知りたい!サイエンスシリーズDNAを操る分子たち
―エピジェネティクスという不思議な世界
―エピジェネティクスという不思議な世界
2012年2月17日紙版発売
2013年12月27日電子版発売
武村政春 著
四六判/224ページ
定価1,738円(本体1,580円+税10%)
ISBN 978-4-7741-4998-1
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書籍の概要
この本の概要
塩基配列の変化以外にDNAに何らかの変化をもたらすことで,遺伝子発現をコントロールするしくみ,そしてそれ自身が細胞から細胞へと代を通じて遺伝していくしくみ,それを(もしくはそのしくみを研究対象とする学問を)「エピジェネティクス」という。本書は「エピジェネティクス」というしくみを,分かりやすく説明し,DNAの配列だけでは語りきれない生命の不思議に導く。生物の世界にはセントラルドグマという考えがあるが,そこにはDNAがすべてを決定すると考えただけでは説明のつかないダイナミックなしくみが数多存在するのだ。
こんな方におすすめ
- 遺伝子,DNAやRNAに興味のある人
- 生物のふしぎに関心のある人
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