現場の即戦力シリーズはじめての熱制御
−自然エネルギー活用のための熱技術

[表紙]はじめての熱制御 −自然エネルギー活用のための熱技術

紙版発売

A5判/196ページ

定価2,838円(本体2,580円+税10%)

ISBN 978-4-7741-4829-8

ただいま弊社在庫はございません。

→学校・法人一括購入ご検討の皆様へ

書籍の概要

この本の概要

本書は熱制御の実例をやさしく解説した本です。空冷のファン,水冷のポンプ,省エネタイプのヒートポンプ,電気を使用した電子冷却のペルチェ素子,高温部の温度を低くするために使用される冷凍機,一時的に熱を蓄えるヒートシンク,ほかにも究極の省エネタイプのヒートパイプやループヒートパイプについても解説します。

こんな方におすすめ

  • ファン,ヒートポンプ,ヒートシンク,ヒートパイプなど空冷,水冷,省エネ系の熱制御に携わる技術者およびその方面を目指す学生など

この書籍に関連する記事があります!

熱を制するものは環境を制す
白熱電球がLED電球に変わり,熱として無駄に消費されるエネルギーが少なくなり消費電力が格段に減りました。

本書のサンプル

本書の一部ページを,PDFで確認することができます。

目次

1章 熱とはなにか

  • 1.1 熱力学の法則
  • 1.2 熱制御は必要なの
  • 1.3 次元と単位および国際単位系
  • 1.4 熱に関する無次元数

2章 熱の伝わり方

  • 2.1 熱伝導による熱移動
  • 2.2 熱伝達による熱移動
  • 2.3 熱輻射による熱移動
  • 2.4 相変化による熱移動

3章 熱の制御方法

  • 3.1 ファン,ブロワによる空冷
  • 3.2 ポンプによる水冷
  • 3.3 ヒートポンプによる加熱と冷却
  • 3.4 ペルチェ素子による冷却
  • 3.5 冷凍機による冷却
  • 3.6 蓄熱材による定温蓄熱
  • 3.7 ヒートパイプによる熱輸送
  • 3.8 ループヒートパイプによる熱輸送

4章 温度の求め方

  • 4.1 数値解析手法の概要
  • 4.2 有限差分法を用いた熱解析手法
  • 4.3 熱数学モデルの作成方法
  • 4.4 コンダクタの求め方

5章 熱設計方法の実際

  • 5.1 熱設計方法の手順
  • 5.2 人工衛星の熱設計方法

6章 地球環境と熱

  • 6.1 地球温暖化
  • 6.2 環境対応の熱
  • 6.3 これからの熱

著者プロフィール

田中清志(たなかきよし)

1977年早稲田大学理工学部機械工学科卒業。日本電気(株)宇宙開発事業部,宇宙航空研究開発機構を経て2005年(財)機械振興協会・技術研究所/技術主幹,現在に至る。宇宙飛翔体の熱制御,熱制御用ディバイス,および機械製品の安全・信頼性の研究に従事。博士(工学,早稲田大学)。