おうちで楽しむ にほんの行事
2006年11月17日紙版発売
広田千悦子 著
A5判/160ページ
定価1,628円(本体1,480円+税10%)
ISBN 4-7741-2952-6
書籍の概要
この本の概要
かつては毎日の暮らしに溶け込んでいた日本独特の行事やならわし。
本書は,イラストでわかりやすく,「年中行事」の楽しみかたを紹介します。「鏡開き」「ひなまつり」「お月見」などよく知るものから,「野点」「ビーチコーミング」「冬のユズ湯」,さらには「書き初め」や旬の食材の使いかたまで季節を楽しむヒントが満載。
昔ながらの行事,四季を無理なく自宅で簡単に楽しむための1冊です。
こんな方におすすめ
- 四季の行事やそれにまつわる風習を身近に体験してみたい人
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- 暦を知って,四季の移り変わりを見つめよう 春~初夏編
- 五月にはいると,「八十八夜(はちじゅうはちや;五月二日ごろ)」といって,立春から数えて八十八日目にあたり,昔は野菜の種まきなど農作業の目安になっていたとされる日があります。このころは,その年の最初に生育した新芽を摘み採ってつくった「一番茶」が出回る時期。
- 「うみそら日和」レポート ~広田千悦子,行正氏の展覧会を訪ねて
- 弊社より刊行中の『おうちで楽しむ にほんの行事』で,自身の体験してきた年中行事や季節折々の遊びをイラストをまじえて「気軽に楽しめるように」と,綴られた広田千悦子さん。4月下旬,毎年恒例のオープンギャラリー形式の展覧会「うみそら日和」を訪ねました。
目次
- まえがき
一月 睦月
- お正月の遊び
- 新春のごちそう
- 墨の匂いと書き初め
- 七草とおかゆ
- 鏡開きとおしるこ
二月 如月
- 野草でごはんのおとも
- 豆まき,太巻き,節分!
- 針しごとと針供養
- 早春のヨモギとキンカン
- ウグイスの初音と初午
三月 弥生
- 旬のタケノコ三昧
- ひな祭りにちらし寿司
- 桃の節句とお飾り
- 春のお彼岸とぼたもち
- コラム:風のなまえ
四月 卯月
- 草花遊びいろいろ
- お花見とおむすび
- 街で見かける春の鳥たち
- 小さな自然,ビオトープづくり
- 野点日和
五月 皐月
- 柏餅と菖蒲湯
- 端午の節句とこいのぼり
- 大潮には潮干狩り
- 八十八夜は新茶の季節
- コラム:花のなまえ
- コラム:魚のなまえ
六月 水無月
- 衣替えシーズン
- 梅雨の楽しみ
- ホタルの光
- 梅づくし
- 新ショウガの恵み
七月 文月
- 夏を知らせるセミの声
- 七夕に願いごと
- 暑中お見舞い申し上げます
- 夏の夜の打ち上げ花火
- お祭りわっしょい
八月 葉月
- 浜辺でスイカ割り
- 浴衣でお出かけ
- お盆のもてなし
- 夕涼み,暑気払い
- 夏の手づくりおやつ
九月 長月
- 散歩がてらのビーチコーミング
- お月見とおだんご
- 秋の夜長と影遊び
- せいろで蒸しごはん
- 南へ帰るツバメたち
十月 神無月
- 俳句に親しむ
- 木の実集め
- 秋の訪れ虫の声
- 七輪で焼きサンマ
- コラム:月のなまえ
十一月 霜月
- 体のお手当て
- 色いろいろモミジ狩り
- 寒い日の湯たんぽ
- 焼きイモは王さま
- コラム:和菓子のなまえ
十二月 師走
- みんなでお鍋
- 冬を乗りきるカボチャとユズ湯
- お正月の準備
- おそばで年越し
- 除夜の鐘,おごそかに
- にほん全国 主要なお祭り一覧
- あとがき
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