金属加工が一番わかる
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お詫びと訂正(正誤表)
本書の掲載内容に下記の誤りがございました。読者の皆様,および関係者の方々にご迷惑をおかけしましたことをお詫び申し上げます。
P.10 4行目
誤 | 鉄炭素合金で炭素の含有量が0.1~2.7%のものを鋼といい,これを板状に加工したものが鋼板です。 |
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正 | 鉄炭素合金で炭素の含有量が2.0%以下のものを鋼といい,これを板状に加工したものが鋼板です。 |
P.12 15行目
誤 | エンジンのピストン(図1-1-4)はアルミニウム合金を使って、鍛造でつくります。鍛造とは、金属をハンマーなどで叩き、圧力を加えることによって金属内部の空隙をつぶし、結晶を微細化し、結晶の方向を整えて強靭な成形品とする加工法です(4-1~4-7参照)。ピストンは燃焼によるエネルギーを動力に変換するすべての基となる部品であり、エンジン部品の中でも最も多くの運動量と激しい温度変化、そして高い圧力を受けています。生産性を最優先させた鋳物(鋳造品)では必要な温度強度を確保できないため、鍛造でつくられます。 |
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正 | エンジンのピストン(図1-1-4)も鋳造でつくられますが、レース用の自動車などに使用される高出力エンジンのピストンは、鍛造でつくられるものもあります。鍛造とは、金属をハンマーなどで叩き、圧力を加えることによって金属内部の空隙をつぶし、結晶を微細化し、結晶の方向を整えて強靭な成形品とする加工法です(4-1~4-7参照)。 |
P.13 図1-1-2
以下に差し替えてお読みください。
P.38 1行目
誤 | ●鉄と炭素 鋼とは鉄と炭素の合金で,炭素の含有量が0.1~2.7%(重量比)のものをいいます(炭素鋼ともいう)。炭素の含有量が0.1%以下のものは軟鉄,2.7%以上のものは鋳鉄といいます。鉄は含まれる炭素の量と温度によって,形態と組織が違います。これを示す図のことを鉄-炭素系状態図といいます(図4-21-1参照)。鉄に0.1~2.7%の炭素が加わると,鉄と炭素が結合してセメンタイト(Fe3C)という化合物をつくるため,組織が変化し,かつ機械的性質も変化します(図3-2-1)。炭素量の増加とともに強く,硬くなり,反面脆くなります。 |
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正 | ●鉄と炭素 鋼とは鉄と炭素の合金で,炭素の含有量が2.0%以下(重量比)のものをいいます(炭素鋼ともいう)。炭素の含有量が0.02%以下のものは純鉄,2.0%以上のものは鋳鉄といいます。鉄は含まれる炭素の量と温度によって,形態と組織が違います。これを示す図のことを鉄-炭素系状態図といいます(図4-21-1参照)。鉄に炭素が加わると,鉄と炭素が結合してセメンタイト(Fe3C)という化合物をつくるため,組織が変化し,かつ機械的性質も変化します(図3-2-1)。炭素量の増加とともに強く,硬くなり,反面脆くなります。 |
P.38 13行目
誤 | ●普通鋼 鉄は普通鋼と特殊鋼に分かれます。上記の炭素含有量が0.1~2.7%の鋼が普通鋼で,その用途は一般構造用圧延鋼材(SS),鉄筋コンクリートの棒鋼など,一般によく使われる鋼材です。 |
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正 | ●普通鋼 鉄は普通鋼と特殊鋼に分かれます。上記の炭素含有量が2.0%以下の鋼が普通鋼で,その用途は一般構造用圧延鋼材(SS),鉄筋コンクリートの棒鋼など,一般によく使われる鋼材です。 |