ポケットリファレンス
Accessクエリポケットリファレンス
- 山田健一 著
- 定価
- 2,728円(本体2,480円+税10%)
- 発売日
- 2009.9.5[在庫なし]
- 判型
- 四六
- 頁数
- 304ページ
- ISBN
- 978-4-7741-3949-4
概要
Accessデータベースを構築する際、テーブルに対してさまざまなデータ処理を実行するクエリの出来がデータベースの性能を左右します。本書はAccessデータベース内で行われる処理の事例を挙げ、そのために構築するクエリの種類と例を示します。サンプルデータベースを使うことにより、解説しているクエリの動作をすぐ確認できます。Accessデータベース開発に必携の1冊です。
こんな方にオススメ
- Access関数を本格的に使いこなしたい方
- Accessデータベースを開発している方
目次
第1章 操作の準備
- サンプルのダウンロードとセットアップについて
- アドインのセットアップについて
- 信頼できる場所の指定(Access2007 のみ)
- Access のデータベース形式について
- クエリウィザード、クエリデザインの開始方法
第2章 クエリの基礎
- クエリとは
- テーブルとは
- 特定のフィールドのみ表示するには(選択クエリウィザード)
- 作成済みのクエリ名を変更するには(2007)
- 作成済みのクエリ名を変更するには(2000/2002/2003)
- クエリに説明文を追加するには
- クエリ一覧に説明文を表示させるには
- 特定のフィールドのみ表示するには(クエリデザイン)
- クエリデザインでのフィールド選択方法を極めるには
- 条件にあったレコードのみ表示するには
- クエリで日付を指定するには
- クエリで使える条件演算子は
- あいまい検索クエリを作成するには(1)
- あいまい検索クエリを作成するには(2)
- あいまい検索記号を検索するには
- 複数の条件を記述するには(1)
- 複数の条件を記述するには(2)
- 複数の条件を記述するには(3)
- 選択されたレコードを並べ替えるには
- フィールドの順番以外で並べ替えるには
- フィールドで演算をするには
- フィールド間の演算をするには
- 他のテーブルのデータと結合するには(選択クエリウィザード)
- 他のテーブルのデータと結合するには(クエリデザイン)
- リレーションシップとは
- 結合線を自分で引くには
- 結合線を削除するには
- 「結合線がない結合」とは
- Column:テストデータを増やすには
- Null と空白の違いとは
- Column:=Null では選択できない
- 保存済みのクエリにテーブルを追加するには
- 保存済みのクエリからテーブルを除去するには
第3章 集計・集計関数
- グループごとの件数を知るには
- 件数取得の注意事項を知るには
- 合計を算出するには
- その他の集計関数は
- 集計結果に結合するには
- 集計結果を限定するには
- 集計前に抽出するには
第4章 データ更新
- データを全件更新するには
- Column:データ更新クエリの命名基準
- アクションクエリ実行前の確認表示を抑制するには(2007)
- アクションクエリ実行前の確認表示を抑制するには
- (2000/2002/2003)
- 対象レコードのみ更新するには
- Column:サンプルデータの復元
- データを全件削除するには
- Column:M01 得意先テーブルのデータは全件削除できない
- 対象レコードのみ削除するには
- 削除対象データを事前確認するには
- 他のテーブルからデータを挿入するには
- テーブルにデータを挿入するには
- 他のテーブルから新しいテーブルを作成するには
第5章 クエリの応用
- Access の関数を利用するには
- 自作関数を利用するには
- 定数を表示させるには
- 同じテーブルを2 箇所の結合で用いるには
- パラメータ付きのクエリを簡易的に作成するには
- パラメータを明確に定義するには
- パラメータの値が入力されなかった時、
- すべてのレコードを選択するには
- パラメータを利用して表題を表示するには
- パラメータを用いた更新クエリを作成するには
- クロス集計クエリを作成するには(クロス集計ウィザード)
- 外部結合とは
- 存在しないデータをみつけるには(不一致クエリウィザード)
- 不一致クエリとは
- 重複する値をみつけるには(重複クエリウィザード)
- 重複を省いて表示するには
- 「固有の値」と「固有のレコード」の違いは
- 複数の結果を並列するには(ユニオンクエリ)
- 上位のみ表示するには
- 定数のみのクエリを作成するには
- Column:Access2000 のクロス集計ウィザードの不具合
第6章 SQL の基礎
- SQL とは
- 選択クエリとは
- Column:SQL は大文字/小文字を区別しない
- 条件にあったレコードのみ表示するには
- Column:SQL 文中の改行
- テーブル名を別名で記述するには
- SQL で日付を指定するには
- SQL で使える条件演算子は
- あいまい検索クエリを作成するには(1)
- あいまい検索クエリを作成するには(2)
- あいまい検索記号を検索するには
- 複数の条件を記述するには(1)
- 複数の条件を記述するには(2)
- 複数の条件を記述するには(3)
- 選択されたレコードを並べ替えるには
- フィールドで演算をするには
- フィールド間の演算をするには
- 他のテーブルのデータと結合するには
- 3 つのテーブルを内部結合するには
- 「結合条件のない結合」とは
- Column:テストデータを増やすには
- Null と空白の違いとは
- Column:=Null では選択できない
第7章 SQL の集計・集計関数
- グループごとの件数を知るには
- 件数取得の注意事項を知るには
- 合計を算出するには
- その他の集計関数は
- 集計結果に結合するには
- 集計結果を限定するには
- 集計前に抽出するには
第8章 SQL のデータ更新
- データを全件更新するには
- 対象レコードのみ更新するには
- Column:サンプルデータの復元
- データを全件削除するには
- 対象レコードのみ削除するには
- Column:DELETE 文の? はAccess 方言
- 他のテーブルからデータを挿入するには
- テーブルにデータを挿入するには(1)
- テーブルにデータを挿入するには(2)
- 他のテーブルから新しいテーブルを作成するには
第9章 SQLの応用
- 定数、関数を表示させるには
- 同じテーブルを2 箇所の結合で用いるには
- パラメータ付きのクエリを簡易的に作成するには
- パラメータを明確に定義するには
- パラメータの値が入力されなかった時、
- すべてのレコードを選択するには
- パラメータを利用して表題を表示するには
- パラメータを用いた更新クエリを作成するには
- クロス集計クエリを作成するには
- 外部結合とは
- 不一致クエリとは
- 重複クエリとは
- 副照会とは
- 重複を省いて表示するには
- 複数の結果を並列するには(ユニオンクエリ)
- 上位のみ表示するには
- 定数のみのクエリを作成するには
第10章 SQLのデータ定義
- テーブル定義クエリを作成するには
- Column:SQL 実行フォーム
- 主キー作成クエリを作成するには
- 参照整合性制約作成クエリを作成するには
- INDEX 作成クエリを作成するには
- 主キーまたはINDEX を削除するには
- 参照整合性制約を削除するには
付録
プロフィール
山田健一
1954年、東京に生まれる。現在は長野県在住。システム構築を通じて得た知識やノウハウを発信するように心がけている。スポーツ少年団認定指導員として、地元の小学校でミニバスケットを教える体育会系でもある。「常に全力!」「昨日よりも上を目指す。」を信条としている。Accessに関する著書も多い。
著者の一言
クエリはAccessにおいて、重要なオブジェクトです。仮想的なテーブルとして、テーブル内容を抜き出したり、結合したり、並べ替えたりとさまざまなことを行うことができます。データを見るだけでなく、挿入したり、更新したり、削除することもできます。比較的解説されることが少ないですが、テーブル定義をクエリとして作成して、テーブルを作成したり、参照整合性制約を設定したりすることも可能です。
本書は、そんなクエリに焦点を当てたポケットリファレンスです。本書の執筆時点のAccess の最新バージョンは2007 ですが、2000 も多く現役で活躍しています。そのため、2000~2007 のバージョンで通用するように配慮しました。
本書のサンプルが、技術評論社ホームページよりダウンロードできるようになっています。サンプルと見比べることで、本書の理解が深まります。また、ユニオンクエリ作成アドインもサンプルに含めてありますので、ダウンロードをお勧めします。
本書を利用することにより、クエリに対する愛着が増してくれたら幸せです。