[体験学習] iPhone/iPad+データベースによる実用システム開発入門
2011年7月23日紙版発売
谷尻かおり 著
B5変形判/464ページ/CD1枚
定価3,850円(本体3,500円+税10%)
ISBN 978-4-7741-4757-4
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書籍の概要
この本の概要
iPhoneやiPadをパソコンに代わる便利なデバイスと捉え,それを端末として実用的なシステムを作りたいという向きには,現状,まったく情報がないと言わざるを得ません。本書は,データベースと連携することでiPhoneやiPadを真に活用できるようになるための方法を解説するものです。iPhone向け2点,iPad向け2点のサンプルを徹底解説することで,両デバイスをターゲットとするプログラムまたはシステムを開発する際に知っておくべき事柄をマスターできます。この分野は,今後,利用の幅が大きく広がる可能性があります。
こんな方におすすめ
- iPhone/iPadを端末としたデータベースシステムの構築を考えている方
- iPhone/iPadを仕事で利用したいと考えている方
- iPhone/iPadの活用方法を知りたい方
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- iPhone/iPadは単なるダウンロード機ではない
- ここのところ電車の中でも本当に多くの人が使っているのを見かけるiPhoneと,それなりにユーザーを目にするようになったiPadですが,これらはタダの電話機でもないし,アプリの再生機でもないし,映像鑑賞機でもありません。
目次
第1章 既存のスタイルから新しいスタイルへ
1 FileMaker Goでデータベースが身近になる
- 1.1 iPhone/iPadで何が変わる?
- 1.2 iPhone/iPadのどこが便利?
- 1.3 セキュリティ面は大丈夫?
- 1.4 プログラミングの経験がないんだけど大丈夫?
- 1.5 どんな使い方ができる?
- 1.6 本当にスゴイところを教えて!
2 本書で紹介するアプリケーション
- 2.1 iPhoneのカメラを使って食事を記録しよう
- 2.2 ダイエットにチャレンジ!
- 2.3 iPadでメニューを選ぶ
- 2.4 アンケートに協力してもらおう
- 2.5 iPadでカルテを持ち出す
3 アプリケーションの応用例
第2章 FileMaker ProとFileMaker Goでファイルを共有する方法
1 FileMaker ProとFileMaker Goの関係
2 アプリケーション開発に必要なもの
3 iPhone/iPadからPC上のデータベースにアクセスする
4 ファイルを転送する方法
- 4.1 FileMakerネットワークを利用する
- 4.2 iTunesで転送する
- 4.3 メールを使って転送する
- 4.4 Web共有を利用する
- 4.5 ホストされたファイルとローカルファイルの違い
5 FileMaker Goの使い方
- 5.1 FileMaker Goの画面構成
- 5.2 ツールメニュー
- 5.3 レコードメニュー
- 5.4 検索メニュー
- 5.5 検索モードのメニュー
第3章 はじめてのFileMaker Pro
1 データベースの基礎
- 1.1 テーブルの構造
- 1.2 テーブルの作り方
- 1.3 テーブルどうしの関連づけ
- 1.4 データベースとは
2 データベースを作成する
- 2.1 新しいデータベースを作成する
- 2.2 テーブルの名前を変更する
- 2.3 テーブルを作成する
- 2.4 フィールドのオプション
- 2.5 データを登録する
3 画面を設計する
- 3.1 レイアウトの表示形式
- 3.2 新しいレイアウトを作成する
- 3.3 オブジェクトの属性を変更する
- 3.4 値一覧の使い方
- 3.5 レイアウトの保存
4 リレーションシップを利用する
- 4.1 リレーションシップと照合フィールド
- 4.2 リレーションシップを設定する
- 4.3 関連するレコードを表示する
- 4.4 自己連結リレーションシップを利用する
- 4.5 ルックアップフィールドを作成する
- 4.6 動的値一覧を作成する
- 4.7 テーブルとテーブルオカレンス
- 4.8 リレーションシップを編集する
5 スクリプトを使って処理を自動化する
- 5.1 スクリプトとは
- 5.2 スクリプトを作成する
- 5.3 スクリプトを実行する
6 アクセス権を設定する
- 6.1 既定のアカウント
- 6.2 ファイルにパスワードを設定する
- 6.3 アカウントごとにアクセス権を設定する
- 6.4 データベースを運用する前に
第4章 FileMaker Goのためのレイアウト設計
1 画面サイズ
- 1.1 iPhone:縦置き
- 1.2 iPhone:横置き
- 1.3 iPad:縦置き
- 1.4 iPad:横置き
2 オブジェクトのデザイン
- 2.1 オブジェクトのサイズ
- 2.2 フォントの種類
- 2.3 オブジェクトの自動サイズ調整
- 2.4 レイアウトを設計するときに注意すること
3 ちょっと凝ったレイアウト
- 3.1 レイアウトの背景に画像を使う
- 3.2 ツールを利用する
4 デバイスを判断する方法
- 4.1 ソフトウェアのバージョンからデバイスを調べる
- 4.2 デバイスを判断するスクリプト
- 4.3 データベースを開くときにスクリプトを実行する
5 開発に役立つドキュメント
第5章 iPhoneのカメラを使って食事を記録しよう
1 「食事日記」の概要
- 1.1 iPhone版の機能
- 1.2 PC版の機能
2 テーブルを作成する
3 データを登録する(iPhone)
- 3.1 登録用のレイアウト
- 3.2 レイアウトを確認する
- 3.3 データを登録する
- 3.4 登録をキャンセルする
4 日付の一覧を表示する(iPhone)
- 4.1 グループ化のためのフィールド
- 4.2 日付一覧用のレイアウト
- 4.3 データをソートして一覧を表示する
- 4.4 空のレコードが追加されないようにする方法
- 4.5 新しいレコードを追加する
5 日付ごとにデータの一覧を表示する(iPhone)
- 5.1 日付で検索する方法
- 5.2 日付別に表示するレイアウト
- 5.3 日付を使って検索する
6 選択したデータを画面に表示する(iPhone)
- 6.1 1レコード表示用のレイアウト
- 6.2 関連レコードを表示する
- 6.3 日付別データ一覧に戻る
- 6.4 レコードを削除する
7 項目一覧を表示する(iPhone)
- 7.1 項目一覧用のレイアウト
- 7.2 項目一覧を表示する
8 項目ごとにデータを表示する(iPhone)
- 8.1 項目で検索する方法
- 8.2 項目別に表示するレイアウト
- 8.3 項目を使って検索する
9 選択した項目を別画面に表示する(iPhone)
- 9.1 関連レコードを表示する
- 9.2 項目別または日付別データ一覧に戻る方法
- 9.3 iPhone で動作を確認する
10 1か月分のデータを表示する(PC)
- 10.1 日付グループ別にレコードを検索する
- 10.2 日付グループ別に表示するレイアウト
- 10.3 画像のサムネイルを表示する
- 10.4 最新の一覧を表示する
11 1か月分のデータを項目別に表示する(PC)
- 11.1 2つの条件でレコードを検索する
- 11.2 1か月分のデータを項目別に表示するレイアウト
- 11.3 最新の一覧を表示する
12 選択したレコードを表示する(PC)
- 12.1 1レコードを表示するレイアウト
- 12.2 関連レコードを別ウインドウに表示する
13 起動時と終了時の処理
- 13.1 アプリケーション起動時に実行する処理
- 13.2 アプリケーション終了時に実行する処理
- 13.3 iPadで利用するとき
第6章 ダイエットにチャレンジ!
1 「体重日記」の概要
- 1.1 iPhone版の機能
- 1.2 PC版の機能
2 テーブルを作成する
- 2.1 「体重日記」に必要な項目
- 2.2 計算で求められるフィールド
3 初期値を入力する(iPhone)
- 3.1 アイコン用のイメージを用意する
- 3.2 初期設定用のレイアウト
- 3.3 値に応じてBMIの色を変更する
- 3.4 登録とキャンセル
4 新しいレコードを登録する(iPhone)
- 4.1 入力用のレイアウト
- 4.2 登録とキャンセル
5 グラフを表示する(iPhone)
- 5.1 1週間分のデータを検索する
- 5.2 グラフを表示する
- 5.3 表示する期間を変更する
6 集計結果を表示する(iPhone)
7 記録したデータを閲覧する(iPhone)
- 7.1 1週間分のデータを閲覧するレイアウト
- 7.2 レコードをタップしたときにコメントを表示する
8 アイコンに動作を割り当てる
- 8.1 [体重計]アイコンの動作
- 8.2 不要なレコードを削除する
- 8.3 [電卓]アイコンの動作
- 8.4 [グラフ]アイコンの動作
- 8.5 [一覧表]アイコンの動作
- 8.6 [メモ]アイコンの動作
- 8.7 [封筒]アイコンの動作
9 グラフを表示する(PC)
- 9.1 使用するアイコン
- 9.2 グラフ表示用のレイアウト
- 9.3 1週間分のデータを閲覧する
- 9.4 1か月分のデータをグラフ化する
10 PC版の画面遷移
- 10.1 PC用のレイアウト
- 10.2 [グラフW]アイコンの動作
- 10.3 [グラフM]アイコンの動作
- 10.4 [メモ]アイコンの動作
- 10.5 [体重計]アイコンの動作
11 起動時と終了時の処理
- 11.1 アプリケーション起動時に実行する処理
- 11.2 アプリケーション終了時に実行する処理
第7章 iPadでメニューを選ぶ
1 「レストランメニュー」の概要
- 1.1 PC版の機能
- 1.2 iPad版の機能
2 テーブルを作成する
- 2.1 定番料理を管理するテーブル
- 2.2 日替わり料理を管理するテーブル
- 2.3 コース料理を管理するテーブル
- 2.4 ドリンクを管理するテーブル
3 定番料理を登録する(PC)
- 3.1 登録用の画面
- 3.2 写真を挿入する
- 3.3 コース料理を登録する方法
- 3.4 コースの詳しい内容を登録する
4 日替わりメニューを登録する(PC)
- 4.1 タブコントロールの使い方
- 4.2 登録用の画面
- 4.3 日替わり料理を選択する画面
- 4.4 タブコントロールのデザイン
5 ドリンクを登録する(PC)
6 PC版の画面遷移
7 定番メニューを表示する(iPad)
- 7.1 種類別に料理を表示する方法
- 7.2 定番メニューを表示する
- 7.3 メニューらしいデザインに変更する
- 7.4 料理の写真を表示する
8 日替わりメニューを表示する(iPad)
- 8.1 チェックした料理だけを表示する
- 8.2 チェックした料理を種類別に表示する
- 8.3 日替わり料理の写真を表示する
9 ドリンクメニューを表示する(iPad)
- 9.1 種類別にドリンクを表示する方法
- 9.2 ドリンクメニューを表示する
- 9.3 ドリンクの写真を表示する
10 iPad版の画面遷移
- 10.1 最初に表示する画面
- 10.2 ボタンの動作
11 アプリケーション起動時に実行する処理
第8章 アンケートに協力してもらおう
1 「アンケート調査」の概要
- 1.1 iPad版の機能
- 1.2 PC版の機能
2 テーブルを作成する
- 2.1 アンケートの内容を決める
- 2.2 アンケートの質問を管理するテーブル
- 2.3 アンケートの回答を管理するテーブル
- 2.4 性別を管理するテーブル
- 2.5 年齢を管理するテーブル
- 2.6 来店回数を管理するテーブル
- 2.7 利用形態を管理するテーブル
- 2.8 お客様の評価を管理するテーブル
3 アンケートに回答する(iPad)
- 3.1 1ページ目
- 3.3 2ページ目
- 3.3 3ページ目
- 3.4 アンケート回答時の画面遷移
4 プライバシーポリシーを表示する(iPad)
- 4.1 プライバシーポリシーを表示する画面
- 4.2 もとのレイアウトに戻る方法
5 集計結果を確認する(PC)
- 5.1 集計結果を表示する
- 5.2 グラフを表示する
- 5.3 Q2~Q4の集計結果を表示するレイアウト
- 5.4 Q5~Q8の集計結果を表示するレイアウト
- 5.5 コメントを表示する
- 5.6 Q6~Q8のコメントを表示する
6 PC版の画面遷移
7 起動時と終了時の処理
- 7.1 アプリケーション起動時に実行する処理
- 7.2 アプリケーション終了時に実行する処理
- 7.3 ファイルオプションをセット
第9章 iPadでカルテを持ち出す
1 「カルテ管理」の概要
- 1.1 PC版の機能
- 1.2 iPad版の機能
2 テーブルを作成する
- 2.1 基本情報を管理するテーブル
- 2.2 診察内容を管理するテーブル
- 2.3 処方箋を管理するテーブル
- 2.4 検査データを管理するテーブル
- 2.5 画像データを管理するテーブル
- 2.6 書類を管理するテーブル
- 2.7 リレーションシップを設定する
3 カルテを登録する(PC)
- 3.1 患者さんの基本情報を編集する画面
- 3.2 カルテを編集する画面
- 3.3 新しいカルテを作成する
- 3.4 画像データを追加する
- 3.5 画像データを開く
- 3.6 書類を追加する
- 3.7 [患者情報]レイアウトにカルテの一覧を表示する
- 3.8 [カルテ]レイアウトにカルテの一覧を表示する
- 3.9 カルテを閉じる
- 3.10 カルテを削除する
- 3.11 患者さんのデータを削除する
4 その他の機能(PC)
- 4.1 同じ患者さんを重複して登録しないようにする
- 4.2 患者番号で検索する
- 4.3 フリガナで検索する
- 4.4 カルテを印刷する
- 4.5 登録と検索用のボタンを追加する
5 カルテを持ち歩く(iPad)
- 5.1 iPad用のレイアウト
- 5.2 iPad用のスクリプト
- 5.3 ボタンの動作
6 アプリケーション起動時に実行する処理
付録 FileMaker Goでサポートされていないスクリプトアクション
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