら見当たりませんでした。本書は,まさに,このニーズに応えるものです。これまで見落とされていた,しかし重要なテーマと言うことができるでしょう。
こんな方におすすめ
- 会社のデータベースシステムがOracleで、自席ではExcelを使っている方
- 研究所などでOracleのデータを利用している方
- Oracleのデータを手許のExcelで利用したい方
著者の一言
使えそうなデータがそこにある。けれどOracleの使い方がわからない。だったらExcelを使おう!Excelに取り込んでしまえば,それはキー入力したデータと同じです。計算したりグラフ化したり。Excelのコマンドを利用すれば,データ分析は自由自在です。ExcelVBAを使ってOracleデータベースを操作する。Oracleデータベースの活用を検討しているすべての方に,この組み合わせを提案します。
目次
第1章 ExcelでOracleデータベースが操作できる
- 01 Excelを使うワケ
- 02 最初に確認しておくこと
- 2.1 Oracleデータベースを操作するために必要なもの
- 2.2 本書で使用するシステム環境
- 2.3 ネットワーク設定
- 03 Excelでプログラムを作る
- 3.1 マクロの作り方
- 3.2 Excelのセキュリティ
- 04 本書で使用するデータベース用語
第2章 oo4oを利用してOracleデータベースに接続しよう
- 01 oo4oの概要
- 1.1 oo4oとデータベース
- 1.2 oo4oの階層構造
- 02 データアクセスの準備
- 03 Oracleデータベースに接続する
- 3.1 基本のプログラム
- 3.2 データベースに接続する
- ■Oracle InProcess Serverの始動
- ■データベースに接続する
- 3.3 結果セットを取得する
- ■レコードを取得するSQL文
- ■レコードを取得する
- 3.4 取得したレコードをシートに挿入する
- ■クリップボードにコピーする
- ■指定した領域に貼り付ける
- 3.5 オブジェクトを閉じる
第3章 ADOを利用してOracleデータベースに接続しよう
- 01 ADOの概要
- 1.1 ADOとデータベース
- 1.2 ADOの階層構造
- 02 データアクセスの準備
- 2.1 ライブラリの追加
- 2.2 プロバイダの種類
- 03 Oracleデータベースに接続する
- 3.1 基本のプログラム
- 3.2 データベースに接続する
- ■新規Connectionオブジェクトの作成
- ■ConnectionStringプロパティに設定する文字列
- ■データベースに接続する
- 3.3 結果セットを取得する
- ■新規Recordsetオブジェクトの作成
- ■レコードを取得するSQLステートメント
- ■レコードを取得する
- 3.4 取得したレコードをシートに挿入する
- 3.5 オブジェクトを閉じる
第4章 データベースを操作しよう
- 01 レコードの移動
- 1.1 レコードを移動できる範囲
- 1.2 カレントレコードを移動する方法
- 1.3 レコードを移動するプログラム ――oo4oを利用するとき
- ■パブリック変数の宣言
- ■データベースに接続する
- ■接続を解除する
- ■先頭レコードに移動
- ■1つ前のレコードに移動
- ■次のレコードに移動
- ■最終レコードに移動
- 1.4 レコードを移動するプログラム ―― ADOを利用するとき
- 1.5 すべてのレコードにアクセスする方法
- 02 レコードの編集
- 2.1 編集可能なレコードセット
- 2.2 既存のレコードを編集する
- ■レコードを更新する方法
- ■レコードを更新するプログラム
- ■すべてのレコードを更新する方法
- 2.3 新規レコードを追加する
- ■レコードを追加する方法
- ■レコードを追加するプログラム
- 2.4 レコードを削除する
- ■レコードを削除する方法
- ■レコードを削除するプログラム
- ■すべてのレコードを削除する方法
- 2.5 トランザクション処理
- ■トランザクションの概念
- ■トランザクションの方法
- 03 レコードの検索
- 3.1 レコードを検索する方法
- 3.2 検索条件の書き方
- ■値の比較に使う演算子
- ■文字パターンを比較する
- ■範囲を指定する
- 3.3 該当するレコードが見つからないとき
- 3.4 レコードを検索するプログラム
- 3.5 連続して検索するプログラム
- 04 抽出と並べ替え
第5章 SQL文の書き方を覚えよう
- 01 SQLとは?
- 02 選択用のSQL文
- 2.1 特定のフィールドを取得する
- 2.2 特定の条件を満たすレコードを取得する
- 2.3 「AかつB」という条件でレコードを取得する
- 2.4 「AまたはB」という条件でレコードを取得する
- 2.5 指定した範囲内のレコードを取得する
- 2.6 値リストを使ってレコードを抽出する
- 2.7 特定のキーワードを含んだレコードを取得する
- 2.8 フィールドの値がNull値のレコードを取得する
- 2.9 「〜でない」という条件でレコードを抽出する
- 2.10 指定したフィールドで並べ替えた結果を取得する
- 03 選択用のSQL文を実行する
- 3.1 SQL文の書き方
- 3.2 oo4oを利用しているとき
- 3.3 ADOを利用しているとき
- 04 更新用のSQL文
- 4.1 新規レコードを追加する
- 4.2 すべてのレコードを編集する
- 4.3 特定のレコードを編集する
- 4.4 すべてのレコードを削除する
- 4.5 特定のレコードを削除する
- 05 更新用のSQL文を実行する
- 5.1 oo4oを利用しているとき
- 5.2 ADOを利用しているとき
- 5.3 トランザクション処理
第6章 注文管理システムを作ろう
- 01 注文管理システムについて
- 1.1 注文管理システムの特徴
- 1.2 注文管理システムでできること
- ■Oracleデータベースに接続
- ■注文書の入力
- ■納品書の印刷
- ■既存の注文書の検索
- ■既存のデータの修正と削除
- ■売れ筋商品の分析
- ■顧客データの分析
- ■商品データの分析
- ■各種データの編集
- 1.3 注文管理システムの処理フロー
- 02 データベースの構造
- 03 データベースに接続しよう
- 3.1 接続フォームの作成
- ■フォームのデザイン
- ■ユーザーフォームの表示
- 3.2 データベースに接続する
- ■ライブラリの追加
- ■パブリック変数の宣言
- ■[ログイン]ボタンの動作
- ■[キャンセル]ボタンの動作
- 3.3 接続時に実行する処理
- ■データを保持するシート
- ■テーブルからデータを取得する
- ■取得したデータの範囲に名前を付ける
- ■シートからデータを削除する
- ■[接続]ボタンの動作
- 04 データベースの接続を解除しよう
- 4.1 テーブルの全データを書き換える
- 4.2 [接続解除]ボタンの動作
- 05 入力画面の基本部分を作ろう
- 5.1 入力画面のデザイン
- 5.2 注文書の内容をデータベースに登録する方法
- 5.3 [登録]ボタンの動作
- 06 納品書を印刷しよう
- 6.1 印刷画面のデザイン
- 6.2 [印刷]ボタンの動作
- 07 入力しやすい画面にしよう
- 7.1 リストから選択する
- 7.2 範囲を参照する
- 7.3 VLOOKUP関数を利用する
- 08 顧客名と品名をコンボボックスで選択できるようにしよう
- 8.1 [フォーム]ツールバーと[コントロールツールボックス]ツールバーの違い
- 8.2 [顧客名]をコンボボックスに表示する
- 8.3 [品名]をコンボボックスに表示する
- 09 注文番号を自動的に設定しよう
- 9.1 通し番号を設定する方法
- 9.2 [注文番号]を作成する
- 9.3 [入力]ボタンの動作
- 10 注文書を検索しよう
- 10.1 レコードを検索する方法
- 10.2 検索したレコードをシートに挿入する方法
- 10.3 [検索]ボタンの動作
- 11 既存の注文書を編集しよう
- 11.1 既存の注文書を削除する
- 11.2 既存の注文書を更新する
- 12 売れ筋商品を調べよう
- 12.1 売れ筋分析に使うデータ
- 12.2 [売筋分析]シートのデザイン
- 12.3 ピボットテーブルのもとになるデータを取得する
- 12.4 ピボットテーブルを作成する
- ■ピボットテーブルウィザードを利用する
- ■自動記録されたマクロを編集する
- 12.5 [売れ筋]ボタンの動作
- 13 顧客別の注文状況を分析しよう
- 13.1 顧客分析に使うデータ
- 13.2 [顧客分析]シートのデザイン
- 13.3 [顧客]ボタンの動作
- 14 商品別の注文状況を分析しよう
- 14.1 商品分析に使うデータ
- 14.2 [商品分析]シートのデザイン
- 14.3 [商品]ボタンの動作
- 15 各種データを編集しよう
- 15.1 [T_SHOHIN]シートのデザイン
- 15.2 各種データの入力画面を表示する
- 15.3 [T_SHOHIN]シートの内容を更新する
- 15.4 [T_KOKYAKU]シートの内容を更新する
- 15.5 [T_TANTO]シートの内容を更新する
- 16 アプリケーション全体を見直そう
- 16.1 起動時に実行する処理
- 16.2 [frm接続]フォームを初期化する
- 16.3 続けて注文書を入力できるようにする
- 16.4 続けてデータを分析できるようにする
- 16.5 メニュー画面に戻る機能を追加する
- 16.6 終了時に実行する処理
- 付録1 ADOを利用して注文管理システムを作成する
- 01 参照設定
- 02 パブリック変数
- 03 データベースに接続する
- 04 データベースの接続状態を確認する
- 05 結果セットを取得する
- 06 結果セットをシートに挿入する
- 07 更新用のSQL文を実行する
- 08 トランザクションを実行する
- 09 オブジェクトを閉じる
- 付録2 Excel 2000でピボットテーブルを作成する
- ■ピボットテーブルを作成するマクロ(第6章―リスト6-19)
- ■ピボットテーブルを作成するマクロ(第6章―リスト6-20)
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