知りたい!サイエンスシリーズなにがスゴイか?万能細胞
―その技術で医療が変わる!―

[表紙]なにがスゴイか?万能細胞 ―その技術で医療が変わる!―

紙版発売

四六判/256ページ

定価1,738円(本体1,580円+税10%)

ISBN 978-4-7741-3514-4

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この本の概要

07年11月,京都大学の山中教授が初めて作り出したことで有名になった「万能細胞」。「フツーの細胞から体のどんな部分でも作り出せるようになった」として世界中で話題になったので,覚えている人も多いだろう。

世界中の研究者が追い求めてもなかなか実現しなかった万能細胞とはいったい何なのか? 韓国の黄教授が偽装したES細胞と何が違うのか? 万能細胞が作りだせるようになった秘密とは? この技術はどれほどの可能性を秘めているのか? 倫理的に問題はないのか? 一般の人々の生活に影響を与える日が来るのか?……。

そんな一般の人々が感じる疑問を,本書がスパッとわかりやすく解説! 日本が誇るノーベル賞クラスの発見を,ぜひ身近に感じてほしい。

こんな方におすすめ

  • 生物学に興味のある方
  • 最近話題の科学ニュースに敏感な方
  • 医療技術に興味のある方

著者プロフィール

中西貴之(なかにしたかゆき)

1965年,山口県下関市彦島生まれ。山口大学大学院応用微生物学修了。現在,総合化学メーカー宇部興産株式会社有機化学研究所で鋭意創薬研究中。趣味は中学時代に始めた写真。前著書で「腕が鈍って困っている」と書いた直後に写真雑誌の月例コンテストに入賞。これをもって最近の信念は「口に出せば願いはかなう」。地元下関の伝統芸能「平家踊り」では音頭取りを務める変わった研究者。著書に『最新科学おもしろ雑学帖』『人を助ける へんな細菌すごい細菌』(技術評論社)。日本質量分析学会,日本科学技術ジャーナリスト会議会員。