現場の統計学シリーズ品質管理のための統計学
--生きた実例で理解する--
2012年5月30日紙版発売
川野常夫 著
A5判/160ページ
定価2,398円(本体2,180円+税10%)
ISBN 978-4-7741-5115-1
書籍の概要
この本の概要
ものづくりに携わる人々にとって,製品の信頼性は大テーマです。誤差や不良品を生んでしまうような無理な設計をしない,工程の異常を発見するといった目的のために,ばらつきの指標や仮説検定などをどう使えばよいのでしょうか。現場のデータを実例に現場に直結する考え方を解説します。
こんな方におすすめ
- 品質管理に必要な統計学を学ぼうとする人
- 品質管理部門に所属する現場の人
目次
第1章 品質を管理する
- 1-1 品質とは何か
- 1-2 測定とデータ
- 1-3 正規分布を理解しよう
- 1-4 品質管理で何をするか
第2章 σ(シグマ)の大切さ
- 2-1 ばらつきの指標としてのσ
- 2-2 公差
- 2-3 シックス・シグマ
- 2-4 判定の基準
第3章 判定の根拠を示そう(仮説検定)
- 3-1 仮説検定の考え方
- 3-2 2つの母平均の差に関する検定
- 3-3 t検定
- (等分散を仮定した2標本による2つの母平均の差の検定)
- 3-4 t検定
- (分散が等しくないと仮定した2標本による2つの母平均の差の検定)
- 3-5 t検定
- (対応関係のある一対の標本による2つの母平均の差の検定)
- 3-6 F検定
- 3-7 分散分析(3つ以上の平均の差の検定)
第4章 製造工程の異常を発見(管理図)
- 4-1 工程管理と検査
- 4-2 管理図の種類
- 4-3 管理図の原理
- 4-4 管理図の作成方法
第5章 製造工程の能力を測る(工程能力)
- 5-1 工程能力の考え方
- 5-2 工程能力指数
- 5-3 工程能力の有無
第6章 データ間の関係を見る(相関と回帰)
- 6-1 散布図
- 6-2 散布図の落とし穴
- 6-3 相関係数の検定
- 6-4 回帰分析
第7章 不適合品(不良品)を見つける(抜き取り検査)
- 7-1 抜き取り検査の考え方
- 7-2 OC 曲線
- 7-3 サンプルサイズと合格判定基準の決め方
- 管理図の作成様式(例)
- 参考文献