しくみ図解シリーズ電気設備が一番わかる
2011年4月22日紙版発売
五十嵐博一 著
A5判/192ページ
定価1,958円(本体1,780円+税10%)
ISBN 978-4-7741-4637-9
書籍の概要
この本の概要
建物や施設における電気設備という実務型の電気設備解説書です。変圧器,配電盤の設置からコンセント設備といった基礎的なことから最新の情報通信設備に至るまで,電気設備施行者として知っておくべきことをわかりやすく解説します。電気工事関連の資格を目指している方はもとより,電気設備・保守関係の業務に携わっている方あるいは今後その方面に進もうとしている方にも,基礎知識を取得する上で最適な書籍です。
こんな方におすすめ
- 電気工事関連会社の新入社員,もしくはその方面に進もうとしている学生
- 電気主任技術者,電気工事施工管理技士,電気工事士などの資格を目指そうとしている人
- 建築設備関連,ビル保全関連会社の人
著者の一言
本書は,電気のことを知らない人,よくわからない人,電気設備業界の初心者の人でも簡単に理解できるように,できるだけやさしく電気設備のあらましを解説しています。難しい公式や理論の説明もあえて省いています。「電気設備とはこういうものなのか……」とか,「建物の中の電気のことがなんとなくわかった気がする……」と思ってもらうことが目的の電気設備入門書です。電気設備の理解に少しでも役立てていただければ幸いです。
この書籍に関連する記事があります!
- 水道・電気・道路 ~災害復興とインフラを考える3冊~
- 東日本大震災から2年以上経ちました。被災地から遠く離れた場所で生活していると,あの時の記憶が薄らぎ身の回りのインフラの大切さを忘れてしまいがちです。
本書のサンプル
本書の一部ページを,PDFで確認することができます。
- サンプルPDFファイル(1,328KB)
目次
1章 電気設備とは
- 1 建物や施設における電気設備とは
- 2 電気設備の分類と役割とは
- 3 電気設備に関わる人々
- 4 電気設備に関わる資格
2章 受変電設備
- 1 建物への電気の引き込みはどうなっているのか?
- 2 引き込み柱には何が取り付けられているのか
- 3 電気室の中はどうなっているのか
- 4 キュービクルとは
- 5 変圧器の役割と種類①
- 6 変圧器の役割と種類②
- 7 進相コンデンサと力率改善①
- 8 進相コンデンサと力率改善②
- 9 配電盤とはどんなものか?
3章 非常電源設備
- 1 非常電源にはどのようなものがあるのか?
- 2 自家用発電設備にはどんな種類があるのか?
- 3 さまざまな蓄電池
- 4 USP(無停電電源装置)とは?
- 5 非常電源専用受電設備とは
- 6 さまざまな非常電源
4章 幹線設備と配線ルート
- 1 配線ルートと配線方法のあれこれ
- 2 電線・ケーブル類の種類と使い分け
- 3 建物内で使われる弱電線・制御線
- 4 ハト小屋とは何か?
- 5 防火区画はどのように形成するのか
5章 動力設備
- 1 動力設備と動力機器の種類
- 2 動力制御盤とはどんなものか
- 3 モーター(電動機)の始動法とは
- 4 モーター(電動機)の保護とは
- 5 インバーターとはどんなものか
- 6 動力設備の配線はどのように敷設するのか
6章 電灯コンセント設備
- 1 電灯コンセント設備とは
- 2 分電盤とはどんなものか
- 3 さまざまな照明器具と光源①(蛍光灯,白熱灯)
- 4 さまざまな照明器具と光源②(高輝度放電灯,照明器具,照明手法)
- 5 適切な照明環境とは
- 6 さまざまなスイッチ
- 7 リモコンスイッチとはどんなものか
- 8 さまざまなコンセント
7章 情報通信設備
- 1 電話の配線はどのように敷設するのか
- 2 構内放送のしくみと役割
- 3 テレビを見るためのしくみ
- 4 インターホンのしくみ
8章 建物を守る設備あれこれ
- 1 自動火災報知設備とは
- 2 機械設備のしくみ
- 3 監視カメラのしくみ
- 4 非常用照明とはどんなものか
- 5 誘導灯とはどんなものか
- 6 避雷針の役割と種類
- 7 中央監視設備とはどのようなものか