CMS構築 成功の法則
2007年3月30日紙版発売
生田昌弘,門別諭,キノトロープ協力 著
B5変形判/224ページ/CD1枚
定価2,728円(本体2,480円+税10%)
ISBN 978-4-7741-3061-3
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書籍の概要
この本の概要
商用CMS(コンテンツ・マネージメント・システム)の導入ガイド。商用CMSの導入は盛んですが,失敗例も多いもの。原因は,CMSツールを単なる更新・運用ツールととらえてしまうことにあります。
そこで本書の前半では,まずCMSとは何かを問い直したうえで,「CMSを導入できる状態にすること」に焦点をあてます。そして,それをふまえて後半では,商用CMSツールの導入方法を実例に基づき紹介します。
こんな方におすすめ
- 更新や運用に悩んでいる、企業Webサイトの担当者・Webマスター
- 商用CMSの導入を進めている、Web制作会社のWebディレクター
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- CMSはWeb更新ツールではない
- CMSとは,コンテンツ・マネージメント・システムのこと。ただし,ひとくちにCMSといってもその範囲はじつに広く,オープンソースのblogツールも時にCMSとよばれますし,一方で,初期投資だけで数百万から云千万円という商用パッケージソフトもあります。で,ここでは後者に限って話を進めます。
目次
- はじめに
第1章 CMSって何だろう?
- 1-1 CMSとは概念である
- インターネットはツールになった
- 企業がなすべきは満足体験を与えること
- すべての答えとなるだけのページを用意
- ワンストップでソリューションを提供する
- 1-2 CMSは,更新・運用ツールでもなければ管理ツールでもない
- ユーザーに満足体験を与えるために
- 副産物として得られる効果
- 1-3 CMSは,Webサイトを究極の小売店にする
- 小売店のサービスレベルを手に入れる
- 求められる情報をワンストップで提供
- 1-4 CMSは,ユーザーに企業内の壁を感じさせない
- ユーザーは企業内の壁を感じている
- 壁を破るのではなく,感じさせない
- 1-5 CMSは,運用コストを削減してくれる
- 1-6 CMSは,ロングテールを目指す
- 1-7 CMSは,ブランド構築のために
第2章 CMSはユーザーニーズを実現するためにある
- 2-1 そもそもWebサイトとは?
- ユーザーに「ありがとう」といわれるメディア
- ユーザーが企業より有利になった
- 2-2 ユーザーニーズを調べるために
- 2-3 ユーザー体験シナリオが「顧客満足」を実現する
- 顧客が「満足体験」を実現するプロセス
- Webサイト上でもリアルでも,一貫したおもてなしを
- マルチエントランスという考え方
- 2-4 究極のWebサイト「ドアページ」
- SEOが逆効果になることも
- 集客ページ自体がソリューションになる
- ドアページはベースパッケージ
- 2-5 ユーザーニーズに応えるCMSツールとは?
- まずユーザーのことを知る
- 広告が情報となるタイミングはユーザーが決める
- CMSツールはユーザーの問題に合わせて情報を編集する
- 2-6 キノトロープのWebサイト構築ワークフロー
第3章 CMS構築成功のために
- 3-1 CMSツールの現状
- 根本的な問題はコンテンツの管理
- 更新ツールとコンテンツ管理ツールは違う
- 3-2 コンテンツ管理とは?
- ページ単位でなく,コンテンツ単位で管理
- CMSでは,下から積み上げていく
- メリットがより大きいのは動的配信
- CMSツールを導入すれば運用も変わる
- 3-3 コンテンツがどのように使われているのか?
- コンテンツの表示の仕方は千差万別
- CMSツール導入をきっかけにコンテンツを見直す
- 3-4 体制は明確に
- なぜ明確な体制が必要か?
- どんな体制が必要か?
- CMSツールが承認フローの確立を助ける
- 3-5 あるべきサイト構築が究極の目的
- あるべき姿とそこに至るステップ
- CMS導入にもステップが必要
第4章 CMS構築はじめの1歩
- 4-1 現状自社サイトのレベルを考えよう
- 明確にすべき2つのポイント
- CMS構築の4つのステージ
- 4-2 ガイドライン
- ガイドラインが最初の目標
- さまざまなガイドライン
- 4-3 一対一の更新ツールなど(キノトロープのCMS導入支援ツール)
- TEMS
- ETWS
- 4-4 ASPで提供されるサービス
- CMS PLUS
- SITE MEISTER
- 4-5 本格的なCMSツール
- 最終ステージであり,負担も大きい
- CMSツール選定のポイント
- CMSツールの紹介
第5章 CMS導入ワークフロー
- 5-1 CMS導入ワークフロー
- CMS導入ワークフローの位置づけ
- 5-2 CMS要件定義
- 要件定義の概略
- ヒアリング
- プランニング
- コンテンツ整理
- ベーステンプレート
- 運用体制の検討
- 5-3 CMS基本設計
- 基本設計の概略
- 画面項目の定義
- 機能項目の定義
- Web要素の定義
- プロトタイピング
- 5-4 CMS詳細設計
- 詳細設計の概略
- アセット(データ)設計
- テンプレート設計
- ロール設計
- ワークフロー設計
- 5-5 CMS開発
- 開発の概略
- アセット(データ)開発
- テンプレート開発
- 相互関連開発
- ロール開発
- ワークフロー開発
- 5-6 CMS結合テスト
- 結合テストの概略
- データ連携テスト
- 負荷テスト
- ワークフローテスト
- パブリッシュテスト
- 5-7 CMS受け入れテスト
- 5-8 CMSデータ入力
- 5-9 まとめ
第6章 CMS導入事例
- 6-1 進化するWebサイトに対応するために
- すべてはコンテンツの一元管理から始まる
- グローバル化,多様化,進化するCMSツール
- 6-2 株式会社東急ホテルズ
- Webサイトの概要
- CMS導入の実際
- 6-3 クラリオン株式会社
- Webサイトの概要
- CMS導入の実際
- 6-4 株式会社パイロットコーポレーション
- Webサイトの概要
- CMS導入の実際
付録 市販CMSツール紹介
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