OpenSocial入門
――ソーシャルアプリケーションの実践開発
――ソーシャルアプリケーションの実践開発
2009年1月24日紙版発売
田中洋一郎 著
B5変形判/320ページ
定価2,838円(本体2,580円+税10%)
ISBN 978-4-7741-3748-3
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書籍の概要
この本の概要
Googleの提供するOpenSocialは,既存のSNS(OrkutやMySpaceなど)に新たな機能を追加するためのソーシャルアプリケーションプラットフォームです。対応するSNSに参加しているユーザは自由にアプリケーションを追加し,裏側で働いているシステムを意識せずに活用することできます。国内最大手のSNS,mixiでもOpenSocialに対応した「mixiアプリ」の提供が予定されており,今後ソーシャルアプリケーションが大きく普及していくことでしょう。
本書は「ソーシャルアプリケーションによって何が実現できるのか」に着目し,OpenSocialによるアプリケーション開発方法だけでなく,OpenSocialの登場とその背景,OpenSocialが描く世界,そしてOpenSocialアプリケーションを開発して多くのユーザに使ってもらうための方法などを紹介していきます。
こんな方におすすめ
- OpenSocialアプリケーションを開発したい人
- OpenSocialのこれからに興味がある人
この書籍に関連する記事があります!
- OpenSocialでSNSが変わる? SNSの機能を拡張するソーシャルアプリケーションとは?
- 日本で最大手のソーシャルネットワーキングサービス(以下,SNS)と言えば,ミクシィが運営する「mixi」でしょう。この記事を読んでいる方で,すでに入会している方も多数いるかなと思います。
本書のサンプル
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目次
第1章 OpenSocialとは
1.1 背景
- 1.1.1 今までのSNS
- 1.1.2 マンネリ化したSNS
- 1.1.3 ソーシャルOSの登場
- 1.1.4 vs. Facebook
1.2 OpenSocialの登場
- 1.2.1 Googleによる共通規格「OpenSocial」
- 1.2.2 OpenSocialが目指す世界
- 1.2.3 多くのSNSの参画
1.3 OpenSocialの特色
- 1.3.1 OpenSocialが規定するもの
- 1.3.2 OpenSocialで使用される技術
- 1.3.3 SNS運用側から見たOpenSocial
第2章 OpenSocialアプリケーションとは
2.1 OpenSocialアプリケーションの楽しさ
- 2.1.1 みんなで楽しむOpenSocialアプリケーション
- 2.1.2 OpenSocialアプリケーションの例
2.2 扱われる情報
- 2.2.1 会員情報
- 2.2.2 友達関係
- 2.2.3 アクティビティ
- 2.2.4 通知メッセージ
- 2.2.5 共有情報
- 2.2.6 SNS外のコンテンツ
2.3 基本的な構成要素
- 2.3.1 アプリケーションディレクトリ
- 2.3.2 マイアプリケーション
- 2.3.3 Leftナビメニュー
- 2.3.4 ビュー
- 2.3.5 Friend Updates
- 2.3.6 メッセージ
- 2.3.7 Aboutページ
第3章 OpenSocialアプリケーション開発
3.1 開発のための準備
- 3.1.1 OWNERとVIEWER
- 3.1.2 Orkut Sandboxアカウントの申請
- 3.1.3 環境の構築
3.2 初めてのOpenSocialアプリケーション
- 3.2.1 Gadget XMLファイルの作成
- 3.2.2 Webサーバへのアップロード
- 3.2.3 Orkutへの登録
3.3 ソーシャルアプリケーションの開発
- 3.3.1 Gadget XMLファイルの作成
- 3.3.2 JavaScriptファイルの作成
- 3.3.3 CSSファイルの作成
- 3.3.4 Webサーバへの配置と動作確認
第4章 Gadget XMLファイル解説
4.1 基本的な構成
4.2 メタ情報の記述
4.3 依存機能の使用宣言
4.4 コンテンツの記述
- 4.4.1 HTMLコンテンツ種別
- 4.4.2 URLコンテンツ種別
4.5 ロケールとメッセージバンドルの定義
- 4.5.1 特定の国や言語への限定
- 4.5.2 メッセージバンドルの定義
4.6 ユーザ設定項目の定義
4.7 事前ローディングとキャッシング
- 4.7.1 動的コンテンツの事前ローディング
- 4.7.2 静的コンテンツのキャッシング
4.8 ライフサイクルイベントの取得
第5章 API解説
5.1 OpenSocial JavaScript API
- 5.1.1 会員情報の取得要求
- 5.1.2 友達リストの取得要求
- 5.1.3 会員情報項目の取得
- 5.1.4 アクティビティの作成
- 5.1.5 通知メッセージの送信
- 5.1.6 アプリケーションへの招待
- 5.1.7 情報の永続化
- 5.1.8 環境情報の取得
- 5.1.9 権限の確認と要求
5.2 Gadgets Core JavaScript API
- 5.2.1 ユーザ設定項目の取得
- 5.2.2 メッセージバンドルの利用
- 5.2.3 外部サーバの呼び出し
- 5.2.4 文字列のエスケープ
- 5.2.5 機能の使用可否確認
- 5.2.6 onloadハンドラの登録
5.3 Gadgets Feature-Specific JavaScript API
- 5.3.1 メッセージの表示
- 5.3.2 タブの設置
- 5.3.3 Flashの埋め込み
- 5.3.4 見た目の情報の取得
- 5.3.5 ビューの操作
- 5.3.6 表示領域に関する操作
5.4 OpenSocial Restful Protocol
- 5.4.1 RESTの基本
- 5.4.2 OpenSocial Restful Protocolの基本
- 5.4.3 会員情報の取得
- 5.4.4 グループ情報の取得
- 5.4.5 アクティビティの操作
- 5.4.6 永続化情報の操作
- 5.4.7 メッセージ通知
- 5.4.8 ディスカバリ
第6章 OAuthによるWebサービスへのアクセス
6.1 OAuthの基本
- 6.1.1 認証と認可
- 6.1.2 OAuthの登場
- 6.1.3 OAuthの処理フロー
- 6.1.4 OpenSocialにおけるOAuth
6.2 OAuthの実例
- 6.2.1 OAuth Proxyを使った題材
- 6.2.2 情報の収集
- 6.2.3 サービス利用宣言
- 6.2.4 認可処理
第7章 Partuza+Shindigによる開発
7.1 Apache Shindigとは
7.2 Partuzaとは
7.3 インストール
- 7.3.1 必要な環境
- 7.3.2 PHPのセットアップ
- 7.3.3 Apache SindigおよびPartuzaのソースコードの入手
- 7.3.4 ApacheとPHPの設定
- 7.3.5 MySQLのインストール
- 7.3.6 Apache ShindigとPartuzaの設定
7.4 OpenSocialアプリケーションの実行
付録A opensocial-java-client
付録B OpenSocialに関する情報元
付録C OpenSocial-Japanコミュニティへのお誘い
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