完全攻略シリーズWindows Vista 自宅LAN 完全攻略
2007年6月30日紙版発売
松永融,松本剛,橋本新義 著
A5判/352ページ
定価2,618円(本体2,380円+税10%)
ISBN 978-4-7741-3145-0
ただいま弊社在庫はございません。
書籍の概要
この本の概要
本書ではWindows Vistaで家庭内LANを構築するうえで必要になるテクニックを幅広く解説しています。有線/無線LANの設定方法だけではなく,様々なネットワークリソースを共有化する方法,NAS,PLC,モバイル無線LAN活用などの+αテクニックも多数紹介しています。
こんな方におすすめ
- Windows Vistaパソコンを新しく買った人
- パソコンを2台以上持っている人
- 複数のパソコンでインターネット接続や様々なリソースを共有したい人
- 最新の高速化技術やその活用方法を知りたい人
著者の一言
インターネット技術の進化はめざましく,すでに重要なインフラとしての地位を築き上げています。家庭におけるパソコンの所有台数も年々増加しており複数台のパソコンでメールやWebブラウジングのできる環境が求められています。本書は複数台のパソコンを同時にインターネットへ接続する方法をメインテーマに掲げ,Windows VistaのLAN機能について丁寧に解説しています。
この書籍に関連する記事があります!
- ネットワークマップを使ってみよう
- Windows Vistaでは,ネットワーク関連機能が大幅に変更になりました。ここでは,新機能として,「ネットワークマップ」を紹介します。
目次
はじめに
本書を読み進める前に覚えておきたい基本
- ドライバのインストールやネットワークの設定を
- スムーズに行うために警告画面を非表示にする
- 方法・:Administratorアカウントを有効にする
- 方法・:UACを無効にする
- 方法・:毎回「続行」をクリックする
- 「セキュリティの警告」画面が表示される場合
- 本書で扱っている単位について
Chapter1 LANの基本技
- 1-01 LANを構築すればファイルやプリンタが共有できる
- パソコンは単独で使うと効率が悪い
- パソコン同士をつないで,機器やファイルの共有化を図る
- 1-02 LANを構築する前に確認しておくべきポイント
- 自宅のインターネット環境を確認する
- ルータ機能の有無が大きな分かれ目
- USB接続のブロードバンドモデムを使用している場合は,モデムの交換も視野に入れる
- 1-03 LANを構築するために必要な機器
- ネットワーク機器の機能を理解しておく
- 最低限必要なのはハブ,LANアダプタ,LANケーブル
- インターネット接続を共有するならルータが必要
- 1-04 自宅でLANを構築する際の接続パターン
- ブロードバンド回線を複数台のパソコンで共有する
- [有線LAN]パターン1 シンプルなブロードバンドモデムを使用している場合
- [有線LAN]パターン2 ルータ機能内蔵型ブロードバンドモデムを使用している場合
- [有線LAN]パターン3 ブロードバンドモデム機能を内蔵しているルータの場合
- [無線LAN]パターン4 無線LANのみで構成する場合
- [無線LAN]パターン5 無線LANと有線LANを混在させたい場合
- [無線LAN]パターン6 すでに有線LANを構築している場合
- 1-05 ルータ購入時のチェックポイント
- ネットワーク同士を接続(中継)するのがルータ
- 有線ルータ購入時はGigabit Ethernetに注目
- PPPoEとは?
- 無線ルータ購入時は802.11gに注目
- 1-06 ハブ購入時のチェックポイント
- ポイントはポート数と速度
- 1-07 ケーブル購入時のチェックポイント
- 「カテゴリー5e」もしくは「カテゴリー6」を選択したい
- ストレート/クロスの違いもある
- 1-08 アクセスポイント購入時のチェックポイント
- ルータではなくアクセスポイントを選択するケース
- 1-09 LANアダプタ購入時のチェックポイント
- 有線LANの場合
- 無線LANの場合
- 1-10 あると便利な小物類を上手に活用する
- ノイズフィルター
- モール
- マークバンド・ケーブルタイ
Chapter2 ルータの設定技
- 2-01 ルータの設定をスムーズに行うポイント
- 3ブロードバンドモデムの仕様とプロバイダの接続条件を把握する
- ルータ機能搭載モデムを使用する場合は,ルータのIPアドレスをブロードバンドモデムに合わせる
- ネットワーク機器の電源は,インターネットに近い側から投入する
- ルータの主な設定手順はメーカーごとに異なる
- 2-02 ルータ設定のポイント[コレガ「CG-WLBARGMH」編]
- コレガ「CG-WLBARGMH」のルータ設定
- 2-03 ブロードバンドモデムがルータ機能を備えていない場合
- ルータ機能を備えていない場合の設定はシンプル
- 2-04 ブロードバンドモデムがルータ機能を備えている場合
- ルータのIPアドレスをブロードバンドモデム側に合わせる
- ルータのルータ機能を切り離す
- パソコンのIPアドレスをルータ側に合わせる
- ルータのIPアドレスをブロードバンドモデム側に合わせる
- パソコンのIPアドレスを元に戻す(ブロードバンドモデムに合わせる)
- 2-05 ルータ設定のポイント[プラネックス「BLW-54CW2」編]
- プラネックス「BLW-54CW2」のルータ設定
- ルータ機能のオン/オフは切り替えスイッチで設定する
- 2-06 ブロードバンドモデムがルータ機能を備えていない場合
- Routerモードの設定方法
- 2-07 ブロードバンドモデムがルータ機能を備えている場合
- APモードの設定方法
- 2-08 ルータ設定のポイント[バッファロー「WZR-G144NH」編]
- バッファロー「WZR-G144NH」のルータ設定
- 最新版「エアナビゲータCD」を入手する
- ルータ機能のオン/オフは底面の「動作モード切替スイッチ」で設定する
- 2-09 ブロードバンドモデムがルータ機能を備えていない場合
- 設定ツール「エアナビゲータ」を利用する
- PPPoE接続の場合
- 2-10 ブロードバンドモデムがルータ機能を備えている場合
- ルータ機能を無効にし,ブロードバンドルータの設定に合わせる
- 一時的にパソコンのIPアドレスをAirStationに合わせる
- AirStationのIPアドレスをブロードバンドモデム側に合わせる
- パソコンのIPアドレスを元に戻す
- 2-11 2台目のパソコンでインターネット接続を行う
- Windows Vistaの「ネットワークマップ」で確認
- コンピュータ名を確認する
- ワークグループ名を確認する
- IPアドレスを確認する
Chapter3 無線LANの設定技
- 3-01 無線LANを上手に使いこなすための基本知識
- 無線LANと有線LANの違い
- 無線LAN規格のそれぞれの特徴
- 高速無線LAN「802.11n」の正式規格化が目前
- 親機と子機を接続するには2種類の方法がある
- 3-02 無線LAN設定のポイント[コレガ「CG-WLBARGMH-P」編]
- Windows Vistaの機能を利用して接続する
- 無線LANアダプタのドライバをインストールする
- 無線LAN機能の搭載されたノートパソコンの場合
- 親機との無線接続を確立する
- 3-03 セキュリティキー付きで接続する[プラネックス「BLW-54CW2-PK」編]
- 自動接続ツール「EZ-GO」はWindows Vista非対応
- 無線LANアダプタのドライバをインストールする
- 親機との無線接続を確立する
- 3-04 専用ツールで接続する[バッファロー「WZR-G144NH/P」編]
- バッファロー純正ツール「エアナビゲータ」を利用する
- エアナビゲータを起動する
- 2台目以降のパソコンを接続する場合
- 3-05 無線LAN接続がうまくいかない場合のチェックポイント
- 原因はどこにあるかを発見するのがポイント
- ネットワークマップのパターンからトラブルの原因を突き止める
- パターンその1■ 親機−子機間の接続が全く確立していない場合
- プライベート/パブリックの設定を変更する
- パターンその2■ 親機−子機間の接続が不完全(もしくは不安定)な場合
- パターンその3■ ルータよりインターネット側に問題がある場合
Chapter4 共有化の技
- 4-01 Windows Vistaのファイル/フォルダ共有機能
- “パブリックフォルダ共有”と“ファイル共有”の違い
- 4-02 パブリックフォルダでファイルやフォルダの共有設定をする
- 「ネットワークと共有センター」から共有設定を行う
- LAN上の別のパソコンからパブリックフォルダにアクセスする
- 4-03 ファイル共有でファイルやフォルダの共有設定をする
- ファイルの共有機能で共有設定を行う
- LAN上の別のパソコンから共有フォルダにアクセスする
- 4-04 Windows XPからWindows Vistaの共有フォルダ/ファイルを利用する
- 利用方法はWindows Vista同士の場合と同じ
- Windows XPからWindows Vistaのパブリックフォルダを利用する
- Windows XPからWindows Vistaのファイル共有を利用する
- 4-05 共有設定をしたファイル/フォルダに制限をかける
- 複数ユーザーで利用している場合制限が必要になることも
- パブリックフォルダのアクセス制限
- ファイル共有のアクセス制限
- 4-06 共有フォルダのディスク容量を制限する
- ユーザーごとにディスク使用量を設定する「クォータ」
- クォータ機能で使用可能なディスク容量を設定する
- 4-07 複数台のパソコンでプリンタを共有する
- プリンタを共有化するには2種類の方法がある
- 4-08 パソコン接続型・共有プリンタをセットアップする
- プリンタをセットアップしてパソコンに接続する
- プリンタを共有化する
- 共有化したプリンタを利用する側の設定
- 共有プリンタへ印刷してみる
- 4-09 ハブ接続型・ネットワークプリンタをセットアップする
- ネットワークプリンタのインストール方法は2通りある
- ドライバのインストールと登録作業を行う
- 4-10 ネットワークストレージ「NAS」を利用する
- Windows Vistaが提供するファイル共有機能の限界
- 問題を抱えている場合は,NASの導入も検討しよう
- 4-11 NASを使えるように設定する
- LinkStationをセットアップする
- 4-12 NASにアクセスできない場合
- 市販ファイアウォールソフトを使用している場合は注意が必要
- 4-13 NASでアクセス制限を設定する
- ローカルユーザーベースのアクセス制限をかける
- LinkStationの設定画面を起動する
- ローカルユーザーを登録する
- アクセス制限付きフォルダを作成する
- アクセス制限を確認する
Chapter5 高速化の技
- 5-01 有線LAN(Gigabit Ethernet)で高速化を図る製品選びのポイント
- 1Gbps/秒のデータ転送が可能なGigabit Ethernet(ギガビット・イーサネット)
- 仲介するハブやルータも1000BASE-T対応製品が必要
- LANカードによってはケーブルも対応製品が必要
- 5-02 Gigabit Ethernet接続の不安定さを回避する
- Gigabit Ethernet接続の不安定さを回避するには
- LANカードの速度を100Mbps専用モードに変更する
- 5-03 Gigabit Ethernetで実効転送速度を向上させる
- ポイントはJumbo Frame対応
- LANカードのJumbo Frame設定を有効にする
- 複数のLANカードで高速化を図るには(Teaming機能)
- 5-04 新技術「802.11n」で無線LANの高速化を図る
- プレ(ドラフト)11n対応のルータに交換する
- プレ(ドラフト)11nでの通信を行うためにチェックしたいポイント
- Windows Vistaではドライバの対応に注意
- 電波法の2度の改正により,さらに速くなる2007年後半の無線LAN
Chapter6 快適化の技
- 6-01 複数のユーザーでスケジュール情報を共有する
- Windowsカレンダーでスケジュール情報を共有する
- スケジュールからiCalendarファイルを作成する
- 共有されたスケジュール情報をインポートする
- 6-02 LANやインターネット上の仲間と共同作業を行う
- Windowsミーティングスペースを利用する
- Windowsミーティングスペースのセットアップを行う
- Windows Vista Home Basicでは利用できない
- 新しいミーティングを作成する
- 他のユーザーを招待する
- 電子メールで招待する場合
- 受け取った招待ファイルを利用してミーティングに参加する
- 一覧からミーティングを選択して参加する
- デスクトップやプログラムを共有する
- 他のユーザーに配布する資料を追加する
- 他のユーザーにメッセージ(メモ)を送信する
- 6-03 外出先から自宅のパソコンにアクセスする(1)
- LANで接続された他のパソコンを操れる「リモートデスクトップ」
- RDTを使うには接続先パソコンのエディションに制限がある
- サーバ側のパソコンで設定する
- 電源オプションの注意画面について
- クライアント側のパソコンから接続する
- Windows XPをサーバにしている場合
- RDTをより使いやすい設定にカスタマイズする
- 6-04 外出先から自宅のパソコンにアクセスする(2)
- リモートデスクトップをインターネット経由で使うには
- リモートアクセスで重要な「ダイナミックDNSサービス」と「VPN」
- BHR-4RVのリモートアクセス機能を設定する
- VPN接続の設定を作成する
- VPN接続がうまくいかない場合
- 屋外からリモートデスクトップを利用する
- リモートアクセス用ページにある「WakeOnLAN」アイコンとは?
- 6-05 オンラインゲームをトラブルなく楽しむ
- ネットワークサービスを利用するために必要なポートを開放する
- プログラム起動時にブロックを解除する
- Windowsファイアウォールに例外プログラムを追加する
- ポート番号を指定してブロックを解除する
- 6-06 外出用ノートパソコンで作業したデータとの同期を取る
- Windows Vistaの「オフラインファイル」を利用する
- オフラインファイル機能を有効にする
- 同期する共有ファイルのオフライン設定を行う
- 同期を行うスケジュールを設定する
- 手動で同期を取る
- Windows Vista Home Basic/Home Premiumの場合は?
- 6-07 無線LANが届きにくい場所からでも電力線を介して接続する
- PLCアダプタを活用する
- PLCアダプタの設置とネットワークへの接続
- PLCの規格は他にも3種類ある
- PLCアダプタを使用する場合はノイズとセキュリティにも注意
- 6-08 「ネットワークと共有センター」の便利な機能を使いこなす
- ネットワークに関する設定が一括で行えるネットワークと共有センター
- 無線LANの設定内容を確認する
- ネットワークマップを利用して別のパソコンにアクセスする
- Windows XPパソコンをネットワークマップに表示させる
- 6-09 マルチメディアファイルを共有する
- 「Windows Media Center」を利用する
- ネットワーク上の音楽フォルダをライブラリ化する
- 6-10 無線LAN搭載モバイルを活用してインターネットを楽しむ
- W-ZERO3を使用してインターネットにアクセスする
- 内蔵ワイヤレスLAN機能をオンにする
- BBモバイルポイントにアクセスする
- 手動で無線LANの設定をする
- 公衆無線LANサービスにはどんなものがある?
Chapter7 セキュリティの技
- 7-01 Windows Defenderでスパイウェア・アドウェア対策を行う
- Windows Vistaに標準搭載されているセキュリティ対策ソフト
- 「スキャン」でハードディスク内のファイルをチェックする
- その場で警告メッセージを発する「リアルタイム保護」
- コンピュータ内のプログラムを検査するソフトウェアエクスプローラ
- ウイルス対策やメンテナンスも行える「Windows Live OneCare」
- 7-02 Windowsファイアウォールで不明なアクセスを遮断する
- Windows Vistaではアウトバウンドの遮断に対応
- Windowsファイアウォールの設定を確認する
- 「ネットワークの場所」に応じてセキュリティレベルも変わる
- パケットを通過させるプログラムやポートを設定する
- 7-03 ルータのアクセスログをチェックする
- ログはセキュリティの重要な解析資料
- アクセスログを閲覧する
- アクセスログをチェックする
- 「syslogサーバ」を立ててアクセスログを管理する
- 7-04 無線LANのセキュリティを強化する[ESSID編]
- 無線LANは被害に遭う危険性が高い
- ESSIDを隠して第三者に接続させないようにする
- 7-05 無線LANのセキュリティを強化する[暗号化編]
- 無線LANを利用するなら暗号化の設定は鉄則
- 暗号化の「認証方式」と「暗号化方式」
- 暗号化設定を手動で行う必要があるかどうかは製品によって異なる
- 暗号化設定を行う(「CG-WLBARGMH」の場合)
- 暗号化設定を行う(「BLW-54CW2」の場合)
- 暗号化設定の際,うまく接続できない場合
Chapter8 ネットワークコマンドの技
- 8-01 ネットワークコマンドとコマンドプロンプトの使い方
- ネットワークコマンドを利用して詳しい接続状況を得る
- 8-02 ファイルのアップロード・ダウンロードを行う
- FTPコマンドの機能
- FTPサーバにログインして,ファイルをダウンロードする
- FTPコマンドのヘルプの見方
- 8-03 ネットワークの経路や状況を確認する
- PINGコマンドの機能
- PINGを実行してサーバへの接続状況を診断する
- PINGコマンドが遮断されていることもある
- 使用しているコンピュータのIPアドレスを確認するには
- TRACERTコマンドの機能
- TRACERTを実行してネットワークの経路を確認する
- タイムアウトになる場合
- PATHPINGコマンドの機能
- PATHPINGコマンドを実行してネットワークの経路や状況をあわせてチェックする
- 8-04 ネットワークのTCP/IP構成を表示する
- IPCONFIGコマンドの機能
- すべてのネットワークアダプタのTCP/IP構成を表示する
- 8-05 IPアドレスからMACアドレスを確認する
- ARPコマンドの機能
- 現在のキャッシュテーブルの内容を表示する
この本に関連する書籍
-
ネットワークコマンド ポケットリファレンス Windows/Linux対応
ネットワークの操作に必要なコマンドを収録したポケットリファレンスです。目的ごとに,WindowsとLinuxの両方のコマンドを用意し,それをどのように使用するのか,例と...
-
Windows Vista 設定・カスタマイズ 完全攻略
Windows Vistaは,従来のWindows XPと比べて,インターフェースや設定方法が大幅に異なることになります。XPからVistaに乗り換えても,「どうやれば,あの設定ができる...
-
最速ネットワークを実現!家庭内LAN 快適テクニック
ADSLなどのブロードバンドの普及によって一般家庭にもLANが構築されるようになりました。そして,LANは知識があればあるほど,高速に・効率よく,利用することができま...