おうちで楽しむ にほんの習わし
2009年12月18日紙版発売
広田千悦子 著
A5判/160ページ
定価1,628円(本体1,480円+税10%)
ISBN 978-4-7741-4093-3
書籍の概要
この本の概要
広田千悦子の描く「おうち」シリーズ第3弾。読み書きや茶文化,地産の食事をはじめとする日本で培われてきた楽しみや伝統を紹介し,ルーツや関わりを知るためのにほんの生活入門です。2005年刊行で好評を博した『にほんの行事』はハレを,本作の『にほんの習わし』は日常として対をなします。広田千悦子さんが選んだ「書」「庭」「茶」「食」「衣」の習わしは,「じつは知らなかった」「たまには取り入れてみてもいいか」と思えるようなひとくせあるものばかり。着物の手入れやつけ合わせの香味暦,茶事の順序をはじめ,受け継がれてきた知恵や心得が,閉塞感を感じがちな現代の暮らしをささえるヒントになるでしょう。
こんな方におすすめ
- 日本の習慣,習わしに興味のある人
- 日々のていねいな暮らしをはじめてみたい人
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- 日々が習わし,日本の暮らし
- 二月の行事「節分」は文字通り,季節の分かれ目という意味。現在は立春の前日のことだけをさすかのような日になっていますが本来は立春,立夏,立秋,立冬,各すべての前日が「節分」。
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目次
- まえがき
衣
- 着るものの生地
- 季節の着物選び
- 色で和の趣き
- お裁縫が苦手でも
- 着物の保管,ひと工夫
- 足もとをきりりと引き締めて
- 日常着にしたい着物
- 和服のしぐさとふるまい
食
- 保存食を作る
- 寿司を気軽に
- 屋台と天ぷら
- 地場野菜の味を伝える
- 精進料理を取りいれる
- 四季を味わう懐石料理
- 香味栽培
- 湯の愉しみ
書
- 写しとる楽しみ
- 手紙を書きたくなる文具
- 書をたしなむ
- かな48文字を書く
- 書体の魅力
- 紙のはなし
茶
- 茶道のお手前
- 茶の道具のこだわり
- 茶事の順序
- もてなす和菓子
庭
- 季節の茶花
- 庭の宇宙,枯山水
- 植物への慈しみ
- にほんの樹木を知ろう
- 盆栽,苔玉,草木寄せ
- 垣根越しのお付き合い
- 伝統の園芸
- 庭のうつろい
- コラム にほんの稽古ごと
- あとがき
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