知りたい!サイエンスシリーズDNAを操る分子たち
―エピジェネティクスという不思議な世界

[表紙]DNAを操る分子たち ―エピジェネティクスという不思議な世界

紙版発売
電子版発売

四六判/224ページ

定価1,738円(本体1,580円+税10%)

ISBN 978-4-7741-4998-1

ただいま弊社在庫はございません。

電子版

→学校・法人一括購入ご検討の皆様へ

この本の概要

塩基配列の変化以外にDNAに何らかの変化をもたらすことで,遺伝子発現をコントロールするしくみ,そしてそれ自身が細胞から細胞へと代を通じて遺伝していくしくみ,それを(もしくはそのしくみを研究対象とする学問を)「エピジェネティクス」という。本書は「エピジェネティクス」というしくみを,分かりやすく説明し,DNAの配列だけでは語りきれない生命の不思議に導く。生物の世界にはセントラルドグマという考えがあるが,そこにはDNAがすべてを決定すると考えただけでは説明のつかないダイナミックなしくみが数多存在するのだ。

こんな方におすすめ

  • 遺伝子,DNAやRNAに興味のある人
  • 生物のふしぎに関心のある人

著者プロフィール

武村政春(たけむらまさはる)

1969年三重県生まれ。名古屋大学大学院医学研究科博士課程修了。博士(医学)。名古屋大学助手,三重大学助手等を経て,現在東京理科大学大学院科学教育研究科准教授。専門は生物教育学,分子生物学,複製論。著書に『DNAの複製と変容』(新思索社),『たんぱく質入門』『生命のセントラルドグマ』『DNA複製の謎に迫る』(以上,講談社ブルーバックス),『おへそはなぜ一生消えないか』『ろくろ首の首はなぜ伸びるのか』(以上,新潮新書),『マンガでわかる生化学』(オーム社)など。