ポケットリファレンス
Access VBAポケットリファレンス
- 山田健一 著
- 定価
- 2,398円(本体2,180円+税10%)
- 発売日
- 2009.12.19[在庫なし]
- 判型
- 四六
- 頁数
- 240ページ
- ISBN
- 978-4-7741-4078-0
概要
Access関数やクエリと同じく、高機能のAccessデータベースを開発するうえで、VBAを使いこなせると有利です。本書はAccess VBAの機能・目的別の用例を詳しく解説しています。Access2000~2007の各バージョンで利用できる内容であり、より多くのAccessユーザに活用していただけます。Access VBAをはじめて使う人でも活用できるよう、「基礎編」ではVBAの基本事項を解説しています。
こんな方にオススメ
- Access VBAについて理解を深めたい人
- より高機能のAccessデータベースを開発したい人
目次
第1章 操作の準備
- サンプルのダウンロードとセットアップについて
- アドインのセットアップについて
- 信頼できる場所の指定(Access2007 のみ)
- Access のデータベース形式について
- データアクセス方式の選択
- フォームを重ねて表示させるには(Access2007 のみ)
第2章 VBAの基礎
- モジュール、ステートメント、プロシージャとは?
- 標準モジュールを作成するには
- モジュール名を決定するには
- プロシージャを作成するには
- 結果を確認するには
- Subプロシージャをテスト実行するには
- 変数とは?
- 変数宣言を強制するには
- 「変数が定義されていないエラー」を実行前に確認するには
- Option Explicitステートメントをつねに記述するようにするには
- 数値演算をするには?
- パラメータとは?
- 文字列演算をするには
- 論理演算をするには
- コメントを書くには
- 変数の有効範囲(スコープ)とは
- 定数とは
- Public変数、Public定数とは
- プロシージャの有効範囲(スコープ)とは
- 継続行とは
- 配列とは
- 条件判定をするには
- 複数の条件判定をするには
- 指定回数を繰り返すには
- 条件が満たされるまで繰り返すには
- 条件が満たされている間繰り返すには
- 要素の数だけ繰り返すには
- 繰り返しから脱出するには(1)
- 繰り返しから脱出するには(2)
- 関数を使用するには
- 関数を作成するには
- 関数をテスト実行するには
- プロシージャの途中から脱出するには
- Option Compareステートメントとは
- VBAコードのHELPを参照するには
第3章 メニューフォーム
- イベントプロシージャとは
- フォームを閉じるには
- フォームを閉じさせないようにするには
- 他のフォームを開くには
- フォーム名をフォームの標題に追加するには
- Access を終了させるには
- 開いているフォームを知るには
- Access のオプションを変更するには
- リンクテーブルとは
- テーブルのリンク先を更新するには
第4章 テーブルデータ更新フォーム
- 本章のサンプルの注意点について
- 非連結フォームとは
- 非連結フォームを簡単に作成するには
- ファンクションキーを活用するには
- 不要なファンクションキーを無効化するには
- エラーチェックをするには
- エラーチェックをまとめるには
- VBAでイベントプロシージャを記述するには
- テーブルを開き、データを読むには
- テーブルデータをテキストボックスにすべて代入するには
- 読み込んだデータを更新するには
- テキストボックスからテーブルデータにすべて代入するには(1)
- テキストボックスからテーブルデータにすべて代入するには(2)
- トランザクションとは
- 不要なエラーチェックをキャンセルするには
- データを新規追加するには
- データを削除するには
- コントロールの使用可能プロパティを制御するには
- レコード更新前に再エラーチェックするには
- 得意先マスタ更新サンプルでの注意点
第5章 レポート関連
- レポートを起動するには
- 白紙のレポートを表示させないようにするには
- プレビュー時に最大化するには
- レポートのプロシージャを自動生成するには
- フォームからレポートを起動するには
- レポート起動フォームをパターン化するには
- 日付指定のレポート起動フォームを作成するには
第6章 バッチ更新
- SQLを使用してデータを更新するには
- データをCSV形式でエクスポートするには
- データをExcelファイル形式でエクスポートするには
- データをXMLファイル形式でエクスポートするには
- アクションクエリを利用するには
- パラメータクエリを利用するには
- データベースを最適化するには
- バッチファイルでデータベースを最適化するには
- LHA圧縮するには
第7章 セキュリティ
- VBAコードを隠すには
- 簡易的にデータベースを保護するには
- ユーザーレベルセキュリティの仕組みとは
- ユーザーレベルセキュリティを設定するには
- セキュリティ設定されたデータベースを保守するには
第8章 ライブラリ
- 共通ライブラリとは
- 共通ライブラリの長所
- アドインを作成するには
プロフィール
山田健一
1954年、東京に生まれる。現在は長野県在住。システム構築を通じて得た知識やノウハウを発信するように心がけている。スポーツ少年団認定指導員として、地元の小学校でミニバスケットを教える体育会系でもある。「常に全力!」「昨日よりも上を目指す。」を信条としている。Accessに関する著書も多い。
著者の一言
Accessは、プログラムを組まなくてもそれなりの動作をするシステムを作ることができます。しかし、VBAを駆使したシステムと比較するとどうしても操作性が劣ります。また、企業内で使用するシステムに仕上げようとすると、同時に複数のPC からデータ操作を行いたい場合も増えてきます。
このような場合、VBA は必須の技術となります。
本書はAccessのVBAを学びたいと考えた時に利用できるように、VBAの基礎から記述してあります。ポケットリファレンスである「機能から参照する」という特徴を取り入れながら、はじめから順番に読んでも理解しやすいように構成しました。また、筆者の経験をふんだんに盛り込み、システム開発に有用なテクニックを網羅しました。特に開発生産性向上に寄与できるテクニック、サンプルに力を入れてあります。
システム開発を考えた時には有用な機能となるユーザーレベルセキュリティは、詳しく解説した書籍が少ないのですが、本書では多くのページを割り当てて解説しました。本書の執筆時点のAccessの最新バージョンは2007ですが、まだ2000も多く現役で活躍しています。そのため、2000~2007の各バージョンで通用するように配慮しました。
本書のサンプルは技術評論社ホームページよりダウンロードできるようになっています。サンプルと見比べることで本書の理解が深まります。また、アドイン作成を補助するアドインもサンプルに含めてあります。
本書を利用することにより、AccessVBAに対する愛着が増してくれたら幸せです。