パーフェクトシリーズパーフェクトJava

[表紙]パーフェクトJava

紙版発売

B5変形判/640ページ

定価3,960円(本体3,600円+税10%)

ISBN 978-4-7741-3990-6

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書籍の概要

この本の概要

本書はJavaで開発を行う人へのバイブル的1冊です。Javaの基本から説明していますが,プログラミング一般の考え方や技法まで解説しています。なぜそれらが必要なのかを説明しながら,様々な技法やパターンについて,考え方や背景を含め理解できることを目的とした書籍です。本書の構成は3つのPartに分かれています。Part1でJava言語の基礎を説明しています。構文規則の説明はリファレンスとして使えるように網羅的にしています。Part2はサーバプログラミング,Part3はJava GUIと代表的な応用分野の解説をしています。Part2とPart3は実践的な解説に力点を置いています。

こんな方におすすめ

  • Javaの入門書を読んだことがあり,Javaの本質をより完全に理解したいと思っている人
  • 日常的にJavaを使っているが,知識にあやふやな部分があり不安のある人
  • Javaの構文は完全に理解しているが,現場での開発経験が少ない人
  • 他のプログラミング言語を使いこなしているが,Javaはあまり知らない人

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目次

Part1 Java言語

1章 概論

  • 1.1 Javaの特徴
  • 1.2 Javaプログラミング
  • 1.3 オブジェクト指向

2章 文字と文字列

  • 2.1 文字列とは
  • 2.2 文字列クラス
  • 2.3 文字
  • 2.4 バイトと文字

3章 数値(1)

  • 3.1 整数
  • 3.2 整数の演算
  • 3.3 型変換
  • 3.4 ブーリアン(真偽値)

4章 変数とオブジェクト

  • 4.1 基本型と参照型
  • 4.2 オブジェクト生成と代入
  • 4.3 変数と型
  • 4.4 変数の種類
  • 4.5 final変数と不変オブジェクト

5章 クラス

  • 5.1 クラスとオブジェクト
  • 5.2 クラス宣言
  • 5.3 フィールド
  • 5.4 メソッド
  • 5.5 コンストラクタ
  • 5.6 staticメンバ
  • 5.7 継承
  • 5.8 抽象クラスと抽象メソッド
  • 5.9 アクセス制御とカプセル化
  • 5.10 ネストしたクラス
  • 5.11 クラスの設計

6章 コレクションと配列

  • 6.1 モノの集まりを扱うということ
  • 6.2 コレクションフレームワーク
  • 6.3 リスト
  • 6.4 マップ
  • 6.5 セット
  • 6.6 スタック,キュー,デック
  • 6.7 イテレータ(拡張for構文)
  • 6.8 コレクションの技法
  • 6.9 配列

7章 インターフェース

  • 7.1 境界の意識と抽象化
  • 7.2 インターフェースと多態性(ポリモフィズム)
  • 7.3 インターフェース宣言
  • 7.4 インターフェースと実装クラス
  • 7.5 インターフェースの設計

8章 文,式,演算子

  • 8.1 Javaの文法と文
  • 8.2 式の評価順序
  • 8.3 演算子の優先順序と結合規則
  • 8.4 数値の演算
  • 8.5 文字列の演算
  • 8.6 関係演算と等価演算
  • 8.7 論理演算
  • 8.8 その他の演算

9章 Javaプログラムの実行と制御構造

  • 9.1 Javaプログラムの実行
  • 9.2 条件分岐
  • 9.3 繰り返し
  • 9.4 ジャンプ

10章 数値(2)

  • 10.1 浮動少数点数
  • 10.2 数値クラス
  • 10.3 ボクシング変換
  • 10.4 型変換
  • 10.5 ビット演算

11章 パッケージ

  • 11.1 パッケージとは
  • 11.2 インポート
  • 11.3 パッケージとアクセス制御

12章 列挙型と定数と不変型

  • 12.1 リテラル表記
  • 12.2 定数定義
  • 12.3 enum型
  • 12.4 不変型

13章 例外処理

  • 13.1 例外とエラー処理
  • 13.2 例外の制御
  • 13.3 例外の送出
  • 13.4 例外型と例外オブジェクト
  • 13.5 検査例外と実行時例外
  • 13.6 契約によるデザイン(assert)
  • 13.7 例外の設計

14章 ジェネリック型

  • 14.1 ジェネリック型とは
  • 14.2 ジェネリック型宣言
  • 14.3 ジェネリック型の設計

15章 ストリーム

  • 15.1 ファイル
  • 15.2 ネットワーク

16章 スレッド

  • 16.1 スレッドの利用
  • 16.2 同期処理(排他制御)

17章 リフレクション

  • 17.1 リフレクションとは
  • 17.2 型情報の取得
  • 17.3 オブジェクト生成
  • 17.4 オブジェクト操作
  • 17.5 リフレクションの応用

18章 アノテーション

  • 18.1 アノテーションとは
  • 18.2 標準アノテーション
  • 18.3 アノテーション定義
  • 18.4 アノテーションの応用

Part2 Javaサーバプログラミング

19章 Java EE概論

  • 19.1 Java EEとは
  • 19.2 Webアプリケーションサーバ

20章 サーブレット

  • 20.1 サーブレットとは
  • 20.2 サーブレットAPI
  • 20.3 MVCアーキテクチャ
  • 20.4 セッション管理

21章 JSP

  • 21.1 JSP概論
  • 21.2 基本原理
  • 21.3 スコープ
  • 21.4 構文

22章 JSP(EL&JSTL)

  • 22.1 EL
  • 22.2 JSTL

23章 データベース

  • 23.1 RDB概論
  • 23.2 JDBC
  • 23.3 ORM

Part3 Java GUI

24章 Java GUI概論

  • 24-1 Abstract Window Toolkit
  • 24-2 Swing
  • 24-3 ハロー,Java GUI

25章 コンポーネント

  • 25-1 軽量コンポーネントアーキテクチャ
  • 25-2 コンテナと包含階層
  • 25-3 コンポーネントクラス階層
  • 25-4 コンポーネントの表示

26章 イベント

  • 26-1 ハリウッドの原則
  • 26-2 委譲ベースイベントモデル
  • 26-3 イベントの種類
  • 26-4 イベントリスナの種類
  • 26-5 イベントキュー
  • 26-6 イベントリスナの登録
  • 26-7 イベントリスナの管理

27章 スレッド

  • 27-1 イベントディスパッチスレッド
  • 27-2 シングルスレッドルール
  • 27-3 スレッドユーティリティメソッド
  • 27-4 SwingWorker

28章 レイアウト

  • 28-1 レイアウト概論
  • 28-2 レイアウトマネージャの利用
  • 28-3 レイアウトマネージャアーキテクチャ
  • 28-4 絶対レイアウト

29章 ペイント

  • 29-1 ペインターズアルゴリズム
  • 29-2 ダブルバッファリング
  • 29-3 不透明性
  • 29-4 ペイントの要求
  • 29-5 RepaintManager
  • 29-6 カスタムペイント

30章 ルックアンドフィール

  • 30-1 ルックアンドフィールの変更
  • 30-2 プラグ可能ルックアンドフィールアーキテクチャ
  • 30-3 カスタムルックアンドフィール
  • 30-4 複合ルックアンドフィール
  • 30-5 Synthルックアンドフィール

著者プロフィール

井上誠一郎(いのうえせいいちろう)

米国でLotus Notes開発に携わる。帰国後,アリエル・ネットワーク株式会社を創業。CTOに就任。企業向けP2Pソフトウェアやエンタープライズ製品の開発に従事。主な著書は「P2P教科書」。ありえるえりあで技術情報を発信中。本書Part1およびPart2を担当。


永井雅人(ながいまさと)

2007年アリエル・ネットワーク株式会社に入社。ビル・ジョイにあこがれてJavaを始めて以来,Javaの虜に。業務でサーバサイドJava,趣味でJava GUIプログラミングを楽しむ。本書Part3を担当。


松山智大(まつやまともひろ)

2006年アリエル・ネットワーク株式会社に入社。エンタープライズ系Javaの製品開発のかたわら,Emacsアプリのauto-completeなどオープンソース活動や雑誌への執筆活動を行う。雑誌Software DesignにEmacs記事を連載。本書Part2を担当。