WEB+DB PRESS plusシリーズRuby徹底攻略
2014年6月12日紙版発売
2015年1月30日電子版発売
WEB+DB PRESS編集部 編
B5判/192ページ
定価2,178円(本体1,980円+税10%)
ISBN 978-4-7741-6534-9
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書籍の概要
この本の概要
WEB+DB PRESS plus 徹底攻略シリーズでは,Webアプリケーション開発のためのプログラミング技術情報誌『WEB+DB PRESS』の掲載記事をテーマ別に厳選し,再編集してお届けします。『Ruby徹底攻略』では,Rubyの導入や基本文法の解説から最新バージョン2.1の新機能,Ruby on Rails 4の機能解説やテスト,RubyGemsやRubyにおける自動化手法,Rack,Sinatra,mruby,RubyMotionなど,Rubyをさらに使いこなしたい人にとって有用でかつ最新のノウハウを一冊にギュッとまとめました。
巻頭企画
はじめてのRuby
Rubyの哲学,導入方法,オブジェクト指向
『達人プログラマー』の著書で知られるDave Thomas氏は,2005年に「今年は,Rubyの年になる」と予想しました。それから10年近くが経過した2014年においても,その勢いはとどまるところがありません。今こそ「楽しさ」(=ストレスのないプログラミング)をモットーに作られたプログラミング言語Rubyを使い始めるときです。本特集では,Rubyを使ったことがない人に向けて,初歩から順に解説していきます。
特集1
Ruby 2.1最深動向
主要コミッタが明かす新機能と高速化の舞台裏
2013年12月25日,Ruby 2.1がリリースされました。Ruby 2.1は,1.9や2.0.0との互換性が高く安心して導入できると同時に,多数の機能が追加され,処理性能も向上した,夢のようなリリースです。本特集ではこのRuby 2.1について,実際に開発を行った主要コミッタ陣が徹底解説していきます。Ruby作者のまつもとゆきひろさんによる特別寄稿も掲載しています。
特集2
詳解Rails 4
「史上最高」のバージョンを徹底紹介!
2013年6月,Ruby on Railsのバージョン4がリリースされました。約3年ぶりとなるメジャーバージョンアップです。作者のDHH(David Heinemeier Hansson)は,このバージョン4を「史上最高のRails」と自ら絶賛してやみません。そこで本特集では,今後のWeb開発の行方を占う,新APIからパフォーマンスの改善,セキュリティの強化,さまざまなGem,チュートリアルまで徹底的に詳解しながら,その奥に隠された狙いにも迫っていきます。
特集3
Rails 4テスト最前線
継続的なメンテナンスを可能にするツールと手法
Ruby on Rails 4の正式リリースから約1年が経ちました。Railsはテスティングツールにも先進的なものが多く,ユニットテスト(RSpec),エンドツーエンドテスト(Feature Specs,Capybara),テストデータのセットアップ(factory_girl),スタブ/モック(RR)など,実にさまざまなものがあります。本特集では,シンプルでわかりやすくメンテナンスしやすいクリーンなコードをアジャイルに開発するために,Rails 4時代のテスティングツールとテスト手法を基礎から解説していきます。
特集4
Rubyのエコシステムを支える
パッケージマネージャ
RubyGemsはRubyのパッケージマネージャで,RubyのさまざまなライブラリをWeb経由でインストールできます。Ruby 1.9からは標準で添付されるようになり,Rubyを使っている人にとっておなじみのツールになっています。本特集では第1章でRubyGemsの作り方や公開方法,またその際に必要なドキュメントの書き方について解説します。第2章ではRubyGemsのデータを解析して現在どのようなツールがよく使われ,注目されているのかを明らかにし,RubyGemsを通してRubyの世界を見ていくことにします。
こんな方におすすめ
- Rubyの学習を本格的に始めたい人
- Rubyの最新動向を押さえたい人
- 開発現場でRuby on Railsを使いこなしたい人
- Rubyで開発する際に便利なツールを知りたい人
目次
巻頭企画
はじめてのRuby
Rubyの哲学,導入方法,オブジェクト指向
- 第1章:Rubyはじめの一歩
ストレスフリーのプログラミング - 第2章:Rubyのオブジェクト指向
メソッド,クラス,名前空間とモジュール - 第3章:Rubyの便利な機能
コレクション,ブロック,メタプログラミング
特集1
Ruby 2.1最深動向
主要コミッタが明かす新機能と高速化の舞台裏
- 第1章:Ruby 2.1とは何か
主な変更点,保守ポリシー,バージョン表記の変更 - 第2章:文法の改善
なぜ必要だったのか,どのような議論を経たのか - 第3章:数の改善
新しい数値リテラル,大きな数,正確な数 - 第4章:ガベージコレクションの改善
Ruby向けに改良した世代別GCの導入 - 第5章:速度の改善
RailsアプリケーションはRuby 2.1でどのくらい速くなるのか - 特別寄稿:Rubyの「これまで」と「これから」
特集2
詳解Rails 4
「史上最高」のバージョンを徹底紹介!
- 第1章:第1章 Rails 4とは何か
どこから来てどこへ行くのか? - 第2章:さらに洗練されたRails 4
「史上最高のRails」たらしめる数々の改善 - 第3章:実行も開発も高速なRails 4
Asset Pipeline,Turbolinks,ActionController::Live - 第4章:鉄壁のセキュリティを支えるしくみ
新機能StrongParametersでアプリケーションを守る - 第5章:Rails 4時代を彩るGem
今と未来を担う7つの宝石 - 第6章:Rails 4実践チュートリアル
Railsプログラミングの達人への第一歩
特集3
Rails 4テスト最前線
継続的なメンテナンスを可能にするツールと手法
- 第1章:Railsテスト環境の現在
日進月歩のツールからどれを選ぶか - 第2章:RSpecによるユニットテスト[基本編]
モデル,コントローラ,ビュー,ヘルパーごとのテスト - 第3章:RSpecによるユニットテスト[クリーンコード編]
factory_girlでテストデータ,RRでスタブ/モック - 第4章:Feature Specsによるエンドツーエンドテスト
画面のテストはCapybaraにおまかせ - 第5章:テストを支えるツール群
CI,自動実行,並列実行,ロード時間短縮,コードメトリクス
特集4
速習RubyGems
Rubyのエコシステムを支えるパッケージマネージャ
- 第1章:RubyGemsとの上手な付き合い方
gemの作り方と公開手順,ツールとの連携 - 第2章:データで見るRubyGemsの世界
増え続けるgemの現状と,それを支える人々と環境
一般記事
- Rubyのための自動化
Rakeでコマンド実行,Capistranoでデプロイ - Sinatraによる簡単アプリケーション開発
限りなくシンプルなフレームワーク - Rack入門
サーバとフレームワークをつなぐインタフェース - Webエンジニアのためのmruby入門
次世代の「組込み」Ruby - RubyMotion入門
RubyでネイティブiOSアプリ!
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