tanQブックスシリーズ世界は複製でできている
――共通性から生まれる多様性

[表紙]世界は複製でできている――共通性から生まれる多様性

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電子版発売

四六判/208ページ

定価1,738円(本体1,580円+税10%)

ISBN 978-4-7741-5553-1

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この本の概要

いまや,世の中は「複製の時代」である。インターネットやデジタル機器の進歩と普及が,いまのこの時代を大きく動かしていることをみても,それは実感できるだろう。そもそも,地球上で複製を始めたのは生物である。ならば,その複製を中心に,生物の進化,社会の構造の謎に迫ってみてはどうだろうか。「複製」というキーワードでこの世界を見渡してみると,あらゆるところに共通性と多様性創出の同じ原則が働いていることがわかる。その原則をあぶり出すことで,世界の,そして人間のありようを捉えなおすことができるかもしれない。

こんな方におすすめ

  • DNA,iPS細胞など,生物学における複製に関心のある方
  • 社会における複製という現象,行為全般に関心のある方

著者プロフィール

武村政春(たけむらまさはる)

1969年三重県生まれ。名古屋大学大学院医学研究科博士課程修了。博士(医学)。名古屋大学助手,三重大学助手等を経て,現在東京理科大学大学院科学教育研究科准教授。専門は生物教育学,分子生物学,複製論。著書に,『DNAを操る分子たち』(技術評論社),『レプリカ』(工作舎),『たんぱく質入門』『新しいウイルス入門』(以上,講談社ブルーバックス),『おへそはなぜ一生消えないか』『脱DNA宣言』(以上,新潮新書),『DNAの複製と変容』(新思索社),『マンガでわかる生化学』(オーム社)など。