ビジネスの王様シリーズ相手を味方に変える聞き方の技術
2005年2月22日紙版発売
平尾俊郎 著
四六判/224ページ
定価1,518円(本体1,380円+税10%)
ISBN 4-7741-2275-0
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書籍の概要
この本の概要
顧客の話を興に乗せつつ,いかに自分の土俵に引き込んで望む結果を得るか。ビジネスシーンにおける営業や商談では,いくら一方的にしゃべり倒しても,相手から話を引き出せなければ展望は開けません。本書は豊富なインタビュー経験をとおして著者が培ってきた「人の話の聞き方の技術」をあますところなく公開しています。おもしろいように話が弾み,人間関係が深まり,話し相手から好意を寄せてもらうためのノウハウが満載です。
こんな方におすすめ
- 営業や商談で顧客との会話をいっそう弾ませたい方
- 周囲とのコミュニケーションを円滑にしたい方
- 人から話を引き出すノウハウを学びたい方
目次
第1章 「聞き上手」な人ほど,うまくいく
- 1 「聞き上手」な人は仕事ができる
- 「聞く」ことが大事なわけ
- 「聞く」ことをおろそかにしていないか?
- “聞き上手”な人には情報が集まってくる
- 2 「聞く」ことでコミュニケーションは活性化する
- 話し方教室は「聞く」ことから教える
- 大学が「対人関係」を教え始めた
- 社会に出てからでは遅すぎる
- 3 どんな人を「聞き上手」というのか?
- 人によって異なる「聞き上手」
- 話を最後まで聞けるか
- きちんとレスポンスが返ってくるか
- 話を膨らませるセンスがあるか
- 4 ただ「聞いてくれる」だけで人は満足する
- トップセールスマンはみな「聞き上手」
- カーネギーの教訓
- 苦手な相手には「聞き」に徹する
- 5 上手な聞き方にはセオリーがある
- 話しやすい「位置」と「距離」がある
- 相談事は真横,商談は斜めに座る
- 「伸びる男」はコミュニケーションの“技術”を知っている
- 【コラム】TVのなかの“聞き上手”たち(1)
- 目は口ほどにモノを言う ――みのもんた氏の「眼技」
第2章 その道のプロに学ぶ「聞き方の極意」
- 1 相手をリラックスさせることが第一/インタビュアーS氏
- まず,自分がリラックスすること
- 最初にニコッと笑うことで緊張を解く
- リラックスさせるには見かけも大切だ
- 自分の理解度を伝える相づちを打つ
- 2 他社事例から相手のニーズを探る/広告営業マンK氏
- プレゼンの勝敗はヒアリングで決まる
- ケーススタディの反応からニーズを引き出す
- ヒアリングでコンペに勝った!
- 共感・激励の言葉で相づちにプラスαを
- 3 すべては理屈抜きの謝罪から始まる/お客様相談室M氏
- クレーム対応は「聞き役」に徹する
- 非があろうとなかろうと,まず謝罪する
- 言い訳・責任転嫁はしない
- 「〜と思います」「ですが……」は使わない
- 4 耳を傾け,共感することで患者は心を開く/精神科医T氏
- 精神科医は「聞くプロフェッショナル」
- 妻の話を「傾聴」できるか?
- 誰もが無意識に使っている「共感」
- 共感的言葉で相手を乗せる
- 5 事前の情報収集で相手を振り向かせる/スポーツライター0氏
- 周到な情報収集は取材の基本
- 相手を気持ちよくさせる情報を仕込む
- 相手が喜ぶ「お土産」(情報)を持参する
- 【コラム】TVのなかの“聞き上手”たち(2)
- あいまいなまま話を進めない ――田原総一朗氏の「言い換え」
第3章 この「聞き方」で話が弾む!
- 【PART1 これだけは絶対押さえておきたい! 基本話術編】
- 1 「 相づち」はコミュニケーションの潤滑油
- 相づちのボキャブラリーを増やせ
- 驚きは速く,訃報には遅めのタイミングで
- 短い相づちにひと言添えて,話を勢いづかせる
- 2 リピート(おうむ返し)することで会話に弾みをつける
- おうむ返しも立派なテクニック
- 苦手分野の専門用語はリピートで逃げる
- 3 レスポンス(関心・理解を示す)のポイントは“言い換え”にある
- 話し手が一番困るのが「無反応」
- そしゃくして自分の言葉で言い換える
- キーワードを与えて話を具体化する
- 4 「共感・同調」を示して心の壁を取り払う
- 「共感・同調」は,どんな状況にも通用する基本技
- プロの精神科医のテクニックを見る
- 5 「整理・要約」で話のポイントをはっきりさせる
- 話を整理し,ポイントを洗い出す
- やんわりと,嫌みにならないように
- 6 「誘導・話題転換」で,話を思いどおりの方向にもっていく
- 外堀からじわじわ攻めていく話法
- 「それはそうと……」で話題を変える
- 【PART2 態度やしぐさを使って上手に聞こう! ボディランゲージ編】
- 1 「うなずき」は無言のメッセージを伝える
- 軽くうなずくだけで,こんなに違う
- 「浅いうなずき」と「深いうなずき」の違いは?
- 2 「目線」を有効に使う
- 目にモノを言わせる
- 顔の下半分をソフトフォーカスで見る
- 3 「腕・手足」の小さなしぐさにもポイントがある
- 「腕組み」は話し手との間に壁をつくる
- 「ながら」聞きは絶対にダメ!
- 意外と気になる,ボールペンの頭をカチカチ
- 「貧乏ゆすり」は話す気をなくさせる
- 軽く身体にタッチして親近感をあらわす
- 「ミラーリング」で相手をリラックスさせる
- 【PART3 TPOに応じた聞き方の基本技 シチュエーション編】
- 1 聞き上手は「場所」を制す
- 相手の「ホーム」で話を聞く
- 大事な話はTPOをわきまえて
- 酒席を上手に利用しよう
- 2 話を聞くのに適した「時間」がある
- 重要な人とは朝10時に会う
- 3 座る位置や相手との距離をはかる
- 議論は正対,雑談なら直角に
- 距離を縮めて相手を巻き込む
第4章 聞き出しにくい人には,こうやって対応する
- 1 無口な人・口が重い人/相性が悪く話が弾まない人
- 相手が無口だと,会話のキャッチボールができない
- 相手に合わせて会話のテンポを遅くする
- 相性の悪い相手には正攻法は通じない
- 「ミラーリング」で緊張感をやわらげる
- 2 話があちこちに飛ぶ人/要領を得ない人
- いつの間にか話の内容がズレている
- 自分が非をかぶり,早めに話の腰を折る
- 「リピート」「言い換え」「整理・要約」を駆使する
- 3 グチや悪口ばかり言う人/やたらと説教を垂れる人
- グチや悪口は「リピート」で受け流す
- 過激な悪口で出鼻をくじく
- 説教は“ダンマリ”でやりすごす
- 従順すぎると怒りを買う
- 4 延々と長話をする人/話がなかなか核心に至らない人
- 話題が切り替わる瞬間に話を引き取る
- ボディランゲージでそれとなく伝える
- 相づちを挟んで話の回転数を上げる
- 5 やたらと理屈っぽい人/忙しい人
- 理屈っぽい相手にはあいまいな言葉は使わない
- 「なぜ?」「どうして?」は禁句
- 忙しい人から話を聞くときには最初に手持ち時間を確認する
- 6 ホンネを言わない人/話をすりかえる人
- 心を裸にして,こちらからホンネを言う
- ときには相手の口からホンネを言わせない配慮も必要
- 話をすりかえる人には,どうするか?
- いったん仕切りなおして後日電話で要望を伝える
- 7 大風呂敷を広げる人/自分の話ばかりする人
- “大風呂敷”は話半分に聞く
- 自慢話には「ほめ殺し」で対抗する
- 意外に多い“一通(一方通行)会話人間”
- 一通会話人間には,話の腰を折るか先回りする
- 【コラム】TVのなかの“聞き上手”たち(3)
- 聞き手と同等の予備知識を視聴者に与える ――黒柳徹子氏の「背景説明」
第5章 「どうしても話を引き出せないとき」の乗り切り方
- 1 どうしても時間がないとき
- 時間が押し詰まっているときの“最初のひと言”
- 次回のアポをとる
- 2 横文字や専門用語ばかりで話が理解できないとき
- わかったふり,知っているふりをしない
- 聞くは一時の恥,である
- 3 同じ話を何度も聞かされるとき
- 人は気に入った話を繰り返すもの
- 遠回しに「その話,前にも……」と言ってみる
- 4 相談をもちかけられたとき
- 時間をあけずにその日のうちに話を聞く
- せかしたり,たたみかけたりしない
- 5 相手が緊張していて話を聞き出せないとき
- あなどれない笑顔の効用
- 身ぶり手ぶりを大きくする
- 6 話が全然広がっていかないとき
- 間口を狭めるような話の聞き方をしていないか
- 「オープン・クエスチョン」と「クローズド・クエスチョン」
- 【コラム】TVのなかの“聞き上手”たち(4)
- ありのままの自分をぶつける ――古舘伊知郎氏の「謙虚さ」
第6章 聞き上手になるための「日頃の訓練」
- 1 簡単には,聞き上手になれないが……
- 経験を積んで初めて聞き上手になれる
- 聞き手にまわることを覚える
- 相づちひとつで相手のノリは驚くほど変わる
- 2 人間の心理・行動に詳しくなろう
- 「心理学」には,聞く技術との接点がある
- 心のサインを読み取れるか?
- 心理学の入門書を斜め読みしよう
- 3 トーク番組から聞き上手になるためのエッセンスを学ぶ
- 聞く技術は独習で十分な成果が得られる
- インタビュアーのつもりでトーク番組を観る
- 自分ならこう聞くというシナリオをつくる
- 4 苦手な人,相性の合わない人との会話経験を積む
- 話しやすい人とばかり話してはいけない
- イエスマンは聞き上手ではない
- 相手の立場に立って「真剣に」話を聞く
- 5 最後の決め手は“人間的魅力”
- 知識・情報は会話を救う
- 聞き上手の“黄金循環”をめざそう
- あなたの“人間的魅力”を磨こう