ぐっと身近に人がわかるシリーズ臨床脳外科医が語る 人生に勝つ脳
~脳のしくみを知り、生き方をコントロールする~
2010年10月21日紙版発売
篠浦伸禎 著
四六判/192ページ
定価1,628円(本体1,480円+税10%)
ISBN 978-4-7741-4414-6
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書籍の概要
この本の概要
脳科学は,脳を機能面から突き止める方向に進歩してきました。しかし筆者の臨床脳外科医からすると,それらはある側面で正しいものの,脳の本質を見極めていないといいます。外科手術中の数々の患者の挙動や精神,感情の持ち方,手術前後の変化から,脳には右脳・左脳だけでなく,動物脳・人間脳,二次元脳・三次元脳などの構造があり,それらの使われ方や協調した働きによって,その人の性格や人間性が決まることを,数々の症例から実感しているのです。本書はそれらを解説し,狭い脳機能の活性化のことを問うのではなく,人間の営みはすべて脳機能の現れであると説き,人間の生き方の背後にある法則性を脳科学の立場から探ります。
こんな方におすすめ
- 脳科学に興味がある人
- 脳をもっと活性化したいと願う人
- 人間らしい生き方を模索している人
目次
序章 脳科学は「幸せ」に役立つか
- 脳科学は次のステップへ
- 脳外科手術の変換
第1章 脳の発達を統合的にみる
- 1-序 脳科学は臨床に役立つか
- 1-1 情報を得る脳と反応する脳
~「受動脳」と「能動脳」 - 1-2 自分を守る脳と社会で生きていく脳
~「動物脳」と「人間脳」 - 1-3 質を高める脳と現実に対応する脳
~「左脳」と「右脳」 - 1-4 相手中心の脳と自分中心の脳
~「二次元」と「三次元」 - 1-5 人は個性をどう発揮するか
~「アイデンティティー」と「バランス」 - 1-6 脳はどのように成長していくか
~「統合」と「拡散」
第2章 覚醒下手術
- 2-1 最先端の治療法,覚醒下手術
- 2-2 覚醒下手術の流れ
- 2-3 脳の機能を直接確かめる
第3章 脳の統合的な見方を「生き方」にあてはめる
- 3-序 脳科学を再編成する
- 3-1 いい習慣を身につける
~「受動脳」と「能動脳」のいい連携プレー
- 3-2 エネルギーを高め,脳を高度に活動させる
~「人間脳」を働かせ「動物脳」を乗りこなす
- 3-3 進歩を重んじる人・調和を重んじる人
~「左脳」と「右脳」のぶつかり合いがドラマを生む
- 3-4 人間関係を重んじる合理的考えを生かす
~「二次元」と「三次元」の両立が大事な目標
- 3-5 自分の得意な部分をさらに伸ばす
~「アイデンティティー」を後押しする「バランス」
- 3-6 進化し続ける脳のサイクル
~「統合」と「拡散」を繰り返せばよりよく生きられる
第4章 脳をより使うにはどうすればよいか
- 4-1 脳を使うのに障害となるものは何か
- 4-2 ストレスをどのように乗り越えるか
~「受動脳」と「能動脳」のいい連携プレー
~「人間脳」を働かせ「動物脳」を乗りこなす
~「左脳」と「右脳」のぶつかり合いがドラマを生む
~「二次元」と「三次元」の両立が大事な目標
~「アイデンティティー」を後押しする「バランス」
~「統合」と「拡散」を繰り返せばよりよく生きられる
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